2009年10月15日
上喜元 生酛純米 美郷錦
年間1,000石の清酒を生産する東北を代表する名蔵とも謳われる
戦後間もない昭和21年 酒田市にある5つの蔵元が合併し
“酒田酒造として発足したのが始まりだ
(「男山」「養老」「藤屋」「千里井(ちさとい)」「玉の川」の5蔵)
清酒界で最高の権威と云われる「全国新酒鑑評会」(国税局主催)で
5年連続金賞受賞という偉業を達成している。 日本には現在2千余程の
酒蔵があるとされているが、近年20年をみても15回金賞を受賞した
酒蔵は全国でこの酒田酒造の“上喜元”1箇所だ
これはとても大変なことであり 同時に品質の高いお酒を安定して造り
だせるという裏付けを持つ確かな技術の証明と実績を持つ。
“量よりも質”を重視する蔵で全生産量の8割が“特定名称酒”
(本醸造以上)として全国に出荷されている、 また八幡町の良質な水を
活かした生酛つくりへの拘りにも定評がある。
大吟醸酒がJALファーストクラスに採用された事で認知度が高まった
社長と杜氏を兼任する佐藤正一氏は東京農大醸造科卒で庄内の名杜氏
と言われ、現在の上喜元の吟醸造りは佐藤氏と蔵人の巧みな
チームワークで生み出されていると言っても過言ではないだろう
今回紹介する銘柄は
特別純米 「上喜元 美郷錦 生酛つくり 冷やおろし」
精米歩合60% 日本酒度+4.0 酸度1.5 Alc15.0^16.0 山形酵母使用
「美郷錦」は 山田錦と美山錦を掛け合わせた新種米で12BYより秋田県で
酒造好適米に認定された。高いポテンシャルを備える反面、倒伏しやすい
ため 農家にとっては非常に栽培が難しく、また収穫量もあまり多くない為
契約栽培で限定された酒造にしか出荷していない現状だ
香りはいたって穏やかで鼻に抜ける折 心地良い爽快感を感じる
飲み口は軽快ながらもフルーティーでは無い やや透明感有る印象か
酸味のバランスも程よく絡み後にじんわり残る甘味が何とも言えない
燗にして少し印象が変わる 甘さは思ったより膨らみに欠けるも、細くも
しっかりとした旨味が口全体に広がる 魚介と相性の良い味わいだ
この酒米の特徴をいまいち把握出来ていないのだが 美山錦の特徴でもある
“透明感ある味わい”がここにもしっかり感じられる 料理屋にとっては是非
ラインナップに加えて遜色の無い銘柄だと思う
山形県酒田市 酒田酒造(株)
参照HP http://www.tutitatu.com/sake/jyoukigen.html
投稿者 wasabi-ya : 15:48 | コメント (0)
2008年12月04日
喜久水 ひやおろし 本格的な年末シーズンへ
12月へ突入しましたが まだ紹介しきれていない
「ひやおろし」 まあ味のりが良い という事で
秋田県 喜久水酒造 「ひやおろし」
参照http://www.chuokai-akita.or.jp/osake/kikusui/
長野県産 美山錦 精米歩合68% 日本酒度+6.0
アルコール度数15.8度
少量ながらアルコールを添加しており「本醸造」
しかしながらアル添らしからぬ米の甘味、ふくらみを
感じ 当然ながら燗映えする という理由が
今回ご紹介させて頂いた理由です
ブラインドで利いて「まさに食中酒をイメージしてるな」と
感じるすっきりしながらも芳醇な味わい
アル添する必要性があったのか?詳細は判らないですが
コストパフォーマンスも高く 多様なお客様におすすめ
出来る という点では飲食店向きでは無いでしょうか?
「純米論争」「アル添論争」等 有識者とのディスカッション
に参加させて貰う中 難しい話は抜きで簡単に美味しい
お酒を飲めれば…というのも私の本音です
この喜久水さん ひさしぶりに頂いてみましたが
変わらず安心できる味わいでした。
またひとつ「アル添」にたいする認識も変わった様な…
さあ いよいよ本格的に「年末シーズン」が!
今年はどんなドラマが…(笑)
投稿者 wasabi-ya : 16:34 | コメント (2)
2008年11月05日
黒龍 純米吟醸 三十八号
久しぶりにゆっくり睡眠がとれました(笑)
頭がすっきりしたと同時に体調も…すっかり (^-^;)
この週末 体調があまり優れてない と自分なりに感じて
いたので(単に敏感過ぎだけ?)紹介を控えていましたが
かなりレポートがたまっており(笑)
以前にも予告した ひやおろしの紹介を
福井県 黒龍酒造「純吟三十八号」
山田錦100% 精米歩合50% アルコール 17.0度
日本酒度+3.0 酸度1.4
蔵元HP http://www.kokuryu.co.jp/
表記されていませんが工程から「ひやおろし」に該当します
春にも三十八号が出荷されますが それは“新酒”
ひと夏 寝かせ熟成加減を見て秋に出荷するのがこちら。
杜氏が畑山氏に代わってから「純米原酒」を生詰、生貯蔵し
「酒門の会」認定の酒販店で限定販売されています
一般では売ってくれないんですね~ ふーん(笑)
裏ラベルを見ると“38番目の醪(もろみ)が搾られる時、酒蔵
は最盛期を迎えます~”と書かれていますが 殆どの酒屋、
居酒屋がそのまま文章を引用していますね(笑)
三十八号 というのは貯蔵タンクの呼称です 蔵元さんが
原料、麹、工程、貯蔵期間等をタンク毎に区別管理するのは
どこでも見受けられますね。
さて 肝心の味について 私見ではありますが…
数年 春の新酒~秋の冷やおろし と飲み比べ続けてきました
去年の秋に出荷された三十八号は格別 素晴らしかった!
黒龍酒造の各銘柄は全体的に適度な酸味を醸している事で
飲みやすい輪郭が特徴ですが燗にするとぼやけてしまい
甘味も曖昧な感じ という事で敢えて私は避けていますが(汗
毎年 この三十八号だけは春 秋共に購入させて貰っています
今年 春に出荷分の三十八号を頂いた時 「荒いな…」と言う
のが率直な感想でした。開栓直後、また1週間後に少しだけ
円やかさは感じ取れましたが。 秋の出荷分を期待して…
で 今日で秋分を開栓して(多分)10日目位です
開栓仕立ては例年に無く 全体的に酸味感が若干押し気味で
後口はまた甘目…「うーん…」と少し空気に馴染ませてみた所
多少ではありますが円やかさが!!
私がこの「純吟三十八号」を好きになった幾つかの特徴として
・薫り控え目(あまりに先立つと味覚を阻害される場合が)
吟醸香を好まない観念も千先足していますが
・米の旨味を美味く表現(多分 東条町産の山田かな?
この透明感ある柔らかい甘味は…)
・酒造は「冷や」「ロック」を推奨していますが何の!
ぬる燗でしっかり映えます(笑)勿体無い説明は不要!と
今度 言っておこう! 本当に勿体無い…
速醸仕込みが多い この現世でこれだけしっかりした 且つ
くどくない美味さ(良く言われる“透明感”という表現法)を体現
してくれています 失礼ながら“黒龍”らしからぬ酒
で 何時も「何で 春分を取っておかなかったのか」
と後悔するのも例年のくせになっています(笑)
話はそれますが 北陸在住の酒の友が「美味い!」と言うので
「冷やおろし 本醸造」も購入して 頂いてみました。
紹介は本来 そちらが先になるはずだったのですが
手元の整理が全然 出来ていない…(T_T)
当店は清酒に関してはメニューを見ない人が八割なので(笑)
おすすめした時はその人の食事具合を見計らって
提供したいと思っています。最初に来るか 最後の方か…
まあ そんな拘りは所詮 趣向品の前では小さいものなので
ご来店の際 遠慮なく注文して下さいませ!
投稿者 wasabi-ya : 18:54 | コメント (0)
2008年10月13日
花垣 純米「米しずく」
週末…国産の伊勢海老と格闘し手が傷だらけ
しかも味噌汁を不覚にも足に溢しヤケドを(T_T)
本日も朝から運転手で酒屋参りの為 足が筋肉痛に
何かと満身創痍な私をお許し下さい(笑)
三笠フーズ事件…爪痕がまだキツイ様です。
酒販店、蔵元 そして私達がもっと連携し合って
この状況を打破しないと。と話も色々しました
改めてメディア風潮の怖さを認識しました
落ち着いたら広陵に線香をあげに行ってきます。
福井県 南部酒造場 「花垣」
五百万石20% 日本晴80% 日本酒度+3.0
酸度1.6 アルコール度数15.5
酒造HP http://www.hanagaki.co.jp/index.html
日本百名水「越前大野伏流水」を使用、低温貯蔵、
熟成されたいわゆる(ひやおろし)です
生詰されているあたり 蔵元の自信作でしょうか
福井と言えば清酒「黒龍」が有名ですが
自家酵母の織り成す柔らかい酸味の心地よさが
印象的で私の中では福井と言えば花垣のイメージが
原料に使用されている日本晴ですが、コシヒカリが
誕生するまでは国内で最も多く生産され食されてきた
品種。寿司屋の方はピンときたと思いますが粘りが
弱く程よい硬さがシャリ向きで有名です
香りは至って控え目ですが 口に含んだ瞬間
リンゴを彷彿させるようなまろやかで心地よい酸味
で余韻はすっと短く切れ爽やかさも兼ね備えています
生詰の性質ゆえか 冷やで楽しむのが一番なのかな…
自分がお勧めするなら“セカンド”ですね。
「さあ これからゆっくり食事をたのしむぞ!」という
そんな気持ちにさせてくれる ひやおろしです
開栓直後 で開封して10日 と飲み比べてみましたが
出来が秀逸なのかヒネ香は殆ど感じず。
北陸のお酒ですが 珍味と取り合わす、というより
淡白な白身魚の焼物やかと言ってサンマなどの
背青魚とも合いそうなキレの良さを感じます
日本晴で仕込むとこういう酒質になるのでしょうか?
程よい熟成感も楽しめます!
ひやおろしも各蔵元さんの趣向が垣間見れ 結構
年を追う毎に楽しみも倍増しますね。
久しぶりにHPを閲覧していましたが 中々の拘り
これをアテにしながらちびちびやってます(笑)
さてさて 通常なら祭日は営業ですが 明日は
定休日に準えてお休みを頂きます。
疲れをしっかりとって…
今月もまた 全国から新たな出会いが!
新たなその機会に緊張と嬉しさの連続です。
既に仕込みに入られている蔵元さん方 これから
始まる蔵元さん お体に御自愛されて また来年
美味しいお酒を飲む楽しみを♪

投稿者 wasabi-ya : 02:11 | コメント (2)
2008年10月11日
上喜元 純吟 雄山錦
2日程 忙しさにかまけ ブログを放置してしまい…
ありがたい事ですが 腰の調子が(汗
まだ 紹介しきれていない「ひやおろし」から
山形県 酒田酒造 「上喜元 雄山錦」
純米吟醸 雄山錦55% 日本酒度+4.0
酸度1.6 アルコール16.5度
参照HP
http://www.tutitatu.com/sake/jyoukigen.html
父の里家が山形鶴岡 というご縁もあり
かなり以前からこの蔵元さんのお酒は購入して
いました。実に様々な酒米から色々なタイプの
酒を醸す酒造さんで どれもコストパフォーマンスは
中々のものです。今では知名度も大分ありますけど
酒米「雄山錦」は富山農業技術センターで開発された
品種で これを用い醸した酒は味にふくらみのある
まろやかな酒質になる事で知られています
芳醇で旨口…でもありますが薫りはやや控え目
米の甘味を感じながらも余韻もやや短い
辛口タイプでもあるかな?と
疲れが出ていたので 燗はひかえておきました(笑)
ただ 生で飲んだ感じ、燗向きの酒だとはっきり
分りました。全体的にスキッとした印象が好みの
方にはお勧めです。
出羽燦々、美山錦、山田錦、雄町、亀の尾、八反錦
「上喜元シリーズ」は沢山飲んできましたが、
食中酒 で考えると この雄山錦は一番向いている
かも。輪郭がはっきりしていながら主張控え目、と
いう酒質は一般受けするだろうな…と思います
限定生産で15石分(約1,500本)との事でした
全然知らなかった…(^-^;ゞ
疲れがしっかり取れたら また再度味わってみたいと
思います。やはり健全体でないと…
投稿者 wasabi-ya : 15:11 | コメント (2)
2008年10月02日
侍士の門 純米
3日間 皆様 ありがとうございました!
雨が続く中…沢山の方にお越し頂き 本当恐縮です
しかし…「焼酎半額」なのに清酒が沢山注文あったり
今日も…「清酒半額」なのに○○庵を1升瓶近く
グラスで飲まれた方もおられたり(笑)
当店では1升瓶キープもしています。グラスよりずっと
お得ですよー! と今更ですが(^-^;)
「瀬戸内 根つきのサバ」も大好評で…
何十本 寿司で出したか? あと市場次第です
こういう見て分る食材 の凄さを改めて認識しました
また 勉強してお客様にこういうメニューが提供出来る様
頑張りたく思います!
本日 立ち寄りがてら話をしに行った酒屋さんで
勧められ 試飲して思わず購入した清酒です
福岡県 若波酒造 「侍士の門」
掛米 白玉米100% 麹米 山田錦100%
精米60% 日本酒度14.0 アルコール14~15
写真で見る通り 「侍士の門 新聞」で包装されて
お洒落な感じです
“復活米 白玉米が繋ぐ鹿児島と福岡の縁”
蔵元HP http://www.wakanami.jp/
侍士の会が以前大久保酒造さんから発信し
一世を風靡した芋焼酎「侍士の門」とラベルは一緒
この清酒が出た事は知っていましたが 特に
興味はありませんでした(笑)ただ 試飲する機会が
あったので「それじゃ」と思い 飲んでみると…
第一感想が 「あ 九州の清酒じゃない!」と
先入観無く見ると きめ細やかな するするっと
入ってくる女性の様な優しさが…
酸度を殆ど感じず 一般受けしそうな味
想像で「燗にしても いけるかな…?」
焼酎「侍士の門」でも謳っていましたが 幻の酒米
(白玉米)のみを使用して醸された様です
醸造アルコールを一切 添加していない と記載
されていたので いわゆる(純米酒)ですね
最初から「純米」と謳えば良いのに…(笑)
焼酎 清酒を両方たしなまれる酒好きな方に
おすすめしてみようかな~と♪
投稿者 wasabi-ya : 23:47 | コメント (8)
2008年10月01日
法律的に見たネット上の誹謗中傷について
昨日は雨の中 沢山の方にご来店頂きました!
本当に恐縮です。 またお断りした方々 本当に
申し訳ありません。
好評につき また近日再イベントさせて頂きます♪
本日は10月1日 「日本酒の日です」
当店では 清酒全品を半額!(1合売り)で
ご提供致します。またご来店 お待ちしています
で 限定数で入荷の「瀬戸内 根付きのサバ」も
大好評!清酒との取り合わせは絶品ですね!
超 肉厚です♪
限定数ですので 売切れの際はご了承下さい
尚 店内での召し上がりのみの販売です
お持ち帰りはしていません。
昨日と本日 某居酒屋を経営している知人と
法律事務所へ連れ添って行ってきました。
知人は昔 付き合いのあった客からネット上で
誹謗中傷を繰り返され 心身共に疲労状態との事
言われてみれば 最近ネットでやたら誰かを批判する
顔見せで話の出来ない 困った人達が多いですね(笑)
しかし 知人にとっては笑い話どころではないので…
しかも 従業員が以前 ストーカー行為もどきにも
あったらしく (@_@)
・匿名誹謗中傷者からの侮辱罪での立件
・ストーカー行為(通信媒体)での立件
・それらに伴う「営業妨害」での立件
この3件が民事で立証可能か否か?を法家の先生に
証拠書類を持参し 相談に乗って貰っている所です
私は詳細を知らないのですが 中傷の内容にもし
個人情報が記載されていた、としたら刑事訴訟も
可能、と話されていました。
立件はどうやら可能らしいですが、その「加害者」の
住所の管轄する裁判所にて手続きを行なう必要が
あるとか…商売をしている立場としては大変ですね。
先生は その知人が管理者をしているBBSなら
出来る限り 削除、示談で済ませた方が良いのでは?と
言われていましたが、mixiや2ちゃんねるなどの
匿名掲示板の様なBBSではIDからの特定は容易と
しても調書や法定書の作成に時間がかかるらしく…
また被害者自身も裁判所でその立件を立証する為の
論拠を文章以外に口頭で説明しなくてはならない、と
手間がかかる大変さを親切に説明されていました
帰り際 知人に「色々 大変やね…」と言いながら
「やっぱ ほっとくわけにはいかんの?」と聞くと
「商売もあるしな… どうしようか もう少し考えるわ」
と言って私も仕込みの時間が差し迫っていたので
お茶もせず 別れて帰ってきました。
ネット社会 と言われる今の時代
そういう副産物もあって 皆大変だな~と
自分の子供の世代になったら 一体どうなるのやら?
何か 不安になってしまいました。
私自身も実家、故郷の件で相談に乗ってもらいたい
ところなのですが…(汗
投稿者 wasabi-ya : 02:22 | コメント (2)
2008年09月24日
天寶一 秋あがり冷詰
先日 事情があって福山に帰郷していました
帰りの待ち時間が少し出来たので…昔から
お世話になっている酒屋さんに顔を出し
久しぶりに購入した蔵元の酒です
広島県 天寶一酒造「五百萬石 純米」
精米歩合60 日本酒度+10.0 酸度2.0 協会9号酵母
蔵元HP http://www.tenpo1.co.jp/
いわゆる「少し早い冷やおろし」です(笑)
福井産の五百万石(酒米)で醸したとか…
五百万石は珍しいな? とそれより
この蔵の酒を見るのは半年ぶりでしたが
開栓して1週間 立ちましたので再度 味見を…
五百万石 特有の端麗な舌触り キメ細やかな
後口…発表数値より ボディが少し細いかな?
手で温めて常温で舐めてみると 隠れていた
仄かな米の甘味を余韻で感じる事が出来ました
私 個人の印象では「天寶一」はどの銘柄でも
特有のスキッとした切れ口が信条の それでいて
「辛口」とは言わないまでもぺしゃっとしていない
後口が記憶に深いのですが、この秋あがりは
今までのイメージとは違い 全体的に柔らかく
女性的な部分が前に出てきています
薫りも瓜系のまろやかな甘味を微妙に醸して
頭の中でふと思ったのが焼き魚と併せたら
いいのかな~?と(笑)
塩を舐めながら楽しめそうな銘柄です
蔵元所在の神辺町は私の実家から北の方角に
あり 昔は「広島県神辺町」でしたが大合併に
より「福山市神辺町」に表記が変更されていました
故郷 広島には「竹鶴」「雨後の月」「亀齢」…等
好きな酒が多い豊穣の地ですがこの「天寶一」も
負けず劣らず 応援している銘柄です
大阪では結構 見かけないかも?
当店に来られた際 記憶にあれば是非お声掛け下さい。
他にも数種 取り揃えています
※昨日の写真を見て「もう入荷したの?」と何名様から
問い合わせを頂きましたが 去年の丁度 今頃の
新酒の思い出として記載させて頂きました。(^-^;ゞ
何時 入荷かは…入り次第 店頭にて販売します!
投稿者 wasabi-ya : 01:16 | コメント (0)
2008年09月15日
願わくば
本日 前もっての約束で高槻の酒屋さんへ
先日 蔵元交流会のお礼と話を兼ねて…
一般の方と出くわさない様に早い時間を
指定してお伺いしました。
御大とも久しぶりにお会いしましたが 心なしか
少しお痩せになっていた様な
「新しいのれん」の話も持っていたのですが
その話はまた次回にし 近況の話をしました
まあ 焼酎業界は何かと大変な状況ですが
自分に出来る事は限られているわけで…
酒造界ばかりバッシングを喰らっている現状ですが
私が最も恐れているのは寧ろ別の事
職業柄 関西の同業者との繋がりの中で
衝撃的な事項がいくつも浮かび上がってきました
それが 知人のい勤め先や関係者になると
心中 穏やかではありません
願わくば 事件の速やかな解決と私達 消費者への
政府の対応をきちんとして貰えればと!
自分の生まれた国 日本でこの様な事件が
立て続けに起る事は悲しい限りですが
これを教訓に未来へ警鐘し 良き国作りの
足掛りになれば と期待しています
暗い話なのも 何なんで…
清酒 焼酎共に 新酒も入荷致しました
その中の一本ですが
石川県 御祖(みおや)酒造 「遊穂 山おろし純米」
最近 復活した色んな蔵元さんに見られる「山廃」ですが
この「山おろし」は 生酛造りにおいて蒸し米が水分を
吸って膨らみ、盛り上がった状態を「山があがる」と言い
これをすりおろす作業“山おろし”により有能な乳酸菌や
バクテリアの影響を受け易くし 生酛特有の酸味やこく、
風味をより活かす工程を指しています
敢えて(当然試飲して)料理にぶつけてみようと…
焼酎は… ? ?(笑)
投稿者 wasabi-ya : 15:54 | コメント (2)
2008年08月31日
癒し
昨日(土曜日)は大阪は夕方100%雨 という予報も
あってか?木、金に比べゆっくりとしたスタートでした
とはいえ営業開始前から2組来られましたが(^-^;)
朝 メールで「8時半に1人だけどゆきます」とMさんから
連絡があり珍しいな? と思っていると全く別口で
S姉さんがこれも珍しく1人で?! あれ?数日前にも
来られたばかりなのに… 先日約束の品物をわざわざ
持って来て頂いたのです!
で車なのでお酒を飲むわけにもいかず食事のみで。
さぞかし 辛かった事だろうと察します(笑)
Mさんの話をしたら「じゃ 私待ってる♪」と…そこから
かれこれ1時間半でしょうか?話をしていると定刻に
Mさんが来店! 本日休みでライブを観戦され
当店の(炙りさんま造り)を噂で聞き 食べたいが為に
来店されたとの事でした (^-^;ゞ
暫くしてS姉さんは帰られ そこからMさんとカウンター
越しに色々とお話を…私の印象では 常に寡黙で
厳しい印象を持っておられるMさんが とても優しくそして
私のお酒に対しての考えを深く尋ねられるMさんに
恐縮ながらも 不思議に癒されてしまいました。
結局 あれこれご飲食して頂き さっと帰宅され…
その時間帯 お客様は満席状態だったのですが 仕事
はこなしながらもMさんの話に精神を集中して
今度 つれて行きたいという店に御一緒する約束まで
して頂けて(汗 何故私のようなものにそこまで?と
S姉さんの珍しい1人来店の事も含めて仕事後
今日のMさんとのふりかえりを色々考えていると…
自分に対して気遣い頂いた事が嬉しくもあり
また 大変申し訳なくも感じ…
近場でふらっと寄れる場所ならともかく おふた方とも
奈良付近という遠距離から片道 車なら1時間 と
いう所をわざわざ来て貰った事が嬉しかったです。
先日 私は商売人として言ってはいけない失態を
この場所で犯してしまいました。未熟さゆえですが
昔 ある方が「お客に芸をさせる商売人はアカン!」
と言われていた事を思い出し 深く反省しました
人に癒しと喜びを与えてなんぼの世界なのに…
お客様から代金を頂戴するに値しない と
自分にダメだしばかりせず 今日のおふた方に
感謝して 心機一転 前進します!
S姉さん Mさん ありがとうございました!
危うく 方向性を見失うところでした。
本日 私の振り返りです。
で 話が酒の事になりますが(笑)
春に仕込んだ清酒を火入れし 蔵で熟成させ
ひと夏を越し 涼しくなる頃 ちょうど蔵内と外気の温度
が一緒位になった時 その熟成した酒が出荷される…
これが一般に「ひやおろし」又「秋あがり」と言います
昔はどこの酒屋さんも10月初旬(協定はしていませんが)
から揃ってひやおろしを販売していた様な記憶があります
確かに その頃にもなれば気温も涼しくなりますからね。
ところがここ数年前から
商売上の関係か まだ30度を下らないこの8月下旬から
「ひやおろし」を販売している酒屋をよく見かけます
まあ 時代の移り変わりなのでしょうが 私見として
気温もそうですが 旬の食材が充分 秋色になってから
それに照準をあわせて「ひやおろし」を提供出来れば…
と考えています
代々 受け継がれてきた蔵元さんの理念に失礼ですから
料理人としても併せ方は考えどころです。
9月も2回 「ひやおろしの研修」と題して試飲会へ参加
します。去年以上に良き収穫があれば…
何時もお世話になる清酒好きの方々に自分が出来る事
お客様に喜ばれる商売を心がけて頑張ります!
「くどき上手 雄町44 ひやおろし」
「雨後の月 純米吟醸 ひやおろし」
今年はどんな品揃えになるのかな♪
投稿者 wasabi-ya : 06:23 | コメント (6)
2008年08月30日
本音 料理人の視点で
昨日はいらぬ文章でお気遣いさせた方々に
お詫びと感謝の気持ちで… 私もまた人
愚痴の愚考をお許し下さい
このブログのコンセプトは「酒」が主題ですが
私自身 料理に携わる仕事に従事していますので
あくまで主観は「料理にあう酒」、「料理が引き立つ
酒の提供方法」です
大げさですが 日本という国に生を授かり 縁あって
その国の料理法を修行し 体得させて貰ったので
取り合わす酒(神酒)も日本の酒…いわゆる日本酒
(清酒、焼酎、果実酒 他)が一番合うだろうと
いうのが 素人ながら 経験からの答えです
和食の見識ではその観点から「清酒」がベストな
取り合わせ と考えられていますが 少なくも私は
それだけだ とは考えていません。
で…試行錯誤し「前割り」の世界に辿り着いたわけです
“辿り着いた”という表現も何ですが(笑)
私自身20代半ばまでお酒を一滴も飲めない“下戸”
でした(笑) そんな私が毎日 晩酌もし また自分が
好きで応援する銘柄も考えるように至った経緯は
義務から始まった性分ゆえ でしょうか
最初はミーハーな考えで ただ只管本を読み漁り
情報を得る事に歓びを感じ お客様との会話も
誰かの表現を真似したかっこだけのものでしたが
時間が経ち 様々な方々、銘柄との出会いで
考えがどんどん変わってゆき…
今では「何をえらそうに」他人様とお酒の話をしている
反面 時々 その時の記憶が頭をよぎります
長年 色々なお店で食事し 自身の中での欲求が
自分の店を持たせて頂いた原動力になっているのかも
この約四半世紀 お酒の世界だけでも様々な移り変わり
様々なブームが来ては去り また新たに…
一連のブームは大きく「国」絡みで画策した という説も
昔からありますが それでも結構。
私は自分が感じたものを素直に受け止めてまたそれを
練成して商売に活かせれば…と考えています。
今回は何故か「哲学的」な文章だなあ(笑)
ここの蔵元さんはこの銘柄を年1回だけ購入します
福井県 黒龍酒造 「冷やおろし 38号タンク純米吟醸」
投稿者 wasabi-ya : 02:38 | コメント (4)
2008年08月28日
継続する事の大切さ
このブログを拝見されている方が自分が思っている
より多く 来店されて声を掛けて頂くお客様が増えて
きている事が大変嬉しくもあり
「最近 ブログ休んでますよね?」と
言われはっとする自分も多々あります。
最初の半年は毎日書かさずUPしていました。
仕事が忙しかったり 気分がのらなかったり という
(言い訳ですが)だんだん疎かになって…
楽しみにしている方々に本当 失礼だと思います
心機一転してまたここに活力を注ぎたいと思います!
先日 火曜日ですが予約で満員!この厳しいご時世
の中で大変有難い中 男性5名様が来店されました
初めて という事でしたが…
上記の通り このブログを欠かさず見ておられるらしく
焼酎談義に大変 花が咲いて(#^_^#)
忙しく中々お話が出来ませんでしたが 自分なりに
お勧めしたい銘柄があったのに…(涙
それなりに楽しんで頂けた様でしたので一安心です
またのご来店 お待ちしています!
お名前聞きそびれてしまいました…
このブログをご覧になっていたら 連絡下さいませ。
お盆が明けて… オリンピック等のイベントも終わった
せいか 平日でもバタバタする日が多いのが
不思議な感じです。
ちなみに 私自身は変わりなく仕事していたせいで
新聞などのメディアからでしか情報を得られず(笑)
皆様の会話についていけてないという(^-^;ゞ
日本の選手の皆様ご苦労様でした。
メニューも少しずつですが秋色に代わり
「ひやおろし」の季節がすぐそこまで…
私の考えでは 9月中期からの時期 清酒が
一番美味しく感じる季節でもあるせいか
ついつい色々な銘柄に目がいってしまいます
今年も去年同様 「試飲会」に出席して
またより良いお酒をお客様に提供出来る様
発見と研鑽を重ねてゆきたいと思っています
時間の経つのは本当にあっと言う間ですね~♪
投稿者 wasabi-ya : 02:09 | コメント (4)
2007年09月10日
去年も好評でした 【開運 純米ひやおろし】
季節柄 引き続き ひやおろしの紹介です
去年も大好評で(大変飲み易かった と)今年も使おうと
決めていた銘柄です
静岡 土井酒造場 「開運 純米ひやおろし」
ご存知のかたも多いと存じます
どこのHP見ても評価が高いですね (^o^)丿
何年か前に酒屋で見た時「縁起良さそうな酒だなあ」と
試飲させて貰い それからのお付合いです
静岡も酒処ですが(代表的な酒造さんなんですよ)と
毎年行われる「新酒鑑評会」金賞受賞の常連蔵です
能登杜氏四天王のひとり 波瀬正吉氏が醸しています
山田錦100% 精米歩合55% ほぼ純米吟醸のスペックですね
表示は日本酒度+4 酸度+1.5ですが
開栓してすぐ試飲した所 驚くほど薫り、味がすっきり透明感です
ワイングラスでテイストすると薫りは(ふわっ)と立ち上がりますが
酸味を全く感じない程するっと喉を通っていきます
甘ったるさが無く 酸味も柔らかく 冷やでは最高の食中酒かと
ぬる燗位なら 米の甘味も厭らしく無く楽しめます。
価格も税込みで2,400円弱でコストパフォーマンスも高い
飲食店にも評判の良い純米酒です
大分涼しくなってきました…
投稿者 たけ : 16:28 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月09日
ひやおろし第2弾!!「くどき上手」純米大吟醸
「ひやおろし」の簡単な説明は前にもさせて頂きました が、
何処かの情報では数団体(勿論 日本酒関係の)が
本日を「ひやおろしの解禁日」に指定したとか??
まあ 諸事情もおありでしょうが 何か無理っぽい…
要は 美味しいお酒が飲めたら良いのでしょうが
既に 数銘柄を購入していますが、面白い酒を手にしたので
ご紹介しておきます
山形県 亀の井酒造 「くどき上手」純米大吟醸
私の田舎は広島県の福山ですが(「天寶一」参照)
父方の生まれ故郷は山形県鶴岡市、
ここの蔵元さんのすぐ傍だそうです (聞いてビックリ!!)
同じ県内の高木酒造さんも多くの酒米で仕込んだ
酒を出荷されていますが、亀の井酒造さんも同様
味比べ ってところですかね?
酒米も…
(山田錦 羽州誉 酒未来 出羽燦々 美山錦 亀の尾
雄町 紫小町 愛山 八反錦…どんだけあんねん!!)
うだうだ言うのはやめて、紹介した「くどき上手」は
岡山県産の雄町を用い 44%まで精米した“生詰酒”
いわゆる ひやおろしです
酒販店、飲食店への配慮でラベルは地味ですが
純米大吟醸で1升瓶3,500円(だったか?)は秀逸。
コストパフォーマンスの高い銘柄ですね
購入した時からどんな味か興味深々だったので
写真の収める前に つい開栓するところでした(笑)
薫りが最も判り易い(ワイングラス)でのテイストです
…米の良い香りが最初にふわっと来ますね
5~6回 くるりと廻して口に当てると薫りとは裏腹な
落ち着いた味 さらっとしてするりと喉を通ります。
少しして 麹のしっかりした味わいが全体に来る…
予想を裏切らない 味わい深い逸品でした 良かった…
ある知人からヒントを頂いたのですが
日本酒はワイングラスで味わうと更に香りが楽しめると(!!)
見た目にもお洒落っぽいのでその提供方法で
常連様にも喜ばれています
淡白な料理と組み合わせても遜色ない、邪魔しない
そんなイメージを思い浮かべながら
今までの「くどき上手」とは違った印象でした
まだまだ紹介する銘柄は幾つもありますので
PS※ 匠 入手できました が
諸事情もあり しばらく落ち着いてからの紹介にします
2007年09月07日
ひやおろし第一弾!!「うごのつき」純米吟醸
お客様に「ひやおろし」って何?とよく聞かれるので
簡単に説明すると…
「ひやおろし」→樽詰めの時に火入れをせず、生(ひや)のまま
瓶詰めされた事が言葉の由来になっています。
冬の時期に仕込んだ酒を ひと夏越して、秋口に入り涼しくなった時
(蔵の中と外の温度差があまりなくなった位)その
ひと夏をこして充分に熟成された、絞りたての新酒とは違った、
落ち着きと柔らかさをじっくり味わえる旨さになった酒を
生詰め(おろし)する蔵元の見せ場でもあります
半年間の熟成期間の間 蔵元の管理能力で酒質が変わるので
ある意味 酒暦の中では大切な時期なんですよね。
ただ これは一個人の意見ですが… (^-^;ゞ
年々 暑さが増すこのご時世 まだまだ暑いのに
「もう ひやおろしが??」と思う事もここ数年 しばしば
せいぜい 10月に入るくらいじゃないのか?と疑問も
ありますが 酒販店、蔵元それぞれの事情があるのでしょう
旨い酒にありつければ…それでいいのかな?
そんなこんなで第一弾!!
広島県 相原酒造 醸 「うごのつき 原酒」純米吟醸
麹米に「雄町」 掛米に「八反錦」を用い、大吟醸と同様
手造り 低温発酵で醸したひやおろし
相原酒造さんは吟醸香が華やかでシャープな辛口、の
印象ですが、この「うごのつき」は香りは華やかながら
シャープでなく、さらっとした旨味が口に膨らんだ後
最後の余韻に辛さが微妙に残る、そんな印象でした
更に原酒で出荷した事で濃厚さが堪能出来ました
単純に美味いですよ…
実は去年も大好評だったので、今年も試飲のあと
「いってみよー!!」になったわけです
既に 冷蔵庫で待機中
皆様もご来店の際にはどうぞ!!!
日本酒には弱い店長です(笑)