2009年10月14日
雨後の月 八反冷やおろし
今では全国区に知名度が有る広島は瀬戸内にある蔵元だ
仁方地方から三原地方までの瀬戸内海沿岸地方は、広島酒発祥の地
として知られ古くから多くの造り酒屋がある。初代が長年に渡る研究の末
花崗岩地帯を浸透する良質の軟水を利用した独特の軟水醸造法は、
のど越しの良い甘口酒を醸すことに成功し 今日の広島酒の特性と
言っても良い位 全国に認知された
安芸の国随一の良港仁方の地で 明治8年に酒造りを始めて百余年の
歴史を持つ。作家 徳富蘆花の「自然と人生」にある短編題から二代目
相原格が命名した「雨後の月」はまろやかな舌触りと絶妙なコクを誇る
銘酒として広く愛飲されている
私自身も縁の地として広島の清酒を多々 取り扱うが考えてみればこの
「雨後の月」と出会って10数年経つ 毎年この時期に出荷される
冷やおろしを頂くのがとても愉しみだ
純米吟醸 「雨後の月 八反錦 冷やおろし」精米歩合50%
日本酒度+4.0 酸度1.7 Alc 15.0^16.0 使用酵母 協会9号
先述に記した通り 付合いの長い銘柄なので ここのの醸す酒の味わいは
朧げだが認識している、広島の酒らしく酸度と旨味の調和されたふくよかな
イメージは春…というよりはむしろ 秋以降に向く酒質と捉え これまで秋に
嗜む事が多かった記憶が
が そういうイメージを払拭するかのような 一線を画す八反錦での造りだ
シャープな感じが先ず第一印象だが とはいえ酒質が決して細い訳ではなく
喉越しに優しい酸味とそれに伴う甘味(旨味)が十分 伝わってくる
相原さんも山田錦と協会9号の流行な掛け合わせを得意…と認識していたの
だが、この酒を頂いて 見事にその考えは一蹴された(笑)
私が抱く概存の「雨後の月シリーズ」とは違う顔を見せながら 余韻は正に
「雨後の月」也だ。今までどちらかと言えば 濃い目に味付けした料理や
脂の乗った素材にあわせる事が多かったのだが、 これは淡白な造りに
併せても十分にお互いが引き立つ
燗にしてまさに“魔性の酒”だ(笑)加熱しても酸とのバランスが崩れない
むしろ上手に柔らかく酒の旨味を膨らませて愉しめる
改めて自身の見解力の無さに反省しきりである…
更に云えば CP(コストパフォーマンス)が高いように感じた
この造りの精度で1800mlが3,000円クラスであれば 接待で提供しても
何ら遜色は無い
“本当に美味しい純米酒”をお求めの方には 是非 お勧めしたい
広島県呉市 相原酒造(株)
蔵元HP http://www.ugonotsuki.com/
投稿者 wasabi-ya : 15:24 | コメント (0)
2009年10月13日
生酛純米 麓井
山形県にある東北屈指の名山「鳥海山」の麓にある麓井酒造
創業は明治27年 県内でも歴史の長い由緒ある蔵元だ
かつて庄内藩主としてこの一帯を治めた酒井家ゆかりの方が当家を訪れ
「この井戸水で酒屋をしない手は無い」と強く推し進めたのが造り酒屋を
興した由来なのだとか、
蔵元の登録商標“麓井”はその創業時のエピソードと井戸水にあるという、
鳥海山の麓という事と創業のきっかけになった酒井家、井戸水の“井”を
掛け合わせて 命名した由来が
この蔵元の特徴として 普通酒から大吟醸酒までの殆どが
「生酛(きもと)つくり」で醸されている。
【生酛(きもと)つくり】
古来からの日本酒の造り方で、仕込み水や空気中に存在する微生物の
作用によりお酒のもと「酒母」をつくりお酒を醸す方法。そのお酒は、
一般的にキレが良く、また多種多様な有機酸により味わいが深いものと
なる。タイプにも拠るが、冷やからお燗まで幅広い温度で楽しむことが
できるお酒が多いことも特徴のひとつ
数々の銘酒を産出す麓井から今回は“ひやおろし”生酛純米を
特別純米「麓井 どまんなか」冷やおろし
精米歩合55% 日本酒度+4.0 酸度1.6 Alc17.0^17.9
山形県の食用米“どまんなか”を100%使用、蔵元の得意とする
生酛(きもと)つくりで醸した純米原酒だ、
冷や(15度)で頂いて見る、生酛(きもと)独特の豊潤なまでの重量感を
しっかりと堪能出来る 且さばけも良く 余韻は意外に短く感じる
酸味が柔らかいのか 軽いのか 米のまろやかな旨味(あまみ)が
ふわっと覆うように酒の輪郭を作っている 一言でいうなら優しい酒か
ぬる燗(45度)で 冷やの時とは表情が一変し ずっしり感のある
がしかし柔らかい甘味を感じる酒になる これから脂がしっかり乗って来る
魚介などの料理に是非 取り合わせたい そんな味わいだ
香りという観点では良く言われる「フルーティー」とはまた違い 成熟した
なし、りんごを齧った後 口内に広がる芳香を彷彿させるだろうか
全体的にたなびく優しい甘味が山形らしい酒を主張している
山形県酒田市 麓井酒造(株)
蔵元参照HP http://www.nipponnosake.com/kuramoto/fumotoi/index.html
投稿者 wasabi-ya : 16:59 | コメント (0)
2009年05月27日
醴泉 時代は変わりゆくもの
当店では珍しく 常備銘柄でもあり 常連様にも
こよなく愛されている清酒
岐阜県養老郡 玉泉堂酒造「醴泉 特別本醸造」
以前も記述したが 共に修行した同期の故郷でもある
結婚式の折 お邪魔したが とても良い所だった
数ある醴泉シリーズの中でも廉価版に位置するが
決してその味わい あだやおろそかには出来ないものだ
税表記上 “本醸造”と銘打っているが ブラインドすると
立派な吟醸酒ともいえるCPの高い逸品
当店で飲まれた方も多いと思うので ここで紹介は割愛…
「酒は純米 燗ならなお由」という言葉がある
清酒を嗜まれる方で聞いた事がある方は多いと思われる
醸造界の重鎮 上原浩先生の著書に書かれている名言
私も先生の著書は愛読させて頂いている ここから学ばせて
頂いた物も数知れず あるのだが…
数年前より この言葉に疑問を抱くようになった
「はて?純米だけが“酒”でそれ以外は“酒”じゃないのか?」
昨年 沢山の識者、従職者の方と話をする機会が多くあった
先述の“純米論争”“アル添論争”等であるが 実際作りに携わる
蔵人同士の間でさえ喧々諤々の有様 結論が出る筈もない
日本国内で清酒を醸す蔵元でも 数僅かながら全量純米の蔵
全醸造量の中で純米比率を高めている蔵… 昔ながら普通酒を
メインに醸造する蔵 現実の環境は様々である
歴史の流れや源泉を考慮すると 確かに答えが出る由もない
古の“三増酒”などの悪しき元凶が今の清酒離れの要因で
ある事も否めない だが今アル添全てが“本物”では無い とは
言い切れない様に 多くの酒と出会い 実感する様になった
アル添 という処方箋以前 使用する酒米や麹 環境など
10の蔵があれば10通りの事情も介在するだろう
そう考える中 上記の様な酒に巡り合ったりもする
未だ 巡り合っていない銘柄も考えると…
先生の諺…確かに近代の酒造界に警鐘を鳴らす という
意味合いでは的を射たかもしれない だが私が知るだけでも
この20年間で酒作りの技術は飛躍的に向上したのでは?
素人の私が飲んだだけの率直な意見だが
目の前に顕在する“味”は現実のものだと認識している
精米表記(純米 吟醸等の)も鵜呑みに出来ない
現実 酒販店で試飲を行っている所が少ないのも泣き所だ
ラベル表記で銘柄を選定するなど不可能に近い筈
そういった情報開示の閉塞的な部分が未だ清酒に対し
苦手意識を持つ人が多い要因なのかもしれない
つらつらと書いてみたが 簡単に美味しければ ただ
それだけで良いものなのだが…(笑)
来月 そんな疑問を胸に 訪問する予定がある蔵で
また 面白い話が聞けることに期待している自分が(汗
投稿者 wasabi-ya : 01:57 | コメント (0)
2009年05月26日
豊潤 権威と風評に弱き世界
久しぶりにお酒に関する話を
私が今の店を立ち上げる前からお付合いのある酒販店で
知合い 現在 地元に帰って蔵元家業を復興させたK君の
酒が初出荷された と聞き早速 買い求めてみる
大分県宇佐市 小松酒造場「豊潤 特別純米」
蔵元HP http://koma2.main.jp/index.html
昭和63年に休業した酒造を復刻さすべく 幾蔵で修行を重ね
ようやく日の目を見るに至る訳だが…ささやかながら
お祝いの気持ちも兼ねて味わってみる
気さくで優しい性格のK君だったが 今回 一唯ならぬ
想いであっただろう 先ずは おめでとう♪
食中酒を意識して…とのコンセプトだがこの“食中酒”という
カテゴライズ 当然だが地域により事情が些少変わってくる
酒米に山田錦と夢一献を用いているとの事 成る程…
開栓直後は少し固めの印象が否めなかったが1週間経つと
やや酸味が芳醇気味に変化し 喉越しもやや厚味を増す
“奥深いながら切れ、さばけの良い端麗系”
私の顧客様で一番 需要が多い要素でもある(笑)
それにしても 見事なまでに薫りが控えめである
燗付けする事で どう変化するのか とも期待したが
薫り云々というより 酸味がそれほど突出する事もなく
さしていやらしい甘味も感じない 夢一献という酒米の特徴が
よく理解出来ていない自分だが これは好みの範疇かも
四国のS酒造さんでの製法 多分に影響されているのか
しっかり目の酸度 すっきり切れる味わい…どことなく
共通点が多いような
これから夏を迎えるにあたり 必要以上の香味 酸味は
食欲を削ぐ要因にもなりかねない分 それを考慮した
優しい作りは料理との取り合せに充分叶うに値するかも
素人所見だが 私が直感的に思う感想
最近 めっきり酒の話題を封印してきたが それでも
HP繋がりで 沢山の清酒ファンには足を運んで貰っている
この不況の時代 皆様に感謝
落ち着いた時等 各々が思う“酒の世界観” その話を
聞く度 私自身の主観も幾度と無く 聞かれるのだが
一貫して「料理と相性の良い銘柄を」とお答えしている
まあ 当たり前の事であるが(笑)
ここで 何時も話せないでいる追記を少し…
酒というものはあくまで“趣向品” しかしながら
足を運んで貰い 代価に値する“結果”を求められる立場として
自分の料理 また味の助長に欠かせないパートナーと酒を
位置づけする時 一般の方が思う“趣向品”とは大きく異なる
単に 味わって美味しいか 否か 飲み人の好みに叶うか
清酒の世界は閉塞的で 権威や風潮に流されている現状だが
それを批判する事なく 逆らう事なく コンセプトを常に明確に
顧客様に喜んで頂く という提供方法も有りだと思っている
そのせいで慢性的な酒貧乏なのだが(笑)
自分の力量不足 努力不足がその現状に至らない要因で
ある事も充分 認識し 日々 試行錯誤の繰り返しなのだが
長いお付合いをし 自分を育てて頂いている常連様に
感謝し より良い“料理と酒の世界”を構築出来れば と
先述 自分を「無責任」 と言ったのは 大きな意味で
“部分最適”な考えでいたその事に他ならない
料理もお酒も簡単に美味しいものである筈だから…
投稿者 wasabi-ya : 13:20 | コメント (8)
2009年05月04日
言葉の難しさ(酒燗器)
ここでは冷や 燗について私なりの所見を述べる
つもりでしたが たまに言われるある事について。
「そんな丁寧にお燗せんと 酒燗器かレンジかで
さっと燗したらよろしいやん。」
私の店では“ちろり”という専用の容器で清酒を
燗付けして提供しています。常連様でそれぞれの
好みの温度帯があれば それに応じて。
どんなに忙しくなっても“酒燗器”は使う事はないでしょ
15年前 使っていたので やり方は知ってますが(笑)
個人的には ああいう文明の利器こそせっかくの清酒が
持つ美味しさを台無しにするものだと思います
まあ 時代の流れもあり頑なに考えを貫く事も無いので
暇な時 電子レンジで上手く調整しながら理想に近い
温度で提供出来るよう 実験してます(笑)
「何故 酒燗器じゃ 駄目なんですか?」良い質問ですが
ここで詳細を書くと長くなるので 何れ気が向いたら…
私のブログを読まれている方はすぐ気づかれると思いますが
清酒の温度帯が65度以上の状態で3分 それより長く
なると自然に“糖化作用”を始め 清酒本来の美味さである
“酸味”“酵味”そういった主成分達が衰退し始め…
高温処理し提供する清酒は私の中では
“清酒風自然みりん”と呼んで心で泣きながら提供します
勿論 現場ではそんな事 億尾にも出しません
基本 お客様の要望に応えるのが商売ですから。
実は 酒燗器…しかも立派なの持っているんですね(笑)
私が立ち上げの時 お祝いに頂いたものですが
今でも大切に 倉庫の奥で寝ています。
余談ですが 冬の時期 “ふぐのひれ酒”が愛飲されますが
ここだけの話 私の店では“マッチ”なるものを常備しません
熱々のひれ酒の蓋を開け マッチを擦って着火させ
アルコールを飛ばす その行動が良く理解出来ないのです
本来 ひれ酒の美味さ とはとらふぐのひれの香ばしさ
そして肝心の清酒の美味さとのコラボレーションだと
人並みにしか飲めない私なりの見解です
純米酒を普通にひれ酒に用いてお客様によくビックリ
されますが 熱々にしてわざと清酒の旨味を損なわなくても
美味しいひれ酒を提供する方法は可能です
その手間隙をかけるかどうかは提供する側次第ですけど
つらつらと書いてしまいましたが その様な事情で
ああいう風に ちまちまと 温度計とにらめっこしながら
燗を提供しています お言葉 ありがたいですが
あれを料理 に例えたらそう不思議には思わないでしょ
同じ代金を頂くにしても 美味しく飲んで貰えたらなあ と
いうおせっかいみたいなもの 付録だとご了承下さい♪
次に書くだろう(冷や 燗)についての話と連携して
考えて貰えたら少しはご理解頂けると思います
投稿者 wasabi-ya : 00:22 | コメント (2)
2009年05月02日
言葉の難しさ(日本酒 清酒の違い)
さあて 久しぶりに真面目なお酒の話です(笑)
お断りしますが ここでの文章は自分の店で実際にあった
お客様のご要望 質問に応えるという形ですんで…
自分でも噛み砕きながら何回かに分けてUPします
このブログでは常時 表現しているので皆様にはご理解して
頂けると思いますが“日本酒”とは日本国の税法上
簡単に注釈すると清酒、焼酎、果実酒、洋酒 その他…
殆どの酒類を指して当て嵌まる「言葉」です
清酒は「米を醸造し アルコールが1%以上含まれるもの~」
なので自分のフィールドでは常に“清酒”と呼称しています
実際 現場では 堅苦しさを除くため「日本酒」と皆様に
言ってますが どうかそこはご了承下さい(笑)
たかが名称どうのこうの… はお客様にしてみれば面倒な
だけだと…簡単にお口に合う 美味しい酒を提供する
事が店にとっては最優先だと思ってますので
後で記述しますが「冷や 燗」の定義も店で表現している事
自分が実際認識としている事とかなり差異があるのは事実
以前はポスター テーブルマット等に ちょこまかと そのあたりの
マメ知識的なポッピングをしていましたが…
(未だにそれを楽しみにしておられる方がいたのにはビックリ!)
私にとって悩みの種は 清酒を取り扱う店としての認知度が高まり
専門の識者方(蔵元、酒販店、プロの販売士)も多々来られるので
一般の方々との“言葉の使い分け”がややこしいのです(笑)
もともと賢くないんで 頭の切り替えが中々難しい…(汗
清酒を嗜まれる方は本当に“味を愉しみたい”方ばかりなので
表現云々より事実 現物をもって知らしめよ…は必須
しかし 今年になり お客様から沢山の「なぜなぜ?」の
問い合わせが増え 先述の通り 小冊子を作成しようかな?という
考えに至った…そんな次第です 自分の勉強も兼ねて
「分り難い清酒」 確かに作り手の責任は免れない事実ですが
現場にあって私も正直「ああ 認識違いしているなあ…」と
痛感する場面に遭遇する事も多くあり 仕方無いとはいえ
「作り手」と同時に私達「伝え手」の責任も実感する次第です
特に辛口 甘口の酒を所望される方に多く 見受けられます
人間の味蕾が感じる“五味感” その甘い 辛いという表現は
実際 清酒を嗜む時にふさわしい表現かというと…???
その詳しい話もまた後日に出来れば
これ以上書いていると きりが無いので このあたりで。
私が言う“格好品”は恐らく一般の方がいうのとはかなりズレが
あるのかな ともふと考えたりもします 時々ね。
決して 現場では話さない事ですけど しっかりとした清酒の
知識を追求していくと この様な悩みにぶつかる事もしばしば
特定の銘柄に落ち着く事が出来ないのはそれ故なんです
自分で好きに飲むなら どうでも良い事なんですが
現実“商売”ですからね…自分にお任せで酒を飲まれる方が
増えた現在 しっかりした認識で相手に安心してお酒を飲んで貰う
この精神を失った時点で私は終わりかな とも思います。
言葉って本当に 難しいものです
自分の考え方が 単に難しいのかな?(笑)
天然 桜鯛のあらだき
投稿者 wasabi-ya : 15:49 | コメント (2)
2009年04月14日
越前岬 滓酒 樽底 旬の酒ならでは
先日 A社長様ご夫妻がお見えになった折
珍しく お酒の瓶を傍らに持っておられ
「先入観なしで 味を見て 意見を聞かせて」と
勿論 ラベル、中身が見えない“ブラインド”です
私ごときに 勿体無い…(汗 と僭越ながら
営業中でしたが オーダーが落ち着いて
早速 断って味見を。ひと目見た瞬間(滓がらみ?)
と しかしながら 薫りに殆どヒネ香を感じず、
それよりも特筆すべきはその色合い 酒質
幾多のにごり、滓絡みを飲んできた自分も
ここまで乳液の様な決め細やかな酒質を見た
事が無く 期待し 緊張しながら頂きました
(この味わい …滓絡みなんてとんでもない!
立派な純米大吟醸クラスの酒。しかし…?
“攻め”“中取り”でもない…表現が難しいなあ。
それより この色合いでここまで透明感な味わい
どうして??)と不思議がっていると 社長が
福井県 田辺酒造「越前岬滓酒 樽底」
「この酒だよ」と! 先月 ご縁あって当店に
お越し頂いた蔵元さんの酒だったとは…(汗
もともと経験不足 認識足らずの自分ですが
それでも この決め細やかさは初体験でした!
事情はここでは明かせないですが 兎も角も
非売品 との事なので。
しかもこの時期 数週間 売り物に出来ない程
僅かな量を瓶詰めし 身内で飲む「蔵内酒」
なんだそうです…流石 社長のお人柄でしょうか
炊き立ての美味しい米を頂いている様な
甘味は控えめながら糖化作用を終えた掛米の
僅かな旨味をこそぎ取るかの如く芳醇な後口
決め細やか故 粕粒の感触が全く感じられません
この しなやかな繊細さを表現しながらも 芯の
強い粘りこそが「五百万石」の持つ力量なのか…
料理に喩えるなら(少し専門的な表現ですが)
春先 若狭湾で揚る 極上の白甘鯛の“半助”
(頭とかまの部分を私達の世界でそう呼称する)を
お客様に出さず もったいぶって自分達の賄いで
頂く そんなものでしょうか…いやはや(笑)
失礼乍 社長夫妻が帰られた後 独りでこの酒と
平目、鰆の造りを醤油無しで取り合わせて見ました
造りとこれ以上 相性の良い酒はないのでは?
そう見紛う位 魚の身に纏わり 旨味を倍増させる
「樽底」 清酒の世界は本当に深い…
Youさんに 是非味わって見てもらいたいなあ(笑)
でも… 確かに 商品化は難しいでしょうね。
そんな希少なご縁がまた有難く私の手元に
A社長様に改めて感謝の思い でした。
旬を映し出す極上の一滴…正に至高の酒
田辺専務 何時か近い内 お邪魔する時は
宜しくお願い致します!(笑)
投稿者 wasabi-ya : 18:34 | コメント (8)
2009年04月10日
常山 無ろか生
最近 自分の足として活躍してくれている
「角刈り2世 黒い疾風号(笑)」です
皆様もご存知の“厄除けシールが四方に張り巡らされ
盗難や 変な駐禁に合う事もありません(多分
当然 飲酒運転はしませんので 必然的に…(涙
昼の体制が今週から変わり 忙しい近況で
慣れるまで時間が掛かりそうです。1年以上たって
ようやく本来の「わさびや」へ戻りつつあります
紹介が遅くなりましたが 先月 私の誕生日に
富山のYさんから頂戴したこの銘柄もご縁の賜物
福井県 常山酒造「常山 無ろか 生(生)」
http://www.jozan.co.jp/cgi-bin/index.cgi 蔵HP
山田錦 五百万石を磨いてブレンドした贅沢な作り
絞りたてを氷温貯蔵 工程で一切 火入れされていない
無ろか 生酒…いうならば“中取り”になるのでしょうか
表記では酸度が少し低めバランスだった筈ですが
口に含んでみて 想像以上のボリュームにびっくりでした。
かといえ 山田錦のなせる業か シャープ感もしっかり
フルーティー というには薫りは若干 控えめでしたが
残り香は高く 余韻も長め…冷やより常温向きかな?
勿論 ぬる燗でも頂きましたが 膨らみ加減が良く
造りとも大変 相性の良い銘柄でした
口内で少し 揺すぶってみると酸味と一緒に芳醇な
米の旨味、甘味も堪能出来ます 冷やで飲むなら
ワイングラスの様な 口径の広い容器でしっかり 空気に
ふれさせて変化を愉しむのも一考かな?と
Yさん 好き酒をありがとうございました♪
ところで…蔵元HPを見ていると常山(とこやま)酒造 と
で 銘柄紹介には常山(じょうざん)と!
これは知りませんでした(汗 読み仮名を変えているとは。
福井は産地中心だけあって 五百万石を用いた銘柄が
多いですが 本当に 色々な味わいがあるのですね
「飲む人と 酒を通じて対話する」
蔵元理念を見て 確かに!と納得する自分でした♪

投稿者 wasabi-ya : 01:28 | コメント (6)
2009年04月09日
官能的な表現で酒をプレゼンしてみる(笑)
開店当初から月平均1回~2回はお越し頂いている
常連Hさんが本日も仲良くお二人様で♪
恐らく…ウチで取り扱った清酒 殆どの種類を
嗜まれているのでは(汗
おふたりとも とても清酒が好きな方々です
料理をチョイスされ それぞれに合う銘柄を提供
させて頂くのですが 求められない限り滅多に
説明はしない信条の自分なんですが、
「ねえ 次はどのお酒を勧めてくれるの?」と言われ
その時の状況を見ながらご要望に応え 官能的に(笑)
酒を勧めると…
山形県 高橋酒造店「東北泉 ちょっとおまち」
当店お馴染みの気まぐれ“裏銘柄”です(笑)
例えばこの銘柄…おすすめの3番手に登場するのですが
丁度 お二人が何かの話で揉めかけていまして(笑)
「どんな酒が飲みたい気分ですか?」と女性に尋ねると
「うーん…何か きれいな気持ちになれる酒かな!」と
「了解しました♪」
丁度 テーブルには当店オリジナルの“創作天巻き”
そして 焼津港直送“金目鯛唐揚げ”が。
「このお酒 冷や(10度位)で召し上がって下さい。
酒米“雄町”がHさんの様な 清楚で…且つ情熱的な味わいを
敢えて控えめに…控えめに 最後の余韻だけ柔らかく そして
しつこくなくすっと切れてくれて鼻腔に僅かな米の甘味を
そっと残していくあたり 何か可憐 というか♪
『ああ 嬉しいね』と相手に言わせてしまう そんな銘柄です
一言で表現するなら“大人な女性”を代弁する酒かな」
で そのプレゼンにコメントは帰って来ず(笑)
ただひたすらお酒を嗜んでおられたおふた方でしたが…
心なしか 雰囲気が僅かながら 良くなっていた様な?
プレゼン比喩に使われる相手を“人間”に選定すると
また これはこれで面白いプレゼンが出来るものですね
酒って 飲む以外にも こんな楽しみ方があるもんだなーと
ひとり 晩酌をしながら笑ってしまう自分でした。
笑うって… 自分にとっては大切な事です♪
投稿者 wasabi-ya : 00:46 | コメント (0)
2009年04月06日
名も無き酒~1年ぶりの再会
昨日はオープンと同時にほぼ満席に…
花見客ばかりではかったのですね(汗
お客様情報では 本当のピークは今週末だとか
ありがたくも 材料(造り)が9時前に底を付き
寝不足だった事も考えて早仕舞いを…
そこに1本の電話が♪ 関東より 久しぶりの
再会です。何か来そうな予感はしてましたが(笑)
相変わらず 元気そうで 色々話出来て良かった♪
料理屋らしく 料理で御持て成し したかったけど
時間が時間だし(汗 気軽におつまみと…
彼が持ってきた酒と土産話を美味しく頂きました。
話は尽きる事無く 程よい時間で解散に。
飲み人の話って尽きないものなのです
お互い これからも良い「職人」である事を願って…
さて 品柄選定を考慮し“利き”をしています
ラベルや詳細はありません 「名も無き酒」です
先入観を出来るだけ排除する為にBY(ブリューワル
イヤーズ)と使用掛米、麹米、選定酵母だけ聞いて
ラベル無しの配送をお願いしています。
目的は自身のインスピレーションを高める事…
口の肥えたお客様に食事を提供させて頂くにあたり
高い部分で味覚鍛錬は“伝え手”にとって必要な事
独学ですが“利く”回数を重ねる事で自分の中に
味を記憶させ 料理との取り合わせに活用しています
ラベルや精米制度の様な前知識はフラシ-ボ効果を
触発させ逆に“利き”にとって仇となってしまいます
自分の中で 「この酒を是非 おすすめしたい…」という
明確なユビデンスが見えた時は購入を
見えなかった時は…また次の機会に(笑)
しかし 思う様に中々上手いこといかないのが
現実なんですよねえ 元々 気分屋ですし…(汗
度を越えると 酔っ払って感覚が鈍ってしまうので
“利きノート”を振り返りながら愉しくやってます。
持病の腰痛に悩まされていますが 今夜も晴天で
桜も満開…ならば散策がてら お酒を片手に
ぶらりと花見もいいかも♪ ですね
投稿者 wasabi-ya : 15:37 | コメント (2)
2009年04月05日
出羽桜 雪漫々
本日は晴天♪ 日本中のみんなが桜一色に
なった良き日ではないでしょうか。
私は仕事柄 花見は無理ですが
通る道沿いの桜を画に…拾ってみました
日本の心を映し出す 春爛漫の色
この季節 20年前に出会った 私が清酒の世界に
浸るきっかけにもなった銘柄を思い出します

山形県 出羽桜酒造 「雪漫々 大吟醸」
「雪漫々」は禅の言葉を引用しているのだとか
桜が雪の如く… 何とも風流な表現だと関心しきり
山田錦を丹念に磨き 2年間 氷温貯蔵した古酒
珈琲に喩えるなら 極限まで栓を絞り 時間をかけて
「水出し抽出」した珠玉の逸品 というところでしょうか
滑らかな舌触り 且つ磨かれた珠の如く シャープに
切れる清流の如し淡き水の様な味わい
あの頃は吟醸ブームの最中…私は酒について何も
知らない一青年で(笑)今でも知らない事ばかりですが
この銘柄と出会い 清酒が好きになりそうな…
そんな予感は 確かに間違っていなかったようです♪
皆さんにも “思い出の酒”があると思います
時は変われど 色あせない味わいと その想い
清酒って いいですね♪
投稿者 wasabi-ya : 15:28 | コメント (6)
2009年04月04日
花酵母仕込み 天吹 純米吟醸
昨日 お越し頂いたS姉さんとKさん♪
S姉さんが お裾分け…と頂戴しました。
しかも 丁寧にラベルまで自作頂いて(恐縮
佐賀県 天吹酒造「花酵母仕込み 天吹」
しっかり 裏ラベルも! 女性ならではのきめ細やか
な配慮が 嬉しいばかりです♪
関西での販路は特約店が無く 百貨店のみ と
言う事で私もこの銘柄を今まで知りませんでした(汗
以前 S姉さんからお裾分けで頂いた麦焼酎が大変
美味しく 清酒への興味を示していたところだったので…
先入観無く 一口味わった時点で「あ 九州の酒だな」と
花酵母(なでしこ)を用いて醸しているせいで 純米ながら
薫り華やか 且つしつこさは皆無です
後で気づいたのですが ろ過調整のせいか うっすらと
琥珀色な酒 しかし 飲み口は力強く繊細です
蔵元さんがHPを開設されている話も聞き 色々と検索も
http://www.amabuki.co.jp/whatsnew/new.html
勝手ながら 紹介しちゃいます(笑)
とても良い蔵ですね…是非 お伺いしてみたい♪
さて 飲んでいて「これは…八反錦?千本錦?」と長いこと
考えていましたが(笑)あとで「美山錦」で醸した酒である
事が分かりました また あらたな表情を見る機会に!
薫り華やかなせいもあって飲み口は幾分 さらっとした
淡白な印象ですが 残り香 味にフラット気味な酸味と
少しばかり長い余韻 ここが九州らしい というか
手で温めながら常温で頂いて見ると 若干ながら米の甘味が
膨らみ 個性的な部分を強調する優しい印象です
確かに…燗栄えするかどうかは 難しいところですが?
こういう造りの酒を飲んで欲しい そんな蔵元さんの主張が
はっきりと伝わってくる思いです

実際はこのラベル(1升のみ販売)だそうです
今更ながら人繋がり 酒繋がりのご縁の素晴らしさ
美味しい酒と巡り合える事 素晴らしい方達の出会える事
ありがたいばかりですよね♪
世間は週末で 花見もピークだとか
私は例年の如く仕事で(涙 皆様には良き花見で
ありますように。
投稿者 wasabi-ya : 15:53 | コメント (6)
2009年04月03日
くどき上手 しぼりたて純吟
先月 何時もお世話になっているSさんより
頂戴した 縁の銘柄です。改めてSさんに感謝♪
山形県 亀の井酒造「くどき上手 しぼりたて」
美山錦を50%まで磨いた純米吟醸です
磨きの割りに美山独特の甘味とふくよかさが
楽しめる どちらかと言えば「常温 冷や」向けの酒
亀の井さんの銘柄と出会って色々な銘柄を頂きましたが
最初 私の中では「山形の辛口」というイメージが
ありました。今個人的には「亀の尾」「出羽燦々」などを
上手く醸す蔵元さんだなあ…と 払拭は難しいですが
当たり前の話ですが 同じ酒米を用いても 蔵元に
よって違った味わいに仕上がる楽しみが清酒ならではの妙
今回 ご縁があってここの美山錦を頂いたのですが
また他の蔵元さんと違う顔色 期待を裏切らない銘酒です
美山錦は 私のイメージですと しゃなりと控えめに佇む
清楚な女性… の印象ですが この「くどき上手」もまた然り
生の風味を充分 堪能でき かつ芯の強さも強調しています
端的に「甘く 柔らかい」 全くヒネ香を感じさせず 開栓して
2週間経ち 更なる芳醇さを開花させています 素晴らしい…
小川10号 という酵母は私も認識が薄いのですがどこかしら
花の蜜を嗅ぎ取る様な そんな効用があるのでしょうか
薫りと味わいのバランスが絶妙故 燗栄えが難しいかな と
また 新たな美山錦の一面を垣間見た思いです
この酒米 こういう表情も見せるんだ…
こういう味のりの酒こそ 本当の「甘い酒」なのでしょうね
Sさんのお気持ちに何時も感謝です
そう言えば もうすぐ誕生日ですね…♪
しかし ネーミングの「くどき上手」
何故か Youさんをイメージしてしまうのは私だけでしょうか(笑)
投稿者 wasabi-ya : 15:12 | コメント (4)
2009年04月01日
恩讐の彼方に
私達 関係者にとっては忌々しき…そして 大変
悲しきニュースが
「三笠フーズ側より 裏金30年 熊本 B酒造」

昨年の事故から約半年 真相の全容解明
に至らないまま 事件が風化されようとしていた
最中 熊本での会見報告が
理由は如何なれど 消費者を欺く 商道徳的に
許せない行為です。
この一報を聞いて 普通の人なら「酒造関係は皆
同様な事をしているのでは? そう猜疑心に取られ
ても仕方ありません 私でも疑ってしまいます
頑張って日々 美味しい酒造りに励んでいる全国の
関係者の方々はどう思っているのでしょう…
金額云々 法の従順行為云々 以前に「人として」
あるまじき行為 聞いて悲しさが込み上げる思いです
豊かだった日本は何処へ行ったのだろう…
菊池 寛先生の代表作を捩る事に申し訳無くも
顕在化したこの1件もそうでない水面下の…
(疑わしきは罰せず という言葉は相応しくないが)
豊かな過去の日本に 先人達の汗に胡坐をかいた
今の日本が被るべき「恩讐」さながらが見えてきます
このままでは この国は…
事件から煤けて見えるものが幾つも
日本に生まれ 育った人間として非常に残念です
投稿者 wasabi-ya : 13:13 | コメント (14)
2009年03月31日
ご縁の賜物 「結人 新酒あらばしり」
本日 Kさんが関東より♪ 段取りに手間取って
少し待たせてしまいました… 申し訳無く(涙
京都での仕事が長引いている という事情ですが
幾度の関東との往復 大変だと思います
この方には 本当にお出しする銘柄が無い…(笑)
何故か 今になって焼酎に対しての熱が冷めた と
いうより 落ち着いてしまった、という方が正しいのか
やはり 仕事を離れて 純粋に“飲み手”として
愉しむ姿勢が必要だと感じています。
10年前のあの時と同じ気持ちにならないと…
Kさんには何時も感謝です♪
さて 紹介しきれていない銘柄が山となり
「利きノート」を探りながらご紹介させて貰います。
先日 誕生日の折 群馬のDSKさんより頂いた
珠玉の銘柄…
群馬県 柳沢酒造「結人 純米吟醸 無ろ過」
お酒と一緒に 彼が丁寧に添書きを
天は二物を与えず という諺が信じられなくなる程
流麗かつ達筆です(汗 私の短評より明確だったので
彼の文章を引用し 説明に代えさせて下さい。
“新酒 あらばしり” 名前の指す通り 醪(もろみ)を
絞る時 最初に抽出される白濁した部分で一般では
若く荒々しい味わいが特徴です
彼の薦める通り 上澄みだけをさらっと舐めてみます
あらばしりならではの強い酸味を感じるも 新酒らしき
硬さは然程見えず 芳醇…ジューシーさを感じます
後口に若干 辛味の様な味わいを残すも
くどさは無く むしろ飲みやすい部類の酒かも
で 織りを絡めて飲んで見ると…ここは彼の意見と少し
分かれるのですが(笑)確かに新酒らしい苦味を充分
感じるも全体的にまろやかな もう少し空気に触れさせて
変わり映えを愉しみたい…そんな期待感を秘めています
まだ 世間的に“あらばしり”は認識が薄い現実ですが
このお酒は清酒を飲みなれた方へ「新たな扉」的要素を
含めてお勧めするのにとてもいいかも♪
私自身も このお酒を飲ませて頂いた事で“にごり”に
対しての認識が少しばかりですが深まったような(汗
このご縁を頂いたDSKさんに改めて感謝の思いです!
ありがとうございました…
余談ですが 後日 少しばかりぬる燗にして頂きました。
流石に暴れた感じが(涙 やはり冷や向きですね…(笑)
投稿者 wasabi-ya : 22:50 | コメント (6)
2009年03月29日
本当の酒好きに
未だ新PCネット環境が構築しきれず
写真の貼付けすら手間取っている近況です(笑)
3月も中旬位から何故か繁忙期に入り
本日もありがたい事に材料打ち止めで10時すぎに
閉店…と。お断りした皆様 すみませんでした
季節変りで店内に風邪が蔓延気味か ひとりダウンで
バタバタしつつも お客様皆様の気遣いに救われて
楽しい?営業内容になれた事 本当に感謝です
昨日は美女のダブルチーム♪ 本日は関西が
誇る重鎮様方♪ が連日で ご来店頂き
本当にありがたくも 申し訳ないばかりで(汗
その忙しい中で ふとした振り返りではないですが…
もともとが和食の店なので 清酒の注文が多い
のは当然ですが Sさん初め 皆が最近 焼酎より
より清酒を好んで嗜まれているなあ…と
数年前 清酒離れが激しくなり そして焼酎ブームの
渦中 絶えず孤独感に苛まれていた あの頃と今を
重ねてしまい 自分の中では何故か嬉しくって。
「弘法 筆を選ばず」を引用する訳ではないですが
本当に酒が好きな方って銘柄を選ばないんですね
まあ身体的な理由も起因しますが 焼酎も清酒、また
そのほかの酒も楽しく飲まれている方々は
見ていても 心身共に健全な方ばかりです
“酒好き…心身共に健全な方”なのかな とも
で 好き嫌いをしない、銘柄も酒店におまかせ…
小さい所に拘らない 提供する側としては
これ以上相対し 緊張するお客様はおられません
販売のプロよりも 身銭をきって 飲食されている
お客様の意見が参考になるのもご尤もです
私自身もまだまだ見識が浅く経験も不充分な
立場でありながら 料理のみならずお酒に対し熱い
思いを持つ顧客様に支えられている事に感謝です
日々 カウンター越しに会話を重ね 切磋琢磨し
より顧客満足に邁進出来る店作り…
飲食ならではの醍醐味です ありがたいばかりです
ただ 「一貫性」も店には大切で それがないと
目標も不明確な ぼやけたイメージの 魅力が無い
その辺りの理念も経営する側はしっかり認識して
店舗作りを行わなければいけません。
成熟した相互関係の上に「魅力ある店」があるのだ と
常々 実感しながら仕事しています
お付合い下さる方々に頭の下がる思いです
後日 ここでおそらく記述するとは思いますが
「交差原価率」という経営指標の要が 今の飲食店に
必要不可欠で 顧客様にその店のスタンスを理解して
貰う手段としていかに重要か…
掟破りですが 簡素にお伝え出来れば と考えています
お客様と共に作る店
“自分の夢”であり生涯目標でもあります
酒繋がり 人繋がりのご縁に感謝です!
で 少しでもPC環境を整備して 何時もの様に
美味しいお酒の紹介も再開します(笑)
この短い文章でも 書くのに いつもの5倍
時間がかかってしまったんですよね…(汗
投稿者 wasabi-ya : 02:02 | コメント (8)
2009年03月27日
北の国から
宮崎焼酎界で その存在を知らない人はいない
M嬢さんが(笑)関西旅行の折
当店に立ち寄って頂きました。
酒繋がりの馴染みメンバーの方々も参加頂き
楽しい宴が♪

層々たる面子の方々(汗
Mさん…東京旅行のついでに(笑)愛知→京都
兵庫→大阪→そして…今頃は岡山?でしょうか
素晴らしい行動力です(^-^;ゞ
昼に明石焼きの店を3件廻って来られた という
情報を聞き さぞかしお腹も一杯だろうと思いきや
普通に食事をされていました。
お土産も沢山頂戴して…o(^-^)o
本当に 遠路遥々 ありがとうございました♪
お集まり頂いた皆様 何時も感謝です!
粗餐ではありましたが…
皆様 そう言えば 最近 清酒を良く嗜まれるようで
もっと自分も勉強しなきゃあ と思う今日この頃
投稿者 wasabi-ya : 15:05 | コメント (2)
2009年03月25日
鯉川 亀治好日
暫く イベント等の報告に徹し 気付いたら
沢山のエントリ酒が待機している現状で(涙
少しずつ ですがご紹介です
山形県 鯉川酒造 「鯉川 亀治好日」19BY
明治時代 庄内地方で阿部亀治が育成した
大品種「亀の尾」で仕込まれた清酒
この銘柄とはおおよそ8年ぶりの再会です
「亀の尾」を用いたお酒はこの酒米独特の
ボディ…強く個性的な味わいが堪能出来
また燗にする事でより薫りも華やかになります
当時 私が始めて頂いた亀の尾のお酒も
鯉川さんの「亀治好日」。
その時の記憶をたぐい寄せてみました
山形のお酒には何故か魅かれるものが…
総酸度が表記より(1.7)若干高めに感じ
またシャープな切れ味と仄かに果物のような
芳香さをたなびかせる冷やでの感触
よく使われるところの「フルーティー」さとは
また違う 控え目ながら凛とした味わい
若干 辛口っぽい後味なのも好いかもです
山田錦などの硬い味質の酒などとは比較し辛い
ですがこちらも鋭角にすっとキレる印象
しかしながら燗につけ 頂いてみるとその
シャープさは影を潜め 花弁が開いたような甘味
そして薫りが引き立つ別の顔を覗かせます
少し 重たい感じが初心者の方には辛いかも
味噌漬けにして焼いた魚などを取り合わせて
ちびりとやるのがオツでしょうか。
あまり関西では見かける事のない山形の清酒
これから暖かくなる季節 冷やで提供するのが
ウチの料理には良いのかな?と思ってみたり
余談ですが鯉川さんの住所「山形県東田川郡」
ウチの鶴岡の田舎とすごく近い様な…(^-^;ゞ
投稿者 wasabi-ya : 03:22 | コメント (0)
2009年03月23日
しっとり雨
今日 H君が2人で8時位に…
連日の喧騒から少し 落ち着いた営業で
内心 他のお客様の引きが早かったら また
何処かへちょい飲みでも…と目論むも(T_T)
彼もまた来週には愛知へ引越し(就職で)との
事だったので 学生?としては最後の来店
丁度 1年前の当店での出会いから 彼女さんと
ずっと来てくれていた思い出の日々が…
先週のTちゃんといい 仲の良い人が大阪を
離れる事がとても悲しく 独り晩酌です(笑)
H君とは最初のオフ会から色々あって(^-^;ゞ
若いなりにしっかりした分 将来が愉しみです。
私自身 何時も先輩から諭されていましたが
「人間 本当の付き合いは一緒に居る時でなく
離れてからが大切だ!」と彼にも送る言葉として。
まあ 彼の人柄なら心配する事はないのですが
何故か しっとりとした雨は続いてます
久しぶりに お酒の紹介でも…といく所ですが
賄いを沢山 作りすぎて(笑)満腹状態の為
湯割りをちょろちょろ頂くのがやっとです
特盛りやし…(=_=)
明日は今月初めての“休み”なので
気が思いっきり抜けてしまった様な…
文章も読み返してみるとふにゃふにゃですね(汗
たまの休み前だし こんなのも いいかな♪
裏必殺♪「春のどびん蒸し」(笑)
投稿者 wasabi-ya : 01:20 | コメント (4)
2009年03月16日
福山より弟一家が
また先日 本日と贈り物を♪
頂いた皆様 大切に頂きますm(_)m
近々 行きたい所です!
日曜日 福山より弟一家が遊びに
福山ならではのお土産も頂戴して…
誰かの日記にも載っていた様な…(^-^;ゞ
地元の 同級生の珍味屋さんです。
そう言えば 皆とのスナップ 撮り忘れてた…(汗
正月以来の団欒でした 大した御持て成しも
出来なかったですけど。楽しかったです
昼には来阪していたようで USJの2本立て!(笑)
今 春休み中で人が凄かったのでは?
姪っ子もしっかり立って歩いてました。
自分と誕生日が1日違い…もう1歳かあ…
甥っ子も今年 小学生 本当に月日が経つのは早い
今頃は福山に帰ったくらいかな?お疲れ様でした
今日は ほんとう久しぶりに睡眠がとれました
普通に寝て こんなに体が軽いって 素晴らしい(笑)
健康第一ですよね♪
今年もお問合せの話を頂いているので…
恒例「花見弁当」2,000円より承ります。
詳細は後日「最新情報」にて!
利休弁当 1,500円より
松花堂弁当 3,000円より
お寿司、オードブルも出来ます♪
また お気軽にお問合せ下さい!
さあ 後半戦です♪
投稿者 wasabi-ya : 19:33 | コメント (2)
2009年03月15日
出会いと別れが交叉する春
先ず お気持ちを頂いた皆様に感謝です♪
本当に ありがとうございます!
ありがとう…♪
北海道から来られたKさんが
これで“男を磨け”という事ですね(笑)了解です!
皆様の気持ちに支えられて 頑張りますm(_)m
毎年 この季節は移動 転勤に伴う出会い 別れ
様々な思いが交錯します
長年 お世話になった方の定年退職
自分を応援してくれた方々のお顔は 恩義は
決して忘れる事はありません。
でも 正直 寂しい気持ちになります
また 転入や移動で新しくこの地に来られた方々
これから宜しくお願い致します。
職業柄 お客様によく聞かれる事ですが
自宅での清酒の管理方法…
開栓してから 良い保存方法は?等等
移動先の場所をお聞きして その土地柄や風土
出来る限り考慮してご提案するようにしています
皆様が思うほど 清酒は複雑な扱いは必要ない
普遍的な庶民の飲料です。
ただ 皆様でも周知の「紫外線、雑菌」以外にも
清酒には“天敵”なる存在があります
日常生活の中で 以外な落とし穴が…
冷蔵保存することが絶対管理ではないのです
現在 数多清酒に関する本が出版されていますが
以外に そういうミソの部分を記した本が
ないのですよね(汗 自分で書こうかな と(笑)
値段とか銘柄別とか そういう以前の大切な基本
日本酒を専門に取扱うバーなどへいくと 全てを
神経質に空気抜きしている姿をよくお見受けします
酒質によっては逆効果になる酒もあるのですが…
まあ 「飲めればいいじゃない」でも結構ですが
一工夫 で同じ酒が少しでも美味しくなれば と
ワインと同じ醸造酒ですが似て非なるもの
蔵元さんや酒販店さんも その辺りを考慮して
販売促進に活用したら もう少し 消費者の
清酒に対する認識が変わるのでしょうね
銘柄や特徴を一覧に羅列し 値段を記しただけの
表ではなく…
一先ず 確定申告も終了し3月も後半戦
これから桜が日本各地に咲き乱れます
厳しい世情の中 良き清涼剤となれば
若狭湾の甘鯛を京蕪と蒸し合わせで
投稿者 wasabi-ya : 01:54 | コメント (2)
2009年03月14日
諏訪泉 更なる「料理と酒」の相性を
営業の終わりがけに 福山の弟から電話がありました
「今度の日曜 家族でお邪魔するから宜しく…」
そういや 初めての来阪かな?
甥っ子 姪っ子にも合えるのが楽しみです
私が大阪で商売を始めてから1年後 弟は
地元 福山で美容院を開業 順調に行ってるようです
福山って 日本で一番 美容院が多い激戦区らしい
ですね(汗 専門学校も市内に3校あるとか
広島県 福山市伊勢ヶ丘3丁目「TANGO」
084-947-3853/定休日 毎週月曜、第三日曜日
近くの方がおられましたら是非!行ってみて下さい
同じ兄弟でも私は料理 弟は美容の道…
業種、場所は違えど「経営者、商売人」として
お互い 切磋琢磨… 出来るかな?(笑)
都会でも充分 通用すると思うんだけどなあ
まあ 個人の考えなのでo(^-^)o
先月 今月と周りに不幸事が続き 私も数えで前厄
という事も重なって より慎重に 健康を重視して
商売に望んでゆきたく思います 合掌
今 お客様に提供している料理の相手を
鳥取県 諏訪酒造「諏訪泉 田中農場」
鳥取県で完熟堆肥を近隣の牧場と協力して作り
一切化学肥料を用いない土地作りを実践している
田中農場さんの山田錦を醸した純米酒
蔵元HP http://www.suwaizumi.com/yurai.html
蔵元の酒 米 水に対する拘りが伝わります
この酒を試飲でひと口 含んだ瞬間 当店の料理と
合いそう!と即座に購入を決めた(笑)経緯が
飲み口は柔らかく 余韻は長く 造りなどあっさりした
食材の持つ甘味をさり気無く引き立ててくれます
冷たく…と言うよりは 持ち味を活かす観点から
常温をちびちび というのがベストかもしれません
ややぬる燗で頂くと また酸味 芳醇さが加味され
柔らかい丸みを保ちながら少し 個性を強調した
“純米らしさ”を垣間見せる印象です
清酒を飲み始める方におすすめですね。
もう1つ
「諏訪泉 蔵出しにごり 生原酒」
私は本来 最初に提供する酒に「にごり系」は
あわない…そんな観念を持っていましたが
この酒はそれを覆す また新たな概念を見せて
くれました。月曜日 北海道Yさんの懇親会でも
変化球で最初に提供しました。
こういうスタイルもありかな…許容範囲ですが
微炭酸も使い方によっては 食前酒としても
活用出来る それを意識したつくりでしょうか。
今年はより 今までの経験 概念を出来るだけ
払拭し より深い“料理との相性”を模索すべく
新たな酒との出会いを追求します
自分に1つだけ「約束」をして… それは
・自分の観念で「批判、中傷」しない事
私は「評論家」ではなく「実務家」ですから
観念で卓上論を展開し むやみに批判を繰り返した
時点で この世界では終わりだと思っています
自らの進歩をつまらない観念で妨げる事は
応援し 期待して下さる お客様方にも失礼です
全てを前向きに受け入れ その中で新たな融合を
模索する…生涯 学びのつもりで頑張ります
投稿者 wasabi-ya : 03:39 | コメント (4)
2009年03月11日
北海道より遥々
本日は北海道 髄一の名店「すし善」Yさんが
当店をご指名頂いた という事で 関西の重鎮様が
十名程一同に会し 緊張?の宴が(^-^;ゞ

お約束のパフォーマンスで始まります(笑)
一応 これでも緊張しているつもりです(^-^;)
春らしく 関西らしい素材で料理を…
運良く 欲しかった素材を全て手中に出来ました♪
岸和田 泉州の地穴子 通称「白あな」
淡路港より 希少な子がたっぷりつまった飯だこ
京都若狭湾から 造り身の赤甘鯛
山口 柳井で摂れる新鮮な朝掘り真筍
これらが本日の献立で頑張ってくれます!
あ 勿論自分も 頑張ります…(笑)

付出し三種)
甘いトーストに鯖のへしこを炙って
自家製 すくい黒胡麻とうふ
京水菜 エリンギ パプリカのお浸し

関西らしい春の造り三種)
泉州 地穴子のへぎ
若狭 赤甘鯛のひとこぶ
淡路 飯だこ しっかり詰まった子と

取れたてを さっと煮で)
山口柳井の朝掘り真筍
淡路 飯だこの行水煮 菜の花 葉山椒

強肴)
福井名産 竹田の“あげ”を醤油だれと
生冬子椎茸 青唐 葱卸し

温物)
京蕪と赤甘鯛蒸し 銀餡に山葵を梳いて

食事)
瀬戸内 根付き鯖を軽く締めた寿司 へぎ生姜

汁)
福井 田邊酒造さんの粕で京風仕立てに
鰤 鮭 紅白膾 菜種 へぎ柚子
振り返りを兼て…何時も皆様量が多い との事ですので
量感を少しあっさり目 食材重心にしてみました
京料理の概念とは逆転した発想で 敢えて素材の
味を活かすべく 全体的に味のりは控え目に…
京蕪、生冬子椎茸など 独特の風味は好みも別れますが
日本人が昔から馴染んだ“自産自消の習慣”を重んじ
で私が体験から思う「料理と酒の相性」を模索し続けます
まあ 簡単に食べて美味しければ♪(笑)
先週もお越し頂いたMさんから…
屋久島“たんかん” これ薫りも良いし甘いんです♪
何時も ありがとうございます!
Yさんからは北海道らしい…さぞ高かったのでは
5種類もあるのですね…(汗
これは 昔から大好きなんです!(笑)
来られていた皆様にもお裾分けを♪
雨の降る中 お忙しい中 お集まり頂いた皆様
本当に ありがとうございました!
で その後…
こういう機会は年に1回 と滅多にない という事で
SさんとYさん そして私は店をさっと片付けて…
一路 北新地へ!懇親会の続きと勉強会を♪


Sさんが何時も「ここは旨い!」と連呼しているので
是非 勉強させて貰おうと…
3人で お酒の話 料理の話 尽きる事無く…
この度の出会いに感謝です♪
Yさん 気をつけて北海道に帰られて下さい!
投稿者 wasabi-ya : 01:24 | コメント (8)
2009年03月08日
ごほうび
本日は朝から大雨で(昼過ぎには止んだが)
昼はそこそこ 晩は…?とタカを括っていた自分に
反省中です(汗 状況は一瞬にして変化するもの
自分の些細な甘えを痛感しました。
オマエ本当に商売人か?と自らを苛む思いです…
お客様にこれと言った障害は無く だからといって
現状に甘んじている様では そこで進歩は終わります
しっかり足元を見て反省し で落ち込むのでは無く
明日への肥やしに活かす…日々 凡時徹底ですね
当店の常連様は流石に記憶力が長けていて(笑)
この時期 問い合わせも多い通称「白穴子」ですが…
また温暖化の影響か? 河岸の事情も変わってきて
います。関西ではこの時期 700㌘~1㌔手前の
活穴子が重宝され 特に脂の乗った「薄造り」は
食通なら 当然1回は食されている春の逸品
淡路 明石 赤穂…各地で挙ります
約300㌘以下を私達の世界では「ビリ穴子」、逆に
1㌔を越える大きなものを「でんすけ穴子」と呼称します
造りに最も適した大きさの穴子は私の経験上だと
500㌘~700㌘がベストでしょうか?
通年なら この時期…というところが 獲得が中々
難しい(涙 ご要望に応えるべく頑張らねば!
近い所で 今度の月曜日に何とか出来ればなあ…
さて ここで本来ならお勧めの酒を という所ですが
どうやら 諸事情で体調が万全では無い様で(汗
記憶から去らないウチに(笑)順次UPしていきます
皆様は職業や諸事情ありますが 1日 何時間
睡眠を摂っておられるでしょうか?
私に限らず 会社経営、商売をされている方は皆
そうだと聞きますが 最低5時間は必要だとか
すると今の自分は…(-_-メ)
タイムスケジュールを大幅に見直す必要が
どんなに自分は大丈夫!と思っていても 体は
生身ですからねえ(汗 気持ちほど若くない と
いう事を充分 認識しないと(笑)
話が二転三転し 申し訳ない次第ですが
明日 昼営業をお休みさせて頂きます
ご予約頂いた方々には個別に連絡させて頂き
また 後日 何らかのお返しで…すみません
本業の夜席は万全の体制で臨みます
酒も暫くは 控え目に…と
来週は定休日の月曜を臨時で夜のみ営業します
(ご予約のみでの営業ですが)
代休の日程は決まり次第 またご報告を!
何故か よく入荷出来ます♪
大好評の「根付きさば」
投稿者 wasabi-ya : 02:11 | コメント (6)
2009年03月07日
福井県 「越前岬」田邊酒造さん②
本日も お陰様で忙しい1日でした
応援くださる沢山の方々に 感謝です
ここ数日 良縁にも沢山の清酒が当店に♪
紹介し切れなくなる前にUPしないと…(笑)
境港で挙がった松葉がにの身を甲羅に
ふんだんに詰めた「クリームコロッケ」
昨日 先述の田邊酒造さん兄弟がイベントを
終え お疲れの中 ご来店頂きました
折角の来阪 という事で 福井の名士であられる
A社長夫妻様にも同席頂きました。
流石に 写真を撮る雰囲気では(汗
沢山 お話も出来ました。おふた方とも
お疲れに関らず 色々貴重な話をして頂き…
粗餐では有りましたが これからも
良きお付合いが出来ます事を!
来年度の作り 手伝いの件 ご了承頂く話を
する事をすっかり忘れてました(笑)
A社長夫妻にも ご多忙の中 約4時間も(!
お付合い下さり 本当にありがとうございました。
心地よい緊張の中で これからの「作り手」「伝え手」
私達の方向性 指針をしっかりと見定め
「変わらない本物の追求」継続してゆきます
唯一 心残りなのは 準備していた「根付きの鯖」を
うっかり出し忘れていた事でしょうか(T_T)
今は明日の為 早目に就寝します
少しでも 睡眠を摂っておかないと(笑)
しっかりと愉しませて頂いた田邊さんのお酒達…
またゆっくりご紹介させて頂きます
良き人 良き酒 良きご縁 に感謝して♪
投稿者 wasabi-ya : 00:08 | コメント (4)
2009年03月06日
福井県 「越前岬」田邊酒造さん①
昨日の予告通り 昼が落ち着いてから
高島屋へ自転車で行って来ました
お目当ては7階「越前,若狭の味と技紀行」
田辺酒造さんのお酒を見に…
早速 蔵人さんの説明を聞き入って…
とても対応が良く 気持ちの良い若い蔵人さんです
田邊専務にも挨拶し 葉書のお礼と、
明日 9時過ぎのご予約を頂戴して来ました
試飲させて頂きましたが 素晴らしい味わいでした
早く 関西に特約店が出来る事を期待しています
色々 飲んでみたかったので…
お裾分けも…ありがとうございます。
早速 明日の献立に登場させるべく♪
あとは目当ての食材を探してふらふらと(笑)
「オバマ煎餅、饅頭」も沢山出ていたのですが
何か ねえ…(汗(^-^;ゞ
本日から開催 という事で沢山の人でした
日頃 人ごみに慣れていない自分にとっては(涙
私がお邪魔した「田辺酒造さん」のブースには
美男美女の方々が気持ちよい接待をしてくれるので
個人的にもお勧めです♪
近くまで足を運ばれる方は 是非 ご覧下さい。

明日の来店 心待ちにしています!
投稿者 wasabi-ya : 00:33 | コメント (8)
2009年03月04日
見事にすれ違い(笑)
本日 久しぶりに(7年程 ご無沙汰でしたが)
自転車で15分位の 有名地酒専門店へ顔出しに
流石に 向こうも覚えてないでしょう(笑)
当然 清酒の開拓、発見が目的で行ったのですが
相変わらずの品揃え しかも 改装したのか(驚
やけに外装も店内も綺麗でした 浦島太郎の気分
しかしなあ…(=_=) 以下 省略(笑)
で 店に帰ってくると 訪問されたらしい足跡が!
偶然か 見事にすれ違いです(^-^;ゞ
アポくらい 取って貰えたら 待ってたのに。
この酒屋さんでも 営業するんだ…と
それだけ 今の御時世の大変さを物語ってます
まだ 清酒がブームになる前はとても情熱溢れる
清酒を…それ以上にお客様を大切にする店でした
店内も古ぼけてましたけど もう10年以上も前ですが
私も関西中の酒屋を練り歩いた時 沢山のご主人と
お話をさせて貰ったのですが
本当に「酒を通じての人間関係」を実感しました
心情柄 誰でもそうだと思いますが 自分を大切に
してくれる方とお付合いしたと思うのは至極当然
況や 「売ってやってる」のような高慢な態度では…
まあ「買ってやってる」的なお客が増えたのも事実
要は 相互関係を如何に構築出来るか なんでしょうね
よく 「マスターは この中でどの酒が一番 好きなの?」
と聞かれますが… 難しい質問です
結局 どれを飲んでも「美味しい」ので(笑)
ただ はっきりとしている事は…
「伝え手」としてお客様にお酒を紹介し 代金を頂いている
ので それなりの商品説明がしっかり出来る事
本筋は「料理屋」なので 料理が主役 で料理を引き立てる
酒を提供出来ているかどうか という事
お客様の好みを如何に判別出来 結果に出せるか
当たり前ですが 定価購入 定価供給(笑)
料理の様に自分が創り出したものと違いますからね
お客様とは恒久的に“共存共栄”であるべき
料理はその店の技量が全て見える反面 お酒は
あくまで「他人が作ったもの」 やはり料理人として自分の
料理と相性の良い酒 を捜し出す事が重要不可欠です
近年 蔵元さんの努力が身を成したせいか 安値で
素晴らしい酒が沢山出回ってきた様に感じます
美味しい酒を飲める事 お客様にお勧め出来る事
本当に感謝です
投稿者 wasabi-ya : 00:06 | コメント (6)
2009年03月03日
北海道より♪
夜半 仕込みもある程度落ち着いて一服して
いると電話が…
「札幌のBです~♪」
電話を頂くのは 初めてです…「始めまして」(^-^;ゞ
昨年もお客様を紹介して頂いたご縁でお世話に
なった 市内に店を構え知る人ぞ知る本格焼酎バーの
オーナー様 ご高名はかねがね聞いていました
3月上旬に Bさんのお知り合いで 関西の重鎮様も
よく行かれている あの超有名寿司屋のYさんが
研修がてら関西にお越しになられる! という事で
当店で是非…という嬉しい話の内容 ですが…
「その日は定休日です(汗」でも折角 北海道より
ご指名でお越し頂くのに ここで無碍に断るのもなあ…
「関西の重鎮様方も月曜日は一番 スケジュールが
しんどいかも…ですが何とか調整してみます!」
その後 お互いの近況 酒の話など
全国 どこも大変な現状ですよね(=_=) でもBさんから
電話頂いたお陰で元気も一緒に頂けました♪
遠く離れた地でも何か共通するものを感じます
北海道に鹿児島に…もっとみんな場所が近かったら
いいのになあ(涙)
「たけのこ」についての話はまた“最新情報”にて
決して 私の子どもの事ではありません(笑)
本日 ある方のお気遣いでこの季節 恒例の♪
H君 いつもありがとうございます♪
奈良県 大倉本家さん山廃の酒粕
山形県 朝日川酒造さん…今年もご縁で♪
極上の板粕です… 湿り具合も申し分なし
あとは自分がどれだけの仕上げを出来るか?(笑)
去年も書きましたが 京料理ならではの活力有る
美味しい粕汁になります事を
2日 掛りますが やはり美味しいモノを造る為には
手間暇を省いていては…ねえ(汗
色々 考えましたが「桃の節句」でのイベントは
料理屋らしく この粕汁を提供させて頂きたいと
思います。今の常連様の好みを拝見するに
「甘酒」「にごり」は…うーん(汗
やはり 当店のスタイル「料理に合わせる旨い酒」を
大切に 継続してゆきたいと思います
投稿者 wasabi-ya : 00:09 | コメント (4)
2009年02月28日
故郷の酒 天寶一 秘蔵酒 中汲み純米大吟醸
昨日 久しぶりに常連のDさんが…
「何回か来たんだけど 何時も貸切りか 暖簾が
降りていて…」 此方の失態でした。
立上げの時から応援して頂き 真摯な意見も
下さる心から応援して頂いている大切なお客様
感謝と供に 申し訳ない気持ちで一杯でした
このブログの話をしていて Dさんが「あの頃は
全然 更新してなかったのにねえ」と(汗
今はそれなりに継続させて頂いています
この“仮想空間”と“現実の世界”の温度差 差異は
全く違いながらも ここで生まれた良きご縁も多々
“継続は力なり”の大切さをここでも実感しています
さて 先日の流れで故郷の清酒をご紹介致します
私の実家から10分程の近所の蔵元さんです
このブログでも何回か紹介させて貰ってますね
広島県 天寶一酒造「秘蔵酒 中汲み純米大吟醸」
特A山田錦を40%まで精米 協会酵母9号で醸した
スペックは正に最上級の品質
広島の地酒は 全体的に酸味が程よく効いた
甘目の酒質が特徴ですがこの蔵元さんに限っては
後口がスッキリ切れる端麗系の酒が身上です
この純米大吟醸…味わいの表現が難しい(笑)
見事なまでにすっきりしており「水の如し」の表現が
ぴったりです 薫りも極めて控え目 味わいも
心無しか 痩せた感が否めません
少し厳しい意見ですが「清酒らしさ」に欠けています
純米特有の芳醇さに慣れてしまった とも言えますが
当然 飲む人の体調や外部要因 そして取り合わす
料理によっても味の印象は大分変わります
今日 美味かった酒が必ずしも同じ様に明日飲んで
美味いか…当然 微妙な違いが生まれて当然です
私もこの酒を過去3回頂いての紹介です
個人的に私が画く“天寶一”のイメージは当地の千本錦
を用い 個性を活かした「純米」かと思います
アンチ発言ではないですが 蔵元からみれば
最上級の兵庫産特Aの山田錦で醸した清酒が必ずしも
飲み手にとって至上の酒 とは申し訳なくも思えません
まだ そういう酒と出合っていないだけとは思うのですが
もはや 福山地元のみで地産地消 するレベルの清酒
では無い程 知名度も全国区になりました
今までも これからも 全国からお見えになる方に
誇りを持って薦める事が出来る そんな酒であって欲しい
当然 私ごときが言うまでも無く「良き酒」です
が 私見として…
投稿者 wasabi-ya : 13:55 | コメント (2)
2009年02月25日
数年ぶりの感覚…牡蠣満載 至高の酒
昼過ぎ 故郷の福山より贈り物が
後日 改めて銘柄を紹介する予定なので
一緒に添えてあった手紙の写真のみ掲載します
M酒店の女将さん 何時もありがとうございます!
私の知る限り これだけ達筆且つ流麗な文字を
お書きになる酒屋の主人は全国でもここの女将さん
くらいと思います 何時もご案内や手紙を見る度
「自分もこれ位 字を書けたらPCに頼らなくても…」
とため息を吐いてしまいます(笑)
これに引き続き Kさんから二回目の…
調理場の中が既に生カキで満載です♪
本当に“食べきれない”とはこの事でしょうか。
お陰で軍手をしていても手がボロボロです(笑)
そのKさんが福山からお越しになられ 当店の
天然ふぐ(玉入り)鍋コースをお召上がりに
お送り頂いた瀬戸内のかきもご相伴頂きました!
K社長のお計らいで 周りにいた別口のお客様
全員にもお裾分けを♪(驚
提供する方は大変ですが (^-^;)その寛大さに
ただただ敬服するばかりでした
全国屈指の品質を誇る岡山牛窓産だけに
慎重に品選びし やはり推奨の生をぽん酢で。
あと焼きでもご提供しました。
世界でもこれだけ美味しいカキを食せる国に
生まれた事に本当 感謝です♪
しかし…この方達 しっかりてっちりコースと
沢山のお酒、そして雑炊もちゃんと平らげ
で カキも沢山食べたのに 誰一人として
ギブアップした方はおられませんでした(^-^;ゞ


K社長様 沢山のお気遣い 本当に
ありがとうございました!そして 縁結び頂いた
Mさん…10年来のお付合いですが また大きな
ご恩を頂戴しました。感謝に堪えません
福山人としての誇り…再認識した次第です
私も何時か 故郷に錦を…といいたい所ですが(汗
清酒を飲んで 震えを感じたのも久しぶりでした…
何年ぶりだろう?この感覚 詳細はまた後日 ですが
投稿者 wasabi-ya : 03:00 | コメント (8)
2009年02月16日
わざわざ上六まで(汗
本日 飛行機で羽田に帰る前に無理矢理(笑)
上六まで遠回りして拠ってくれました♪
このお二人も美男美女の麗しいカップルです
この週末 休みをとって京都旅行する旨はメールを
頂いてたので知っていました。同時に「スケジュール
的に たけさんところは難しいかも…」と気配りも
私は逆に恐縮して「そんな気遣いしなくても
ゆっくりお二人で京都敢行 いや観光を(笑)愉しんで
下さいな♪」と返信していたのですが…
ここからまたとんぼ帰りで伊丹空港まで わずか
1時間の来店でしたか 感動ひとしきりでした♪
今年の出来に 期待していますo(^-^)o
再会出来た事 年始の挨拶が出来た事(笑)
嬉しい限りです。昨日はがっつり友人の店で
愉しまれたご様子でしたが(^-^;ゞ
時間が合えば 是非 御一緒したかったなあ…(涙
群馬まで無事に帰宅出来ます様。
今週は全国の様々な方々とお会い出来 感謝です!
皆様から元気を沢山頂きました。
今週は 金曜日以外が不思議と忙しかった…?
本日も早い時間から常連様と楽しいひと時が
(私は当然ながらバタバタしていますが)
そんな折 師匠から電話があり 予約を頂きました。
はて?この時期に何か話でも…と思っていると
次男(年齢は30越えてますが)のT君が最初に
一緒に彼女を連れてきていたので察しはつきました
そういうおめでたい話に当店を使って頂けるとは…
師匠と姉さん(奥様)、T君と彼女4人で和やかに
話は進んだ様で 帰り際 改めて彼女をご紹介して
貰い 簡単ながら祝福して♪
「俺にもスピーチ考える時間が要るから(笑)早く
知らせてくれよ!」とハッパをしっかりかけて…
私と師匠 の間柄とはまた別に T君とも付合いは
長く 何回も店に遊びに来てくれている関係も
あってこの度の話は自分の事の様に嬉しかったです
彼は今の所 料亭(師匠の店)には帰らず 自分の
道をしっかり歩んでいますが…
「最近 どうなん?」「いやー厳しいですね…」
「自分なら大丈夫や! 人の事言ってる場合やないけど」
と…他愛無い会話でしたが(笑)
師匠に対しての恩義 とはまた別に 一人の後輩として
T君に何か出来れば…と思う次第でした。
忙しいながら ほのぼのとした1日だった様な (^-^;)
本日は仕込みも早く終わったので 久しぶりに
一人でゆるりとダレヤメを愉しんでます♪
休み明けより また昼メニューが変更になる為
明日は少しばかり段取りの為 仕事しますが
何か すっきりと明日の休みを迎えれそうです♪
五体満足に仕事出来る事
沢山のお客様に来て頂ける事
本当に 感謝 感謝です!
福岡より…Kさん ありがとうございました♪
白鹿便で(笑)
投稿者 wasabi-ya : 00:45 | コメント (2)
2009年02月06日
寒ぶり大根煮と清酒穂谷を取り合わせて
昨年 訃報の知らせを聞いていた岐阜のW君から
電話を頂き 久しぶりに声を聞けました
正直 自分は何も言えなかった…「電話してくれて
ありがとう」としか。
そうか 四十九日になったのか あれから…
同じ子を持つ親として これからもお互い 頑張ろう!
と仕事中でもあったので 手短でしたが
W君 電話くれてありがとう。
先日 お世話になっているOさんのブログを見て
そう言えば 今年仕込みしていないな(汗と
丁度 河岸で良い寒鰤を手に入れたので
「寒ぶりと大根煮」を仕込んでいます
自分はどうも 整理整頓が下手なのか モノグサなのか
引き出しが混雑していて 鍵が何処にあるのか…(笑)
まあ 経験と勘を頼りに… (^-^;ゞ
私がこの料理を作るとき 一番留意する事は
出来る限り 鰤のアラを多目に入手する これだけで
仕上がりが十二分 変わってきます(笑)
技術的に難しくも無く 家庭で良く作られる料理です
京料理ならでは…という点では「割醤油」という手法
簡単に言うと 複数の醤油の特性を活かし味、見た目共に
「醤油の美味しいドコ取り」をする事です
で 仕上げてから最低 1日寝かして味を充分染込ませ
季節の梅麩、菜の花や針柚子を添えて頂きます
また 紹介が遅くなったのですが 先日 H君が
わざわざ持って来てくれた枚方の地酒「穂谷」と
このぶり大根を取り合わせてみました
一口 含んだ瞬間に芳醇な甘味 芯が太目な印象
常温で頂いてますが「燗化けするやろな…」と(笑)
ぶり大根もかま等の脂がのった部位を仕込んでいるので
さぞ 相性もいい事だろうと 期待に胸を膨らませながら
可愛く 50度前後のぬる燗で頂いてみました
予想通り 化けます 化け過ぎ(笑)蕾が一気に開くかの
如く その酒が持つ本来の旨味と酸味が怒涛の如く
喉を通ってゆきます 初心者には疲れる酒かな?
が さすが鰤大根 しっかり合さってお互いの良さを
醸しあっている 和食ならではの幸福感を感じます
ここで 再度 10度位に冷たくして頂きます
これはこれで 冷やかな喉越しがいい塩梅ですね
恥かしながらH君に教えて貰うまで知らなかった銘柄です
悪い表現ですが関西の蔵には見られない重圧感かつ
爽快さを持ち合わせた飲み応えある酒質ですね。
H君 また新たな巡り合せを与えて貰い 感謝です♪
邪ながら「ここの吟醸って どんな造りなんだろう?」なんて
更なる探究心をそそる そんな思いです
因みに この鰤アラ 河岸でたまに頂く「おこぼれ物(笑)」
で 酒繋がりのご縁で類寄せた「穂谷」と云う銘酒
自然の恵み 人の温情に本日も感謝の思いです
日本人に生まれて良かった…(#^_^#)

出ましたね! 第二弾「ショコラ」が♪
投稿者 wasabi-ya : 23:11 | コメント (10)
2009年02月05日
うす濁り丹澤山…牛すじ巻きと
先日 仲良くさせて貰っているMさんから
お裾分け頂いた 神奈川の銘酒 以前 K君からも
頂いた同じ蔵元さんの生酒です
この蔵のYさん K君、Mさんにそれぞれ清酒を送り
で おふた方が当店に…というご縁の巡り合せ(笑)
皆様の粋な演出にただ 感激です♪
うす濁り と表記ですが綺麗に澄んでます
9号系の酵母を使用している割に薫りは控え目 が
後香が長くたなびく妙な印象(あまり経験が無いせいか)
飲み口は軽やか 無ろ過らしからぬ軽快さです
しかしながら磨きぬかれた作りのなせる業か 素晴らしく
余韻が長く 米の甘味を十二分に堪能出来ます
惜しむらくは 開栓直後の風味を味わいたかった(我侭)
特約が近くにあれば 是非 店に常備化したい銘酒
決して 身内びいきな意見ではありません。
未だ燗では頂いてませんが それなりの味わいかと
これに 賄いがてらで作った「牛すじ出し巻き」と

仕込みで ほぼ毎日巻いてます ので余りで
色々なネタを遊びに 巻いて賄いで頂いてます
先日の恵方巻きの際には「福紗焼」でも活躍しました
拘りではないですが夜のメニューで「出し巻き」は
書きません 常連様は事情を知っているので
そのつど巻く 一種の裏メニューにしています
と いうのは「巻き置き」したくないからです
やはり 本当に美味しい出し巻き というのは
巻き起てをふうふう言いながら零れんばかりのだし汁と
一緒に頂くのが ベストな食べ方なので…
流石にバタバタしていて オーダーが遅れる事を
考えたら この方法が最善かなあ と
まあ「骨せんべい」と一緒の考え方です
安いから 高いから という線引きはありません
で 当然 丹澤山との相性も抜群でした♪
春にこの丹澤山と当店の料理で会をする予定です
早速ですが 近日 清酒群が到着するので(笑)
格納の確保をしておかなければ(^-^;ゞ
K君 Mさん そして造ったYさんに感謝!
投稿者 wasabi-ya : 02:17 | コメント (0)
2009年02月01日
意図と存在理由…清酒の立場
※決して誹謗中傷の文面ではございませんので
飲食店 一個人として思う 簡単な疑問譜です
先日 ご新規の方(男性2名様)がカウンターに
座られて 最初の一言「自分…凄く日本酒勉強した!」
はあ…???
何も 聞こえよがしに言わなくても…(><o)
まあ 発言は自由ですし 批判という視点では
無いです ただ 「勉強した!」という根拠って?
その言葉をきっかけに ですが ケーススタディとして
敢えて 自分に視点を向けてみます
表の棚に飾ってある清酒や焼酎の銘柄を見て
そこそこ嗜んでおられる方なら まず見入るのは
分ります。 また それをきっかけに来店され
沢山のご縁もあり 今に至るのですが。
その男性のお客様も大きな声で連呼されていたので
記憶にくっきりと残っているのですが
「吟醸」や「純米」 若しくは「大吟醸」「本醸造」等…
私自身はその観念を中心に酒を薦める事に対して
申し訳なくも 疑問と危機感を以前から持っていました
まあ諸悪の根源は歴史に胡坐をかいた蔵元、酒屋達の
努力不足の延長 と少し厳しくも思うのですが
それ位 清酒は飲み手にとって分り辛く それ故
業界不振になった経緯も明らかです
・値段が高ければ旨いのか?
・区分でいう所の「純米大吟醸」が最高品質なのか?
・雑誌やメディアで取上げられている有名銘柄が
一番 美味しい清酒なのか?
しかしながら そういう所の情報に右倣えする習慣も
日本人の「ブランド志向」ならでは
先程 蔵元、酒屋達の努力不足 と記しましたが
もう1つ 書き加えるならば 私達 飲食店の勉強不足も
大きな要因である事は疑うまでもありません
私自身 自分の力量の低さに憤慨する事もしばしば
まあ おそらく 自分の指針が揺らがない限りは
この商売を続けていく事だと思いますし それゆえに
自身で気付いた上記の様な“課題”はクリアして
ゆく事こそが真の「問題解決」になるのだと思います
勿論 自分の観念を主張して歴史を否定する事は無く
全てを肯定的に考え より全体最適の形で ですが
時間は掛りますし しなければいけない事は数多です
ましてや 経営に反映させ結果を伴わなければならない。
なので試行錯誤の日々が続いています
足元に視点を返して 自身の行動を振り返ると
恥かしながら 反省すべき点は多々あります
(お酒 というカテゴリに限定して の話ですが)
・蔵元、銘柄任せにしていないか?
・経験や知識にかまけていないか?
・そのお客様に見合う商品を提供出来ているか?
と 振り返る度「まだまだだなあ」と…(汗
もっと 簡単に 単純に伝われば と その為に
どうやっていけば良いのか?
「押し付け」になった時点で それは「自己満足」に変わり
もう 軌道を反れ本来の目的からは遠ざかります
「お酒は飲む人」を選べないのだから…
決して 飲み人がお酒の上に立っている様な考えでは
いつまでも この目的は達成できないのでしょうね
「伝え手」として恒久的な課題と心得ています
まだ 勉強が足らないなあ…
投稿者 wasabi-ya : 03:40 | コメント (4)
2009年01月19日
表記の難しさ…「見て」飲むのか「感じて」飲むのか
題目は“清酒”に関しての私が以前から思う
悩みのタネの1つです
当店の清酒メニューは 産地(都道府県)、
銘柄、使用酒米、日本酒度、簡略説明そして
1合とショットの各価格 という表記
ふとメニューを見ながら「こういう表記で果たして
飲む人にとって分り易いのだろうか…?」と
何時も考えていました。
普通のお店さんがメニューで掲載するのとは
違う観点です ただ記載する というだけなら
子供にも出来ますからね。 そうでは無くて…
20歳を越えた成人が夕方の食事と取り合わす
酒は 良く飲酒しても量的に4合 利き酒を考慮
しても銘柄数にしてせいぜい10種…それ以上は
「贅肉」の様なもので多種在っても意味を成さない
まあ 今までの経過で自分が思う事です
正直 銘柄表記はやめる方向ですけど 何故なら
清酒はラベルを見て飲む種類の酒では無いので
大きく味を左右するのは 地域、蔵元 で季節毎の
作りの違い(熟成含め) といったところでしょうか
日本酒度(表記で+や-と数値化されている部分)
も実は表記としては甚だ不親切なのです
それだけで 味感の「辛口」や「旨口」は判別出来ない
深く掘り下げれば「アミノ酸度」と「日本酒度」等の
酸味対比をしっかり明確に表記して初めて親切な
ユビデンスに繋がる訳ですが…あまりごちゃごちゃしても
一般の人は分り辛いだけだしなあ…と(汗
突き詰めて言えば 銘柄を安易にお客様に選択させる と
いう事は清酒を専門に取扱う飲食店の行為としては
あるまじき行為にもなりうるんですね
その清酒がもし お客様の口に合わなくても
選択したお客様の責任 という逃げ口上になります
お客様は料理を食べる と同様 美味しい酒を飲みに
来て頂いているのに その美味しい清酒もエスコート
出来ない飲食店ではね…(笑)
ラベルに書いてある事だけを空写しするだけなら
先述の話ではないですが子供でも出来ます
その様な次元の商売にならない様に考える事は…
敢えて メニューは簡素化し、お客様が欲しい情報は
このブログ等をメインに公開して理解を仰ぐ と
2段階にした方がより清酒に対してお客様の理解が
深まるかな…と あくまでネット環境がある方限定ですが
ここまで深く考えてしまう理由の一旦に 清酒管理の
難しさがあるのです 例えば1本の清酒を購入した。
開栓する…3日で酸化影響で味わいに変化の出る銘柄も
あります 2週間置いてもあまり変化しない銘柄も
「この酒はこういう味わいだ」と明確に表現出来ないのです
料理 と同等のレベルで解釈すれば納得頂けます
当店で飲んで 気に入ったので自宅用で購入される方も
おられる事を考えれば あだやおろそかには扱えません
ましてや温度差で多面な表情を持つ事を考慮すると…
やはり 今まで通り お客様のご要望を聞いて 提供する
方が「顧客満足」に適っている様に思います
常連様ならその方法でも可能だけど 新規の方には…
と言っていたらキリがありませんが(^-^;ゞ
まあ 時間をかけてゆっくり作っていきます…
深夜の独りぼやきでした
投稿者 wasabi-ya : 01:10 | コメント (4)
2009年01月15日
「醴泉 本醸造」 少しずつ間隔が
中々 ブログを書くタイミングが合わないです
まあ精神的に余裕が無い…という所でしょうか
今の所 仕事べったりで そろそろ辟易してきました
ご予約頂いて 今年初めての来店だったMさんに一言
「髪 伸びてるやん…」 ハッとしました
そう言えば そんな基本の事すら出来ていない…(汗
飲食業としては失格です Mさんの忠告に感謝です
昼席を始めて1週間になり もう“試運転”と言ってる場合
でもありません。しっかり軌道しないと
今年はがらっと考え方を変え 周りとの協調性を優先
する様に心掛けてきています。決してカリカリしない(笑)
要点は逃しませんが 5割くらいの感じで仕事しているのが
自分にとっても 周りにとっても良いようです
私も少しは大人になったのでしょうかね(^-^;ゞ
明後日 金曜日はYKRふぐの会が控えています。
そこでまた違う自分を!(?)ご披露出来る様に…
まあ 市場交渉等は殆ど終わっているのですけど
この厳しい最中ですが 連日忙しい日々です
本当にご来店下さる方々には感謝です。
まあ常連様には伝わっている事なんですが…
当店は「盛り置き」などの段取りは出来る限り控えています
例えば“カキフライ” あらかじめ衣につけて オーダーを
聞いてから揚げるだけ にすれば提供時間も早いですが
果たして“食感、味わい”としてはどうか?
そういう“食べる側”の立場を尊重した仕事を心掛けて
いますので その分 些少のお時間は頂戴します
何でも「出来たて」が美味しい事には間違いないですから
昔 全盛期の頃 徹夜で1,000人分の段取りをしていた
姿を知っている同僚が聞いたら…まあ時代は変わるもの
理想を追い求めて今の場所にいるわけなので。
どのお客様にも 自分の家族に出す様な気持ちで
料理をしてゆきたい…当たり前の事だと思います
そういう時やはりモノをいうのは「基本」ですね
かなり前から愛用している“燗向き”の清酒です
岐阜県 玉泉堂酒造「醴泉 本醸造」
これも アル添を感じさせない CP高い逸品
当店でも飲まれた方は多いと思います
一言でいえば「食中酒」
また ご来店の際はお声掛け下さい!
投稿者 wasabi-ya : 02:07 | コメント (6)
2009年01月07日
花垣新酒 昼営業再開に向けて…
本日より 昼席が再会致しました。
近隣の常連様に軽くご挨拶程度に告知した程度
殆ど「宣伝」をしていませんでしたが…
営業開始 と同時にOさんご夫婦が♪
ご丁寧にお菓子まで頂戴してしまいました。
何時も ありがとうございます
同時に…YKR棟梁様が!!(笑)
大変 ご心配頂いてました。お気遣いに感謝です。
確かに 正直な話 大変です(笑)
しかし 以前からご愛用頂いていた常連様方のご要望
また 地域密着経営を考慮して決意 再会した事
勘が戻れば 必ず「再会して良かった!」と思うときが
皆様にご心配をお掛けしている事は本当にありがたく
また励まされて仕事に従事致します。

実際 やってみて改めて再認識したのですが
やる事が多い!(笑)普通なら3人分 といった位かな?
このブログも頑張って毎日更新を心掛けていますが
どうやら それも難しいようです。
また 間隔が空きますが 店では元気にしてますので!
何事でも大変なのは最初だけで 慣れれば それが
「普通」になります。何時も その“可能志向”で動いてます
素晴らしいスタッフ達に支えられ 前進あるのみです
紹介が遅れましたが やっと写真が撮れたので(汗
福井県 南部酒造場「花垣 冬のしぼりたて」
何回かご紹介させて頂いている蔵元さんです
この銘柄も季節限定の新酒 搾りたて
スペックは本醸造ですが アル添をしている とは思えない
程 芳醇な米の旨味を愉しませてくれる逸品
なかなか 清酒の世界は奥が深く楽しいものです
冷やで頂いてみるも 燗で味わう時に感じる 高濃度な
旨味 それでいて引き際はフレッシュ感たっぷり
さながらどの食材にも取り合わせてみたくなる
コストパフォーマンスの高い…少し褒めすぎか?(笑)
そう言えば ふと思う事ですが近年 こういった新酒系は
生もの特有のヒネ香が弁慶の泣き所だった筈ですが
そういう変化もあまり感じず…技術の進化が為せる技ゆえ
飲み手にとってはありがたい限りです
この時期 魚介は産卵期前で脂が乗っているという事も
あり 芳醇なる取り合わせを楽しめる良い時期なのかも
まだまだ 仕事に感けて紹介しきれていない銘柄達が…
色んな意味で頑張らないと!と本日も反省です。
告知) 今月20日~22日の3日間
今年初めての「清酒 半額DAY」を開催致します!
去年も大好評だったこの企画 美味しい清酒を
もっと皆様にお伝えする事が出来れば…との企画です
ご都合の合う方 またご来店お待ちしています
投稿者 wasabi-ya : 01:41 | コメント (2)
2009年01月05日
麒麟山ぽたりぽたり 師匠がお越しに…
本日 開店後すぐ 師匠と姉さん(奥様)がお越しに
なられました 本来なら自分が出向くのが筋ですが
営業を早くしている という事もあり…
昔なら 緊張のあまり 数メートル近くに寄る事すら
適わなかった師匠も今では心無しか穏やかな御仁
ここだけの話 関西料理界で「鬼の……」と呼ばれ
盛付けが1ミリずれただけで傍にいる調理師7~8人
がシバかれたり(汗 その剃刀の様な切れるオーラ
は戦慄ながら良き記憶として刻まれています
人並み外れた慣性 センス 仕事に一寸の予断も
許さなかった正に「鬼の人」ですが 同時に人情も
熱く 今でも全国から数百人余の後輩が毎年
代わる代わる挨拶に来る…そういう方です
私も小さいながら一国の主として 昔の様に
叱られる事は無くなりましたが その業を受け継ぐ者
として自覚はしっかり持ち 何時までも師匠の名を
汚す事の無い そういう仕事を心掛けています
そんな師匠も姉さんと2人の時は仲睦まじき夫婦です
鋭い眼光は相変わらずですが 表情は優しく…
新年のご挨拶と料理をしながら近況報告を
「昼営業 近々再会する予定です」
「そうか… それが正解かもしれんな 頑張れよ」
と 言葉を頂いた後
「相変わらず 頑張り屋さんだが 体が疲れていると
味付けが濃くなる事があるから充分 留意してな」
「分りました 気をつけていきます」
本当に ありがたい言葉です。
今一度 足元を再確認して 気の緩む事の無い様に…
「きちんとした仕事を何時も心掛けてしていれば
お客様もちゃんと適正価格で喜んでくれる」
本当に その通りだと思います
「もう うちの店も25年になったんだ… 不思議なものだ」
「25年ですか… 世間体にも立派な“老舗”ですね」
「”老舗”…はは、 そんなものかな…」
いやいや 身内びいきな意見ながら 高島屋でも
大丸でも… 立派に老舗としての姿勢を誇示され(汗
それでも胡坐を掻かず 何時も前線へ立って全てへ
気配りされている姿 ただただ尊敬の念ばかり
その“老舗”の黎明時代に仕事させて頂けた事
今でも私の誇りです。 やんちゃで迷惑ばかりかけていた
坊主でしたが(笑)
料理人として駆出しの頃 兄さん達から受け継がれて
きた「職人」としての語り話…悠久さながら
今度は自分達が後輩達へ語り継ぐ番ですね
何時までも変わらない「料理人の想い」を
さて(笑)12月にお勧めしていた新酒の紹介です
新潟県 麒麟山酒造「ぽたりぽたり」
表記の通り 搾りたて生酒
蔵人さん達自ら田植え 稲刈り作業に携わる五百万石を
用いて仕込まれる時期限定の清酒です
私は個人的に通年「麒麟山 純辛」を好んで使用しますが
この時期だけは「ぽたりぽたり」を愛用します
清酒ならではの四季を感じとれる 至福の時です
しぼりたてながら 優しく フレッシュ感溢れる…しかし
力強い そんな風味と口当り 原酒らしき荒々しさは然程
感じず 何かのフルーツを齧っている様な
失礼ながら この方面の蔵元造りとは少し違う
独特な味わいに魅かれ 今でも飲み続けているのですが
変わらぬ その秀でた造りにただ安心の一言
一言で喩えるなら「優しき 良き時代を彷彿する酒」
燗などでも頂いてみましたが 結局 この酒の真価を
味わうのに 冷やか常温が良い様です
去年 この銘柄を「燗で!」と言われたお客様に
「このお酒 冷やで頂くのが宜しいかと思いますが?」と
言ってその相手にムッとされた そんな記憶もあった様な(笑)
いや…そりゃ 黙って燗につけて出すのも一考でしょうが
店にある銘柄 全て自分で利いて入荷しているので…と
その方には つまらぬおせっかいだった という教訓です
それ以降 自分から進んでお客様にはおすすめの飲み方は
しない様にしています 不親切 といえばそうですが
聞いて頂けた時だけ お答えする様に と
これを もし料理に喩えたとするなら…恐ろしい事ですが
まあ 「趣向品」ならではの観念なのでしょうね
とオチになっていない締めで(汗
投稿者 wasabi-ya : 05:54 | コメント (0)
2009年01月03日
丹沢山 純米生酒 年始営業は…
本日から営業開始。5時過ぎから来られた1番客は
昨年も大変お世話になったA社長ご夫婦様。
確か…2年続けて1番客であられた様な
ご近所様とはいえ 本当にありがたいばかりです
大晦日わざわざお越しになり 極上の年越しそばを
頂戴した折のお礼と新年の挨拶をし…
従業員の女性に「はい♪」とお年玉を (@_@!
この厳しい御時世 他人の事に気配りされるその
温情にまた 改めて感謝です。
「爪の垢を煎じて飲む」改めて身にしみる思いです
だんだんお客様で混み合ってくる その前に
すっと退いていかれました…ありがとうございます!
そして この方達も2年連続で年始営業にお越し
頂きました。WSさんおふた方!
「今年は本当に厳しいだとうけど 頑張って!
応援してるから♪」その言葉に勇気付けられます
お土産も沢山頂いて…
結局 この方達が呼び水となったのか 不思議に
席が埋まり(笑)上々の出発になれました
やはり 常連様あっての商売です。皆様に
「おめでとうございます!」と元気に挨拶しお帰りの
際も「今年も宜しくお願い致します!」と…
確かに 世間の厳しい風は吹いていますが 負けず
元気に 明るく 今年も突き進んでゆく所存です
早速 最後の方で炸裂していました(笑)
去年 仲の良いMさんが持って来てくれたお酒です
私の知人Kさんが仕込んでいる生まれ故郷の清酒
神奈川県 川西屋酒造「丹沢山 純米吟醸」
裏には「2008年度醸造 垂れ口の酒 本生3」
アルコール度17.0~18.0 原料酒米 若水
精米歩合 55% 日本酒度 +6.0 使用酵母 9号系
「生酒」とは搾りたての清酒を一切 加熱していない
場合のみ表記出来る意味で 真のフレッシュ感を
楽しめる意味合いで興味深深です ただ管理が(汗
見た感じでは 表記通り うっすらと濁っています
「利く」とは恐れ多い事ではありますが 一献…
重厚感あふれる甘味と酸味が心地よく口に広がります
開栓して幾日か経っているのが非常に残念(涙
今度 縁があれば 開栓仕立てを愉しんでみたいです
若干 渋味は感じますが 生酒ならではの嫌味が無い
生のままの米の上手さ じゅるっと喉に流れる時
若干 香ばしさ…というか酸の持つ旨味が伝わって
キレは短くとも「ああ いい酒だなあ…」と
神奈川に こういう酒を造る蔵元が有った事を恥かしくも
知らなかった自分はまだまだ未熟者ですね(-_-メ)
去年の春 造りが終わってから当店に足を運んでくれて
持ち込んだ酒で朝まで語り明かした記憶が懐かしい…
あの時 自分が飲んでいたので料理をろくにしないと
いう愚考が 今でも悔やまれていますが。
今年も 造りが終わったら「是非 ウチに来てね!」と
約束しています。彼が造りの携わった酒と自分の
料理を併せて また語り明かせたら…
そんな想いを馳せて このお酒を愉しんでいます
Kさん 素晴らしいお酒を有難う♪
今度は料理で「ギャフン」と言って貰わないと(笑)
投稿者 wasabi-ya : 05:07 | コメント (4)
2008年12月16日
冬らしい選別なのか?清酒の様々な顔
この時期は「新酒」が出る という事もあり
幾つか候補に挙げていた銘柄を含め 何軒か
挨拶回りを兼て…
例年ですと 冬の魚介は脂の乗りも良いせいか
取り合わす清酒も芳醇系が多くなるのですが
ひとつ 去年と違うな…と気付いた部分が
何故か 7割程の銘柄が東北、北信越系に(汗
純粋にブラインドした個人的な選定ですが はて?
で バランスも新酒を織り交ぜているせいか
燗にして??的な冒険もしています
やはり口が慣れてきているせいか?
相原さんの「雨後の月」などは年間通じて秋口から
というのは通年どおりですが
やはり まだ色々利いてみないと判らない事が
沢山あるのだなあ…と
魚介の脂が という事ですが数年の間 徐々に
温暖化の影響で旬期がずれてきています
海水の冷え込みが本格化しないと魚介の産卵期に
影響を来す為か
殆ど 感覚で生きている様なものなので(笑)
ただ 記録は明確に過去を映し出してくれます
年々同じ様にはいかない訳ですよね。
自分の中の“教科書”も時折 更新しないと
そのうち 寒ぶりが“春の旬魚”に変わっていたりして
そんな時代もそう遠くは無いのかな…
つらつら考えながら 日々勉強ですね
投稿者 wasabi-ya : 19:29 | コメント (2)
2008年12月14日
雨後の月 純米無ろ過原酒
今週も沢山の方々に 足を運んで頂き 本当に
恐縮です。明日(今日)も…
12月も折り返し これからが本番 という所ですが
やはり例年とは違う厳しさが 皆様も一緒だと
いう事です。お顔を拝見すると何故か安堵します
一連の事も良き学び として前向きに受け止め
出来る事を“凡時徹底” 今はこれだけです
応援して頂ける方々に本当 感謝です
今週は特に 清酒を嗜まれる方が多く 嬉しい事に
予想外に在庫が追いつかず…
仕込みを少し早目に切上げ 酒屋に足を運んだ時
「お 久しぶり…」と選別した銘柄です
広島県 相原酒造「雨後の月 純米無ろ過生原酒」
蔵元HP http://www.ugonotsuki.com/
私が出身の地 広島は呉の清酒です
結構 名前を存じている方は多いかも
日本酒度+8.0 酸度1.8 酵母 協会9号
精米60% 掛米65% 八反錦(地元米)
アルコール18.0度
今年醸したての「新酒」しかも無ろ過で原酒
私があまり店では置かない部類に属します
数値だけ見ればスッキリ…と思いきやこの蔵元
独特の酸味を持ち 濃い油物等でないと少し辛い
かな と(あくまで個人観ですので)
この時期 寒ぶりなど食材に脂が乗って来て
こういう銘柄とぶつけるのも面白いと思い
本日も早速 お客様にお勧めしまくってました(笑)
実は…当店にご来店の方はお気づきだと思いますが
油物のメニューを少しずつ減らしています
人間の体 というのは夕方以降 油分を控え目に
した方が色々な部分で良い という事は栄養学視点
でも前から気にしていました
20代後半から体力は衰えに向うので 料理人と
してもその辺りを配慮して 野菜を含めたメニューを
強化したいな と以前から考えています
かといって魚介の脂分はまた違う分で消化し易く
日本人の体質にも相性が良いので
料理を構成するだけ最低分のバターやチーズ等の
食材も使用しますが(汗
近年 食の欧米化 とよく謳われますが 職業柄
日本人に生まれて日本の食材と技法を伝承し
地味ではありきけれど本要を失わず
そういう店でありたいと 願っています
しかし 御時世柄 臨機応変に対応しますが(笑)
もう少ししたら店頭に緑色の提灯を飾るつもりです
「日本の食材を大切に考える店」と冠して
また後日 お知らせ致しますが
日本の食材 日本の酒 頑なにはなりませんが
失われつつある本質を掘り起こして新しきに繋ぐ
それこそ 自分の求める“創作”ですから
目標達成の為 今は修練の時だと思っています
是非 皆様所先輩方にもこれからも変わらぬ
厳しい指導、ご意見を宜しくお願い致します

大阪持産のとうふと湯葉の含め煮
投稿者 wasabi-ya : 04:49 | コメント (2)
2008年12月10日
東北泉 山田錦吟醸 厳しい向かい風が
業者の方、同業者の方 何方とも最近よく口に
する言葉が「今年は一層 厳しいねえ」。
思い起こせば 8月の北京オリンピック以降
日本にとって良い話題 というのがあまりありません
私は執拗なまでのメディア嫌いなので専ら現場での
お客様や新聞等の情報から感じ取れる事を
大切に見ています それにしても…
言われるように「厳しいですねえ」(笑)
とはいえ 誰もが言う様な台詞を此処で言っても
何も始まらないので 日々精進あるのみです
聞けば明日から職が無く 彷徨う方々もおられるとか
これからどうなっていくのか この日本…
と 話は変わり 父の故郷 山形の地酒です
山形県 高橋酒造店 「東北泉 吟醸」
山田錦100% 精米歩合50% 日本酒度+3.0
使用酵母 熊本酵母 酸度1.5 アミノ酸度1.3
蔵元参照HP
http://www.touhokuizumi.co.jp/modules/myalbum/
純米酒で「辛口」という明確な指標はありません
お酒は米が原材料なので幾分かは必ず米自体の
甘味を有しており逆に辛いとそれは“純米”なのか?
と逆に疑ってしまう そんなものです
酸がしっかり抽出されてるのかな と
銘柄に拠っては辛口と銘打っているものもありますが
私の様な素人も含め 試飲以外に選ぶ判断基準として
酸度とアミノ酸度のバランスを見る という切り口が
あります。口に含んだ時 鼻に抜ける時 喉に流れる
時の後口 余韻…等
こればっかりは表現が難しく人の趣向も様々です
利き酒師の資格取得の時もこの事は???
私も店でお客様によく「このプラス指数が高いほど
辛口のお酒なんだよね?」と聞かれますが
やんわりと説明するも この表現の難しさには何時も
頭を抱えています。なので 自分の利いた感じから
お客様に銘柄問わずお勧めさせて貰う というのが
もっぱらで 且つ一番安心して頂けるのか と。
人の味覚が口に含んだ時 辛味を一番感じる部分は
味蕾は側面 で後口に来る事が多いとか
しかし 入り薫 含み薫 余韻薫 また温度帯の違いに
よってどこが強調されるかもこれまた複雑
さらに取り合わせる食材によってまた変化します
そういう意味合いも含めて私の店で取扱う清酒は
不定期に様々な銘柄を使う様にしているのです
さて この東北泉 酵母で熊本を使用していながら
特徴の華やかな香りは然程感じず入り口も柔らかく
すっと入ってゆきます。
開栓後 また2週間後も酒質にブレはありません
それでいて癖が無く旨味を優しく愉しめます
淡白な食材 特に造りやお寿司(白身魚)に
併せたい銘柄ですね。
季節柄 鍋が相手だと逆に弱いかな…とも(笑)
当然 冷やでも燗でも楽しめるお酒です
これを頂きながら折角 山形の地酒だから米も
出羽系の酒米で仕込んだものを頂いてみたい…と
つと 思う位 綺麗な味わいでした
投稿者 wasabi-ya : 02:04 | コメント (2)
2008年12月06日
越前岬大吟醸 波涛(はとう)
先日 写真だけ掲載した ご縁の逸品
福井県 田邊酒造「波涛 大吟醸 特別限定酒」
蔵元HP http://www.echizenmisaki.com/
「全米日本酒歓評会 金賞受賞酒」
大吟醸古酒(原酒を熟成)斗瓶取り
予約のみの終了限定酒 よってスペックは不確定
アルコール度数17.0~18.0 精米歩合35%
山田錦100%使用
この蔵元さんの主力銘柄「越前岬」の最高峰
いわゆる“フラッグシップモデル”です
昔から大変お世話になっている福井の名士A様が
福井に帰郷の折 偶然お会いになった蔵元さん
奥様の同級生だった繋がりがこのお酒との出会いを
巡り合せてくれました。
このA様 優良企業の社長様であり高貴かつ謙虚
人柄を見て 私も「こういう人間になりたい!」と思う
人生の最終目標にさせて頂いている方
生活は質素倹約で失礼ながら見た目は地味ですが
持っているオーラがやはり違います 別格!
食材にしろ 酒にしろ 本当に美味しい物は
労力を厭わず探し出される先天的な一面も…
この方から学んだ事も数知れません
以前 勝浦に出向いて本くえを獲得した話の折
お裾分け?の変わりでは無いですが 頂きました。
先ず 私の様な者へのお気遣いに感謝です
2人でこのお酒を頂きながら「吟醸」は好きではないが
このお酒は先入観抜きで“別格”だと
言われる通りです。鍛え抜かれた古の名刀の如く
切れ味では日本の酒で適う銘柄は少ないかも
冷やかながらみなぎる酒の真の力 清涼ながら
芳醇な味わいが終いまで余韻を奏でています
「品評会」使用の為 僅かながらアルコールを添加し
残念ながら世界最高峰の水準には見られませんが
正しく今まで頂いた清酒の中では指折りの逸品
この酒に出会えた事 人の繋がりに感謝です
残念ながら 値段が見合わず 賞味期限も短いと
いう事で当店で提供するのは難しそうです
このお酒に出会う事でまた 新たな視点が垣間見える
やはり酒は「人の作りしもの」なのです
そんな思いをたゆらせながら…
本日も清酒ファンの予約が何件も
皆様に応えるべき自分でありたく
日々 修練です♪
A社長様 本当にありがとうございました
投稿者 wasabi-ya : 16:11 | コメント (0)
2008年11月26日
十四代 無ろ過中取り 「変わらないもの」
連休後のブランクで仕入れを怠り「今日は大丈夫」と
予測するも給料後の勢いまで予見出来ず(涙
本日 清酒好きの常連様が相次いでご来店
清酒の品切れが相次ぎ(と言ってもお客様には
問題無く愉しんで頂けたけども)反省の日なのです。
面白い事に このブログで焼酎を取上げた時は
カウンターが飛躍的に向上するのですが(笑)
現実は「清酒の店」と認識されているのでしょうね。
ただ ここ数年で「前割りの直燗」を注文されるお客様
が若干 増えてきている事は嬉しい限りです
しかも銘柄を選別せずお店のお勧めで!となると
やはり力が入りますね(笑)
また試練の場でもあるのですが、「食と酒の相性」は
日本人ならではの長い歴史 私も若輩者ながら
食文化に貢献出来る仕事に誇りを持って対処します。
久しぶりに取扱ってみました
山形県 高木酒造「十四代 無ろ過 中取り純米」
参照HP
http://allabout.co.jp/gourmet/sake/closeup/CU20080319A/
当主 高木辰五郎氏は県会議員というもう1つの顔を
持ち 「十五代」顕統氏と親子で蔵を盛立てています
この高木顕統氏が「十四代」という銘柄ブランドを
世に知らしめた事は有名な話です。
私はこの十四代ブランドが新設された時の「中取り純米」
「秘伝返し」の味わいが大好きでした。
くどい甘さは無くさらりと入る透明感さながらのキレ味
それから年月が過ぎ 私自身も商売をするにあたり
当初はこの「十四代ブランド」を取り扱う店 の戦略を
とっていましたが…
まあ 久しぶりに使ってみようかな…と
以前の記憶はおぼろげなのであてに出来ませんが
少々 酸味が立っている様な えぐ味は然程感じません
不思議な輪郭の甘さです。無ろ過ながら不思議に
さらっと飲み易い 味の厚みが少し薄いのかな?
控え目な薫りより少し後に果物…と言うよりそれより
強い甘味を放ち キレる印象です。
直感的に燗は難しいかな?ぬるめでも…
使用米は確か 美山錦?だった筈ですがそれにしては
賛否が分かれる甘味です。私がもし客として考えたら
これで1合4桁なら頼まないかな(笑)
「記憶はおぼろげ」と書きましたが 確かに味わいは
昔のそれとは違っていました。微かですが人工的な
薬品?の様な後味も
これ以上はコメントが難しいです(^-^;ゞ
今度は「本丸 秘伝返し」を使ってみて…
舌が変に肥えたのかな?とも 微妙な感想でした
燗は無理かな?って思う時点で…
まあ趣向品ですからね!
投稿者 wasabi-ya : 01:27 | コメント (4)
2008年11月23日
九頭龍 大吟醸燗酒 酒繋がりのご縁に感謝!
昨日は東京からⅠさんご夫婦がお越しに
居酒屋へ拠られてからだったので時間は遅かった
ですが 大変話が盛り上り 夜更けに…(^-^;ゞ
私も学生自分 陸上選手として駆けていた思い出が
懐かしい…。今日は無事起床出来たのでしょうか?
遠い昔のネット繋がりが結んだご縁です♪
気を付けてお帰り下さいませ!
本日 買い物などを終え店に帰ってくると小包が?
見覚えのあるお名前に…(#^_^#)
最近 東京に帰られたKさんから!丁寧に
お手紙まで同封して頂いて…
お世話になったのは当方なのに 申し訳無いやら
本当に!ありがとうございます。
この寒い季節もお陰様で乗り越えれそうです♪
Kさんもお体に御自愛下さいませ。来年 運良く
関東へお邪魔出来る時は…またご厄介になります
お酒繋がりの人のご縁…身に余る程 沢山の方に
気持ちを頂戴して この世知辛い世の中 人の暖かさ
を改めて実感します。素晴らしい事ですねo(^-^)o
さてさて 本日もお酒繋がりで賑わいそうな…
そんな中 毎年の事ですが 清酒の贈り物をお歳暮
がてら していますが 今日はこの銘柄を
福井県 黒龍酒造「九頭龍 大吟醸燗酒」
参照http://www.kokuryu.co.jp/brew/kan.html
HPからの抜粋です
日本酒度+4.0 酸度1.3 五百万石使用
精米歩合50% 「黒龍 大吟醸」とほぼ同じスペック
この「燗酒」が始めて出荷された年は店でも常備して
いましたが 今は所望されている方への贈り物に(笑)
冷やでもすっきりと愉しめます。酸味のバランスも良し
燗にすると(ぬる燗で)味や薫りが膨らむのが常道ですが
この銘柄はそこを旨く抑えて飲み易い作りをしています
まあ 私からみれば「ビギナー向け」ですね。
厳しく言えば 提供側の応用が効き難い…
でもブランドバリュー含め 喜ばれる銘柄ではあるので。
さて皆様は「燗」というと何時もどれ位の温度で清酒を
愉しまれているでしょうか?
ここ最近 ブログをご覧になられて来店される方が増え
お任せで注文される方に 「燗酒の良さ」をどう思われて
いるのかな?と つと考える事が多々 あります
まあ体で体感するもので言葉は重視してませんが(笑)
焼酎その他でも言える事ですが 飲まれる方の趣旨で
気楽に飲んでこそ「酒本来の良さ」ですから ここで
書いている私のごたくなぞはどうぞ 横に置いて貰って
好きな様に愉しまれて頂ければ。
良く「湯割りだ」とか「ロックだ、水割りだ」とか極論を
主張される方を見受けますが これは側面見解
料理によってはロックや水割りが合う場合もありますし
湯割りの旨さを増幅させる取合わせがあるのは事実
家飲みと外飲みだけでもかなり見解は変わります
私自身 側面見解でお酒を見ていると本質から離れ
偏ったお勧めになる という愚考に走らないよう
注視しながらも まだまだ勉強の日々ですが…(汗
また 酒を酌み交わしながら 皆様のご意見を伺いたく
思っています どうかご指導 ご鞭撻の程を

久しぶりにミナミの町(法善寺付近)を散策しました
私がお世話になった店は今 跡形も無く…(涙
時代の流れを感じます

流石は大阪人らしい発想です(笑)
投稿者 wasabi-ya : 14:44 | コメント (0)
2008年11月21日
純米吟醸 結人 ネットの便利さが裏目に
お酒関係だけではないですが 宅配便は かなり
活用させて貰っている方だと自負しています(笑)
黒猫さんと昔からお付合いしていて色々な面で
かなりサービスして頂いているメリットも♪
本日も数本 ある焼酎を発送致しました o(^-^)o
新酒の出たてには少し遅く お歳暮にはまだ早い
ですが(汗 届いた方 また自宅で愉しまれて下さい
大体 銘柄はお察し頂いていると思います(笑)
ここ最近 身近な日用品を調達するのに
オークションを活用しています。遠出して交通費
を掛け 購入するより遥かに易く手に入れる事が
出来るので大変 重宝しているのですが…
出品の写真と説明だけでは実物のイメージが
想像し難い商品もたまにあります (T_T)
本日も商品の取替えと返送分の送料を再度
振込みに… これも経験ですかね (^-^;)
考えてみると ネットと生活の関わりが昔に比べ
密になっている様な…時代さながらです
先日 群馬からお越し頂いたⅠさんから頂いた
Ⅰさんの地元 群馬の冷やおろしです
群馬県 柳澤酒造 「結人(むすびと)」純米吟醸
蔵元HP http://www.katsuragawa-sake.co.jp/
恥かしながら私 群馬県に未だ行った事が無いかも…
福島県、山形県には親戚が住んでいるのですが(汗
使用米 美山錦 精米歩合 55% 日本酒度 +2.0
酸度 1.5 アルコール15.8度 赤城南麓伏流水使用
群馬県 地元では「桂川」の銘柄で有名な柳澤さんが
数年前に立ち上げた新しいブランドだそうです
この冷やおろしも数石(約300本)のみの生産だとか
こんな希少なお酒を頂ける事に改めて感謝です
開栓し立ては酸味を殆ど感じず 優しいイメージが。
少し 甘口かな?と思いきや 微妙な苦味が心地よく
また後口は余韻も短くスキッとした味わいです
燗で頂いてみるとこのスキッとしたシャープ感が
ふくよかな丸みを帯びた芳醇な味わいに変化します
口だけでなく 体全体に染み渡るような
食事と取り合せるなら常温でも充分いけます
見事に燗化けする面白いお酒ですね♪
全体的に少し線が細い感が否めないですが
食中酒を意識されて醸しておられるのかな とも
美山錦特有の米の膨らみは充分 活きています
メニューに常備化したい私好みの酒なのですが
関西でも取り扱い あるのかな…?
投稿者 wasabi-ya : 15:41 | コメント (4)
2008年11月19日
喜楽長 生囲い ブログの大切さを実感
先日 何時もお世話になっているMさんが2人で
ご予約を頂きまして。この方もお酒に関しては
私なんぞより見識が深い方なんですが…
このブログを毎日 閲覧して頂いているようで
オーダーもそれにちなんだ銘柄が中心、と(笑)
その日にUPしたブログをタイムリーにご覧になられ
まるで重鎮Nさんとされる事が一緒で(笑)
嬉しい反面 緊張します (^-^;ゞ
自らも沢山の銘柄を所有され(一般の方ながら)
わざわざ私の所まで足を運んで頂き 他にも
飲む銘柄はある所を敢えて…
本当の“食通”なんだな…と痛感します
もっと 自分も研鑽を積まねば という励ましにも
Mさんの様な方がおられるお陰で このブログも
磨かれてゆくのかな、と有り難いばかりです
素直な感想ですが 長い間 縦社会で生きていた
自分にとって年上の方のお気遣いには本当に
感動してしまいます。
「ありがとう」とかそういうねぎらいの言葉を
かけて頂く事は殆ど無く 当たり前の事の様に
今まで生活してきましたから (^-^;)
また変な例えですが 自分がマッサージするべき
所を逆にして貰っている様な そんな感触です(汗
こういう方達と関り、ご縁が出来る事
生んでくれた両親 厳しく育てて頂いた親方と
兄さん達に改めて感謝です
そんな固い話はそろそろ にして(笑)
滋賀県 喜多酒造 「喜楽長 生囲い特別純米」
蔵元HP http://www.bcap.co.jp/kirakucho/
日本酒度+3.0 酸度1.9 滋賀県産山田錦100%
自家培養酵母使用 精米歩合60%
氷温貯蔵(-4.0)で生囲いした酒を火入れして瓶詰め
そう言えば 近年まで能登杜氏 天保氏が杜氏を
されていましたが 福井 黒龍酒造から家修氏が
来られ 現在 杜氏役に就かれているとか…
この蔵元さんの銘柄も大分前から愛用しています
「純吟 超辛口」など(笑)お客様に人気で
三年近く メニューに記載していたのですが…
個人的にどの銘柄もキレがあり 冷やでも燗でも
楽しめる そんな作りをされている感じです
滋賀県産の山田錦 そして数年前から活用している
自社培養酵母での醸造 飲んですぐ「喜楽長」と
判るほど 蔵の特性を主張しています
ふくよかな味わいを醸しながら 燗にすると旨味が
広がり とはいえくどい甘さはなくすっきり
万人受けする酒 でお客様に愛されてきました
そんな私も半年位 この銘柄を敢えて遠ざけ
色々旅をしながらまたこの銘柄に戻るわけなんですが
蔵元さんの「交流会」にも数年前 参加しました
喜多社長も素晴らしい人柄 また素晴らしい酒
どこかにつつく所は無いものかと…(笑)
場所柄 近いご縁もあり また再度 蔵元さんへ
お邪魔にならない様にお伺いするつもりです
もう十年程 お世話になっていますが…
また ご来店された折には是非!

蔵中心にある 樹齢300年のケヤキの木です
投稿者 wasabi-ya : 01:42 | コメント (6)
2008年11月17日
香住鶴 生酛辛口 季節柄 かにが…(汗
11月6日は毎年 日本海でカニの解禁日で賑わいます
で 市場にも稀に希少物が♪
兵庫県 柴山港 水揚げ「松葉がに」
希少な生体物(足が全部揃っている状態)!
この柴山港は位置的に丹後半島の間人(たいざ)と
隣接している為か 滅多に市場には出回らないとか?
松葉のタグは青 越前のタグは緑 間人のタグは白
えすがこの柴山はピンクと これもまた希少!!
この時期ならではの至高の逸品です
福井県 越前せこがに(別名 こばこがに)
ずっしりと軽く200㌘はあります。タグでお解かりだと
思いますが越前のせこがに。本ズワイがにの雌で
たっぷり詰まった卵が食通に受けています
これは正直 大阪の市場で入手する事は出来ません
値段が…(汗 ある方のとりなしで手元に来ました
奈良の重鎮様にも召し上がって頂きましたが(笑)
まあ 値段も当然 付け辛く 商売にもならないので
あった時は本当にラッキーだと思ってください(^-^;ゞ
一昔前なら普通に入手出来たものでも今に時代は…
「本物」を食べる事が難しい御時世になりました
日本で市場に出回っているかにの八割強は「紅ずわい」
で「本ずわい」とは比較出来ない程 味は見劣りします
値段も当然 一目瞭然なのですが
消費者の懐事情もあるので 仕方ないかも…(汗
今日はそんなカニ等の甲殻類にあう清酒の紹介です
兵庫県 香住鶴(株)「香住鶴 生酛辛口」
参照HP
http://www.fukuchiya.co.jp/kodawari/index.html
既に名前を存じている方も多いと思います
すっきりとしたべたつかない綺麗な飲み口
冷やでも燗でも どんな温度帯でも楽しめます
やはり国産物への拘りか…地元 兵庫で水揚げされた
本ずわいには地元の清酒を
かにの甘味を十二分に引き出してくれます
ぬる燗 というよりは上燗向きでしょうか?
自分もこういう取り合わせをほかの店で愉しみたいな…
とふと思ったりもします(涙
投稿者 wasabi-ya : 16:47 | コメント (2)
2008年11月09日
宝の美酒 上澄み純米吟醸
例年の事ですが 秋を越え これから寒い季節に
なる折 燗酒を注文されるお客様が増えてきました
市場の食材も魚介を中心に脂がのってくる時期
料理を提供する立場もやりがいがあります。
昔から何時も関心させられるのですが 魚介の脂と
日本酒って不思議と相性が良いですよね♪
海洋国家である地形さながらの所以でしょうか?
日本人として生まれ 育った事に誇りを感じ…
自分もこの職業に携わり 大地と海の恩恵に
預からせて頂ける事 本当に感謝しています
最近 時間が空いた時 少しずつですが
「和食と合わせる清酒ガイド(仮題)」なる簡易な
冊子を 作ってみようかな と…
日本に長い酒の歴史の中で 常に相伴していた
表には出ていない「食の文化」
私もこの仕事に携わり まだ四半世紀 と短い
時間の中で自分が体感、経験した事 そして
出合った沢山のご縁から学んだ事
当店でお酒を楽しく飲んで頂ける「何か」であれば…
さて 先々月 久しぶりに福山へ帰郷した時
持ち帰りした清酒です
岡山県 嘉美心酒造「宝の美酒」上澄み純吟
“上澄み”とは お酒を醸す過程で…
醗酵が終わると、醪を酒袋に入れて槽で搾ったりして、
日本酒と酒粕とに分けます。これを上槽と言います。
搾られたばかりの酒は薄く濁っている状態ですが、
10日間位静かにしておけば、白く濁った部分と透明に
澄んだ部分とに分離されます。白く濁った部分を“おり酒”
澄んだ部分を“上澄み”と呼んでいます
こういう部分もラベルに表記してくれると飲む方も少しは
分り易いと思うのですけど(汗
故郷 福山でお世話になっているM酒店さんのPBで
M酒店の女将さん直筆の掛紙が華を添えています
正月や祝いの席で喜ばれそうですね♪
日本酒度などのスペックは一切 記載されていませんが
嘉美心さんのお酒 という事で特に気にしません(笑)
酵母に薫り系を使用されているせいか 鼻に通る時
ふくよかな なでしこの花の様な印象がしました
含みも女性の様な柔らかさで丸い「甘味」が好感持てる
全体的に優しい味わいです 後口も余韻短めですが
すっきり。端麗系 というには膨らみを幾分 感じ取れます
10度くらいの冷やでちびりと愉しまれたい方にお勧め
したいな…なんて そう言ってるうちにもう完売(笑)
またお取り寄せさせて貰います♪
ここの藤井社長とはお会いしたご縁柄もあり
応援したい銘柄です。
投稿者 wasabi-ya : 15:46 | コメント (2)
2008年11月07日
「純米酒」に拘る理由
「何故 日本酒は純米ばかりなのですか?」という
問い合わせを数件か頂きましたので…
特に拘っている訳ではないのですが(汗
ただ 日本の食材 和食と取り合わせて美味しかった
お酒が偶然に純米酒ばかりだったからです。
価値観の違いはありますが どうぞお許し下さい
逆に 私が持つ疑問なのですが 同じ清酒でも
「吟醸酒」「本醸造」「普通酒」「純米酒」と幾つも
呼び名があるのでしょうね?
表記による違いの詳細は敢えて ここでは割愛します。
私は“作り手”のプロではありませんので。
当店にご来店頂いた方には理解して頂けると思いますが
あくまで主観は「料理のパートナーたるべき酒」です
メニューにもしっかり記載しています
主役はやはり料理だと。そして引き立てるお酒
当然 趣向品ですから お客様がどう飲まれようと
お客様の自由ですし 店ではここに書いている様な事は
聞かれない限り 此方からは話す事はありません。
ただ お客様から御代を頂戴している以上 売り手の
現場としての商品知識は最低限 持っています
純米酒以外でも 数種類 本醸造酒や吟醸酒を
取り扱う事もあります。どれも自分で味を確かめ
お客様に勧める時の想像を膨らませながら購入します
蔵元交流会等に参加し 作り手の想いをしっかり聞き
現場に活かせれば と試行錯誤の日々ですが(^-^;)
昔 酒造界の上原浩 先生が昔 自身の著書に
「酒は純米 燗ならなお由(よし)」
と書かれていましたが 今になって些少ですが
言われる意味合いが理解出来る様になりました。
又 作り手の方とお会いする機会に恵まれる度
お酒に対しての“覇気”も感じさせて頂き そういう
部分もあって純米酒への特別な思いがあるのかも?
私は料理の世界でお世話になった人間なので料理同様
扱うお酒にも未熟ながら拘りたい気持ちがあります。
まだ若輩者ゆえ 見識にも限りはありますが簡単に
料理と取り合わせて美味しいお酒を定価供給出来れば
自分は偉そうにいう程 飲めるクチでは無いですが(笑)
そんな私もお客様に育てて頂き 今日があります
これからも厳しい 忌憚の無いご意見を拝借出来れば と
思います。
本日もお客様との出会いの感謝しながら…
「極上の純米酒ガイド」 上原浩 監修
投稿者 wasabi-ya : 02:25 | コメント (8)
2008年10月27日
大七 皆伝 表情豊かな清酒の顔
昨日 数人で「ある意味 交流会」の話をさせて頂きました
まあ こういう時 銘柄なんて特に選別もなく 目の前に
ある酒なら何でも!(笑)というのが普通のスタイルで
(最低限きちんとした酒揃えの店が前提の話ですが)
要は お酒が主役では無く 人が主役という事です
ただ 銘柄にはこだわりませんが どうでも良いような
提供の仕方はしません。昨日は清酒を燗、というパターン
でしたが 温度を5度上げ 10度上げ また10度下げ…
で「あ、この酒 これがベストかな?」みたいな会話を
交えながら で そこがどうだ!という訳でも無く(笑)
酒を扱う立場として“作り手”の思いだけはおろそかに
出来ない という潜在認識がおのずとそうさせるのか
ブラインドさながらのそれは 傍から見れば一種の試飲会
に見られても仕方無いですね (^-^;ゞ
昨日の銘柄の中でも一番 話に上がっていたのが…
福島県 大七酒造「大七 皆伝 純米吟醸」でした
日本酒度+1.0 酸度1.4 アルコール度数15~16
参照 http://www.daishichi.com/index.shtml
ちなみにこの「皆伝」 大親友であり20年来付き合いの
N君から三周年記念の折に頂きました。感謝!
今では「東北の雄」「生酛の大七」と唄われる程
清酒好きなら1回は耳にした事もある蔵元であり名称
250年の由緒ある蔵元ですが この大七の名を不動のもの
にしたのが先代 南部杜氏 伊藤氏だと思います
業界では知らぬ人はいない生酛造りの第一人者
まあ 難しい話はもういいとして(笑)
昔からこの銘柄 愛飲しているのですが ナッツの様な
やや控え目な熟成感 じわっと後からくる味の広がり…
ほのかに甘いリンゴの様な酸味を感じますが
冷や というよりは常温かぬる燗で映えるかな と
焼酎にも通じる事ですが 体全体で癒しを感じるなら
30度以上の「燗」を個人的にはお勧めしたいのが本音です
室温を20度~25度 と仮に想定した時 人間がアルコールを
摂取し易い温度が28度位から と自分は考えています
当然 外気が熱かったり また寒かったりすれば想定温度に
変化は出ますが。逆に言えば燗にして不味くなる酒 があると
したら それはちゃんとした工程を経ていない という事です
“醸造酒と”いう 原則を考えれば簡単な事ですが。
もう1つ言えば 酒が65度以上の温度を3分以上継続すると
アルコールが糖化作用を始め 気の抜けた 甘ったるい味に
なる という現象を来たします。私が「酒燗器」を嫌うのは
(当たり前ですけど)そういう所に所以します 気の抜けた
味醂を飲まれる方も居られますが これはもう中毒です(笑)
自分のフィールドなので細かく書きましたが 現実 お店で
お客様にこの様な説明する事はまずありません。
あくまで 趣向品なので 飲み方は人それぞれです
ただ 「思いっきりアツくして!」と言われた時だけ
「アルコール飛びますけど…いいですか?」とだけ確認します
で 心の中で密かに泣いています(笑)…まあ冗談で
お客様も 「これ位の温度で飲みたい」と思う反面 中々
そういう要求をし辛い と思うので燗を注文される時
「何度くらいがご希望ですか?」とお伺いする様心掛けています
銘柄選別に興味を持つのは誰しも偽らざる本音ですが
1つの銘柄でも温度帯で彩りある表情をもつ清酒の面白さ
それこそ私が思う「旨酒の世界を愉しむ」事だと思います
何か 話が途中から脱線した様な?(笑)
結構 量を飲んだ割に 朝は気持ちよく起きれましたo(^-^)o
激戦の疲れは年のせいか(笑)取れませんでしたが…
投稿者 wasabi-ya : 03:04 | コメント (6)
2008年10月25日
無ろ過 瓶囲い熟成 醴(れい)
ここ数日 涼しくなったかと思えば昨日は雨のせいも
あってか生ぬるい空気が。 単に忙しくてバタバタして
いるせいかもしれません(笑)
焼酎は体全体で湯割りを楽しめる季節…になる筈ですが
最近 清酒が多いせいか もっぱら本日も (^-^;)
先日「日本酒を楽しむ会」で棟梁様が持ち込まれた
なかなか 個性的で味わい深い銘柄です
大阪府 西條合資 「天のさけ 醴(れい)」
参照 http://www.sakehonpo.com/benry/asuka/asuka.html
純米生酛 瓶火入れ酒
日本酒度+7.0 酸度 2.1 アミノ酸度 1.7
酵母 協会7号泡あり 精米歩合60% 五百万石
西條さんの「天のさけ」の性質は飲んだ感じ 玄人向け
の銘柄が多いです 酸度が高く先に舌にくる独特な
味わい この銘柄も先ず 開栓して数日寝かせました
一口 含んだ瞬間 突き抜ける様な芳醇な薫り
例えれば(暴れる)という表現が似合うかもしれません。
ゆっくりと渦巻くように米の旨味を放出し 鈍くとろっと
消えていきます。「さらり」とは対極的で 食事と
合わせる というよりは食前の一杯 で楽しむ酒かな?
丁度 今日で寝かせて1週間 また飲んでみると…
幾分 穏やかになっていました。それだけ薫りも若干
控え目?になった様な印象です。
こちらの方が抵抗無く 飲めると思うのですが、開栓
仕立ての あの個性的な印象が不思議と頭から
離れません(笑) 薫りが控え目になった、と書きましたが
リンゴ香のような芳醇かつさっぱりと変化した様な
切れ味も幾分 鋭角になりまろやかに?
もう少し寝かせたら熟成感をもっと楽しめるかも!
今度 元気な時に ぬる燗も頂いてみたく思います(笑)
棟梁様 ありがとうございました!
投稿者 wasabi-ya : 15:40 | コメント (2)
2008年10月22日
而今 山田錦火入れ 純米吟醸
愛知で焼肉屋をされているSさんが息子さんと
来られ 粋なお土産も頂戴しました♪
何でも 朝4時起きでUSJも行かれていたとか!
で当店の後 京橋 京都各有名店も廻られて
いくと聞いてただただビックリでした(^-^;ゞ
ありがとうございました!でお疲れ様です(笑)
息子さん思いのパパ されてましたね♪
自分も見習う所 たくさんありました。
さてさて今月 最後の「清酒半額DAY」でしたが
知ってか 知らずか?清酒ONLYの常連様が集結(笑)
最後は試飲会状態になり…お酒繋がりのご縁の
妙を改めて認識する良い機会でした!
先週末の「日本酒の会」を過ぎ ラインナップも多少変更
した中 今日もお客様の一番人気だったのが…
三重県 木屋正酒造 「而今 山田錦 純吟」
山田錦100% 精米歩合50% 酵母 協会9号
日本酒度±0 酸度1.6 アミノ酸度1.4
以前 蔵元さんの紹介はしてますので 割愛します
正直 この「而今」の各銘柄は 多少物足らなさを感じて
いたのが正直な感想でした。透明感はありきも
香りや旨味の幅が狭い というか特徴に欠ける というか
自分好みでも無かった 観念のせいもありますが…
この「瓶火入れ 山田錦 純吟」はさらっとしていながら
特筆すべきは 最初に来る「薫り」でした。
特別な酵母で仕込んでいるのか?と見紛うくらい 甘い
柑橘系の様な芳しさ 柔らかい米の旨味に優しく覆う様に
バランス良く纏わり着いてきます。くどい甘味は全くなく
日本酒か?と思うくらい 口当りがさらっとしています
好みは人それぞれですが 最後にお相手をさせて頂いた
2人組の常連様は飲み慣れている強者で私もご教授
頂く事もしばしば…
その方々が「これの上も下も無い…本日の中で一番!」
と言われた時点で軍杯はあがり(汗
確かに 総合的にも素晴らしい銘柄でした!
「而今」にたいする考えを改め無ければ (^-^;ゞ
近年 薫り高い酵母を使用する純米銘柄は多いですが
ここまで芳しい銘柄は中々 ないですね…
自然と頭 半分で飲んでしまう事が多かった自分には
本日のお客様との試飲会?は勉強になりました。
清酒は冷やの時 燗の時 表情が変わる分 奥も深く
それだけにその概念も うーむ(汗
投稿者 wasabi-ya : 02:24 | コメント (4)
2008年10月16日
純米無濾過 雁木(がんぎ)ひとつ火
夕方 ふとした事でPCが不調になり 早く
片付けを終えて久しぶりに「分解作業」をしてました(笑)
やっと修復出来て…実に根気のいる作業で(-_-#)
万が一に備え サブノートを駆動させながらバックアップ
をこなし やっとこさ という深夜ながら涙モノです。
どうやら 政局が「解散総選挙」に向け始動したのか…
店の近所にそういう関係者の会館があり ここ何回か
食事会をして頂いているのですが そんな雰囲気が。
素人考えながら 今選挙してる場合なのかな?
土曜日の「ひやおろしイベント」のレジュメ作成の為
また寝不足な日々が続きますが 頑張ります♪
入荷して 暫く寝かせての紹介です(笑)
山口県 八百新酒造 「雁木 ひとつ火」
日本酒度+4.0 酸度1.9 使用酵母 協会9号
山田錦60%(麹) 五百万石58%(掛米)
酒造HP http://www.yaoshin.co.jp/
岩国市 錦帯橋近くの蔵元さんです
数年前 山田錦のひやおろしが美味しく その記憶で
今回 ひとつ火を購入しました。
生原酒を一度火入れして安定、和水(加水・割水)して
アルコール度を下げ飲み易くした生貯蔵酒。いわゆる
雁木の「和水・火入れ」バージョン。なので
一度火入れ→「ひとつ火」と命名されたそうです。
凝縮された感の有る 米の芳醇な香りが鼻にきます
さて一口…独特の香りが先に、コクを残しながらも
優しい口当りなんですが酸味が?ぺたっとした印象。
余韻も殆ど無くすっと消える…でも端麗では無い
不思議な印象で「燗にすると 膨らむかな?」と
43℃のぬる燗でちびりと やってみると、冷やの時に
感じた平坦な甘さがふわっと膨らんで柔らかい感じ
輪郭が捉え辛い ぼわっとした味わいが気になりますが
ぬる燗にした方が美味いな、と思いました
僅かながら 最後にひね香を感じた様な…
私自身の好みとしては 和水していない「純米原酒」の
方かな? 期待していた味わいとは少し違ってました
まあ 飲みやすさを考慮しての生原酒火入れ、和水だと
思いますが…いささか 口が肥えてきたのかも?
おすすめするなら ぬる燗でちびり、ですね!
ふと考えると 山口のお酒にはお世話になる事が多い
に関らず ここで紹介した銘柄はこれが始めて(^-^;ゞ
整理がなされてないですね~(汗
投稿者 wasabi-ya : 03:32 | コメント (2)
2008年10月08日
志太泉 純米吟醸山田錦
ここに紹介する日本酒、焼酎は基本的に
店でお勧めする銘柄の補足的な紹介を
兼ています。ご了承下さい
本日もお世話になっているOさんご夫婦が来られ
Oさんがお気に召された !(^^)! 静岡の銘酒
静岡県 志太泉酒造 「志太泉 純米吟醸19BY」
焼津酒米研究会 山田錦100%
精米歩合55% 静岡酵母NEW‐5 酸度1.3
アルコール15.8% 日本酒度+5.0
蔵元HP http://shidaizumi.com/
同じスペックで17BYを以前 頂いたんですが
少し硬めの印象を感じました しかし
年々 手直しされ 良化を慮るものがあります
カプロン酸系とは少し違う 柑橘系の瑞々しい香り
口に含んだ時の含み香もやや苦味は強調しながらも
全く嫌味は無く スキッとした切れ味です。
山田錦らしい その特徴を活かした作りに
資質の高さを感じます。ただ 取り合わす食材に
よって多少のイメージが変わりますね…
淡白な造りやあっさりした和え物などとは喧嘩せず
酒の旨味も充分 拾う事は出来るのですが
チーズを用いた料理や脂分の多い鰤や鮭のはらみ
が相手だと 妙に苦味が先走るイメージが(汗
ボディは中々の太さだ、と思っていたのですが…
燗にしても映えますが 私は常温(15度位?)で
ちびり とやるのが一番 良かったかな?
とろりとした感触がたまりませんでした。
平成6年~7年くらいに黒龍酒造から高橋杜氏を
迎え そこからこの「志太泉酒造」の酒の資質が
固まったかの様に感じます、私も丁度 それ位の
時期からこの蔵元さんの味が好みになりました
静岡の吟醸ブームの一角を担う印象は強いですが
この「山田錦」純吟原酒「八反錦」などにみられる
味わいの深さ、繊細さは特筆ものです。
清酒好きな方には是非 おすすめしたい銘柄です。
昨日 「ささき」にて特製の塩焼き、手羽先地鶏鍋
など 頂いてきました。
鶏がらスープ白坦と手羽先地鶏鍋
〆は中華面で! 出しの旨味が最高でした♪
他にも塩焼き各種 ハルビンキャベツ等…
焼酎を飲む間も無いくらいのご馳走!(笑)
また 次回が楽しみです…
投稿者 wasabi-ya : 23:39 | コメント (2)
2008年10月05日
奥能登の白菊 純米
能登 輪島市にて江戸時代末期から酒造りを
されている現在九代目杜氏さんの蔵の酒です
石川県 輪島市 白藤酒造店「白菊 純米」
山田錦 55% 五百万石 60%
アルコール分 15%~16% 日本酒度-3.0?
蔵元HP http://www.hakutousyuzou.jp/
廻船問屋時代の屋号「白壁屋」より白を、重陽の
節句にある「菊酒」より菊をいただき『白菊』と命名、
現在は全国の「白菊」と区別するために
『奥能登の白菊』という商標にしているそうです。
以前に頂いた事もあるフラッグシップ的 位置の
純米 吟醸も少し甘め強みな印象でしたが…
記憶では酒度±0.0 の割りにすっきりした
飲み口の純吟でした さて 純米の方は…
薫りは甘目を強調したかの様な芳醇さと
短く断ち切る様な清涼感が…
口に含んだ瞬間 上質な米の甘味が第一印象に
余韻は長く しっかりしています。 後口に
程よい酸味を感じる事が出来、北陸の清酒
らしいなあ…と 旨味の手応えを感じます
ボディが太いので 初心者の方には少し抵抗を
感じるかもしれませんね。また 食事と取り合わす
としても そうですね…懐石料理で喩えるなら
中盤の強肴のようなしっかり味付けされた料理
と逢わせる提供の仕方がベターかな?と
ぬる燗で頂いてみた感じ 上記の様な個性がより
強調されて 主張力を一層増しています
「ああ 上級者向けかも」 米の甘味と同時に
酸味も程よく感じ取る事が出来ます
そう言えば「山田錦」で仕込んだ とお伺いして
いましたが こういう山田錦の味わいもあるのか…
と新たな認識が出来ました どちらかと言えば
五百万石の特徴っぽいお酒です
能登はナマコの産地として有名で当然 クチコ等の
珍味も豊富なので そういう食材とあわせると
より 真価を体験出来そうな思いがしました。
雪降る 寒い夜 しっかりと着込んでこのわたを
アテでちびちびやりたい…そういう酒です
まだ この白藤さんの銘柄は経験が浅いので
機会が有れば別の銘柄も飲んでみたいですね。
当店で置くなら「純吟」の方かな?(笑)
色々な清酒を取り上げさせて頂いていますが
(まだまだ ネタは尽きませんが (^-^;) )
「こんなお酒 紹介して!」みたいなご意見が
あれば 是非 教えて下さいませ。
私自身 焼酎もそうなのですが各蔵元さんが
醸すお酒も当然 大切ですが 飲食店の立場で
「水」にも重きを考えています
まだまだ試行錯誤中ですが…
どんなに良い酒を仕入れる事が出来ても
管理や「その水」の知識如何で提供方法が変わり
また お客様に謝った伝え方をしてはいけないと…
ここ数年 数多のミネラル水が販売されていますが
同じ水でも色んな味わいがある事にビックリです
環境 体調の違いも左右しますが
本当に 奥が深いものだな…と思う今日この頃です
投稿者 wasabi-ya : 04:05 | コメント (5)
2008年10月04日
勧酒深山 純米
最近 福山へ帰省した際 立ち寄った酒屋で
興味があって購入した銘柄です
広島県 高橋酒造「勧酒 深山 純米」
高橋酒造参照HP (福山物産協会HP)
http://www.bingo-fukuyama.jp/HP/kigyou_detail_27.html
精米歩合60% 八反錦 日本酒度+7.0
アルコール度15.5
故郷 福山ICから182号線北に山野峡へ向かう道
に入るとすぐ、賀茂正宗の煙突が見えてきます。
ここ最近 辛口のお酒にこだわり続けて酒造りを
行っている蔵元さん という事
中国の詩人、千武陵の詩「勧酒」が名前の由来とか
~勧酒(酒を勧む) 干 武陵~
君に勧む金屈卮 満酌辞するを須いず
花発けば風雨多し 人生別離に足る
「辛口」のフレーズが売りらしいですが
先入観を入れず 冷やで頂いてみました。
こなれた 程よい酸味とすっと余韻の短い後口
私は「辛口」というより「芳醇」の方での印象が
強かった様な…全体的にすきっとした飲み口で
熟成感をしっかり感じとれます 芯は結構 太い。
43度位のぬる燗で頂いてみると八反錦毒独特の
甘味が際立ち また違う鄙びた味わいに
1升瓶で2,300円 でこのタイプは…
コストパフォーマンスは中々良いと思います
加茂谷の奥 深山(みやま)山系から湧き出る
醸造用の好適水を用い芳醇な熟成を目指す
そんな蔵元の姿勢が見えてくるお酒です。
そうそう…1日「日本酒の日」にちなんで
イベントで「清酒 全品半額」をしましたが
お客様のご要望の声が予想以上に多く
「また 是非やってくれ!!」との事でしたので
私は色々考えて 7日、14日、21日あと3回
各週火曜日に「清酒 半額!」を施行します。
ご予約優先ですので 万が一 お席が無かった
場合は本当に申し訳ありません。
私自身 まだお酒については知識不足で
皆様にご迷惑をお掛けしている不肖者ですが
清酒の良さを自分なりに お伝え出きれば…
和の食材と取り合わせた「食の楽しみ」
是非 この機会にご来店下さいませ。

山口 岩国からの栗
投稿者 wasabi-ya : 02:55 | コメント (2)
2008年09月29日
悦凱陣 純米 山田錦70%
このブログでも何回か「凱陣」の銘柄を取り上げさせて
貰っています。あるご縁があって…
今回 送って貰った希少な「凱陣」です

香川県 丸尾本店「悦 凱陣 山田錦」
参照HP http://www.osakeosake.com/2.gaizin/1.gaizin.html
写真を見て気付いた方も居られると思います
ラベルがありません。いわゆる「非売品」です
正確なスペックは多分…
阿州山田錦70%17BY 純米“火入れ”
アルコール度数18.0~19.0 日本酒度+10.0
酸度1.7 熊本酵母9号
清酒好きな方ならご存知 四国髄一の銘柄
どこかの雑誌で「ポスト十四代」とも(笑)
資質、中身共に全く別物ですが(-_-メ)
香川こんぴら山の麓にある蔵元。明治維新に関る
エピソードが豊富ですが それはさておき…
去年か?上記のスペック「山田錦」を購入した
記憶があり 山田錦銘柄はこれ以外に無い と
いう事です 今回 特別に蔵で火入れされたものを
運良く 手中にする事が出来ました
一言で表現するなら「濃醇旨口」
口に含んだ瞬間 暴れるような酸味と旨味が
ストレートにぶつかってきます。開栓し 空気に触れ
させて10日位おちつかせて飲むのが良いかも?
凱陣のどの銘柄でも「9号酵母」を使用した特色で
華やかなカプロン酸系の薫りがするのですが
17BYとあってか 幾分 控え目な感じでした
開栓した瞬間「ぽんッ!」と蓋が飛び 濃厚なガスが!
しっかり栓をしていないとまた外れそうです(笑)
個性が強い為 好き嫌いが分かれると思いますが
「強烈な個性」として捉えて頂けるなら…
常温で暫く熟成させてみて 味の変わり具合を
楽しんでみたいと思います
もうすぐ10月1日(日本酒の日)という事で関東を
中心に酒屋、飲食店が色々なイベントを催しますが
毎年の事ながら この丸尾さんは「冷やおろし」なる
ものは出荷されません。またこういう姿勢が個性的で
いいですね!
食事と取り合わせる酒か?と聞かれると正直 難しい
ですが個性的な味わいを求めるなら是非!!
ちなみにその10月1日「日本酒の日」にちなんで
当店も清酒全品半額!させて頂きます
・他サービス併用不可
・クレジットカード不可
当日 来られる方は来店時に「ブログ見た」と
店員にお伝え下さい!
投稿者 wasabi-ya : 03:12 | コメント (8)
2008年09月27日
拍樹子 純米吟醸
何銘柄を試飲した中で 気になって購入したのが
このお酒とのご縁でした
奈良県 長龍酒造「拍樹子(はくじゅし)」
原材料 アケボノ100% 自家培養酵母使用
精米歩合60% 日本酒度+1.0 酸度1.4
酒造HP http://www.koryonet.or.jp/chouryo.htm
会社は大阪 八尾にありますが 酒造場は奈良 広陵町
主力銘柄は「長龍」 以前頂いた事があります
で この「拍樹子」…
ネットで検索したのですが ヒットしない(笑)
情報が全く無いのです どこかのPBでしょうか?
あと1つの特異点は歴代の杜氏さんが南部流の方
現在 4代目が醸されてますが 岩手発祥の杜氏集団が
何故 奈良に定着したのか?非常に興味をそそります
世界酒類食品コンクール「モンドセレクション」において
1992年の初出品以来連続してゴールドメダルを受賞。
2002年にはクリスタル製のハイクオリティトロフィの授与に
続き、最高の栄誉である「グランドゴールドメダル」を受賞
した いわゆる名門なんですね。
「拍樹子」口当りが大変柔らかく根っからの純米酒、
といった印象です。燗にしてもべたつかず後口のキレが
すっと辛口にも似た感の有るおとなしい酒です
食中酒を意識して作られたのかな?
日本酒入門編の1本 としてお勧めかもです。
以前 長龍 純米(酒米は同じ岡山アケボノ使用)を
飲んだ時も似たような感想でした
個性的 という表現はほぼ当てはまらない
スリムなボディの銘柄。
また拍樹子シリーズで別の銘柄を見かけたら
飲み比べてみたいです
※検索で見つからない理由がやっと判りました(^-^;ゞ
裏に「趙州田僧問如何是 祖師西来意云州庭前 拍樹子」
これは江戸時代に渡来された黄檗隠元禅師の一文
銘柄の由来はここから来ているのですね…
で ○○屋主人之求書 と!
そういう事だったのか…(笑)
あの人 歴史文学にやたら精通してるからなあ…
投稿者 wasabi-ya : 00:15 | コメント (2)
2008年09月22日
而今 五百万石 特別純米
三重県名張市の伊賀盆地(奈良と県境)にある
年間120石の小さな蔵元さんが醸しています
三重県 木屋正酒造「而今(じこん) 特別純米」
酵母 9号 日本酒度+3 酸度1.7 五百万石60%精米
アルコール度数17~18度 無濾過生原酒・
酒造HP http://homepage1.nifty.com/kiyashow/
この蔵元さん あまり聞き慣れない方が多いと思いますので…
地元銘柄は「高砂」が主力。1818年創業以来の蔵元です
蔵の後継者大西唯克(かつよし)さん 1975年生まれ
上智大学理工学部創業後、乳業会社に就職、研究職に就く、
退社後東広島の醸造試験所にて酒造りを学ぶ。
蔵に戻り但馬杜氏さんの下で修行後、杜氏としてデビュー
で 自分の銘柄として醸したのが而今(じこん)
(じこん)は仏教の禅の教えであり、蔵の座敷にあった
掛け軸からインスピレーションを得て命名されました
最近 知名度がぐんぐん上がってきている銘柄です
薫りは常温、冷やでは本当控え目で燗にした方が
個性を感じやすい 純米らしい印象です
酸度は殆ど感じず 最後にふわっと被さる様な味わい
すっと消えていく短い余韻がまた何とも言えません
今年 初めてこの「9号酵母」を飲ませて貰ったのですが
控え目で 食中酒を意識した作りだと感じました
私の好みからいうと…? 難しいところです(笑)
また 同じ銘柄で違うスペックを飲ませて頂いて
でないと そう簡単に表現が出来ません
どこかの本で読んだ記憶では 蔵元さんが
「焼鳥に合う清酒です!」と言われていたが…
実際のところ どうなんでしょうね?
まだ 私の中にはこの蔵元さんの知識は足らない様で(汗
先日 同じ三重から元坂酒造さんを招いて交流会を
させて頂く機会がありましたが 三重には自分の知らない
美味しい清酒がまだまだ あるなあ…と (^-^;ゞ
投稿者 wasabi-ya : 15:41 | コメント (2)
2008年09月14日
蔵元交流会 (宮城県 金の井酒造編)
昨日 少しだけ仕事を早く終わらせて土佐堀の
割烹「このは」さんへ…
宮城から金の井酒造の三浦社長さんが来られて
いるので御一緒しましょう!とお誘いがあり
当然 綿屋ファンの私は行って参りました(笑)

物静かな 学者肌を感じさせる御仁です



とれとれ鰯との相性も♪


「綿屋」に対するアツい想いをアテに(贅沢な)
料理と清酒の相性にたいする自分の考えを
真摯に聞いて下さり 一層 このお酒に対する
考えが深まった…そんな会でした!
(会と言っても 非公開なんですが 汗)
酒のせいか 写真が皆ぶれてますが(笑)
紹介頂いた○本さんに本当 感謝です!

大将、女将さん ありがとうございました!
宮城県 金の井酒造 HP
http://www.kizawa-hp.com/kurafiles/wataya.html
投稿者 wasabi-ya : 03:03 | コメント (0)
2008年08月07日
「辛口のお酒」を冷やで
頂戴!とのご要望はほぼ毎日の様に承ります。
でこの時 何時も私は2つの選択肢を考えます…
①飲み口が甘ったるく感じないすっきりした味わいの酒
②後口がさっぱりとした軽やかな味わいの酒
どちらかなんだろうな…と
当店は 意図的に「吟醸酒」「本醸造酒」を置いていません
自分の好きな蔵元さんが年に何回か限定で出荷される
特定の数銘柄を除いては。
清酒も趣向品ですから好みは様々です
ただ…常連様の7割以上が銘柄を自分任せにされるので
勧める方も責任重大です (^-^;ゞ
1つの銘柄でも冷たくして、常温で、ぬる燗で、熱めで…
と温度によって様々な味の違いを表現します
先ず 生産地の風土、気候や蔵元さん各々の個性、で
山田錦や出羽燦々や雄町 五百万石など使用する酒米に
よっても性質が変わりますし生詰めか火入れか ましてや
新酒や熟成酒と一般の方は恐らく理解出来ない事が
多々あると思います。自分も未だにそうですから(汗
で 上記の様な要望を頂いた時 そんなうんちく抜きで
その相手の方に「これなら美味しく飲んで貰えるかな?」と
在庫から餞別し 提供するわけです。
メニューには簡素ながらそれぞれの銘柄の説明、特性を
書いてますが 分り辛いと思います
実際 飲んでみなければ味が分らないですからね(笑)
近年 上の項目①で私がお客様に一押しするのが
静岡県 富士高砂酒造 「高砂 辛口純米」
もう常連様には馴染みの酒になりました
そして 上記の項目②の観点でお勧めするのは
三重県 元坂酒造 「酒屋 八兵衛 山廃純米」
今年の春に当店で蔵元交流会がありました
当然 他にもお勧めはありますが その時の状況で
判断し 提供する様心がけています
自身が酒屋に行き 試行錯誤しながら現場を思い浮かべ
「あの人にこれを飲んでもらいたいな…」と購入するのですが
もっと効率的にお客様に特徴を掴んで貰えるように
なるには もう少し時間がかかりそうです
私が「食中酒」の主力としてそろえる純米、純米吟醸酒は
醸造アルコールを添加していない為 日本酒度が数値的に
高くても 必ず後口に米本来の甘味を感じます
昔 大手酒造が利益優先で質の低い酒を大量生産していた
時期が長く続き その甘ったるいべしゃっとした舌感を
嫌う方々が自然に「辛口を」と言われているのかな と?
まだまだ 私も勉強中の身ですが 自分なりに体験した
清酒(日本酒という呼称は焼酎他も指す)の素晴らしさを
しっかりお客様にお伝え出来れば…
父の故郷 山形県 朝日川酒造「山吹極(やまぶき)」
芯の確かな 清酒の醍醐味を味わえます
投稿者 wasabi-ya : 05:22 | コメント (10)
2008年07月31日
アツい いや暑い…(T_T)
7月も終わりの頃 益々暑さを感じる今日この頃です
流石に 当店でもこの時期は清酒を飲まれる方は
少なく もっぱらビールか焼酎ロックか(笑)
裏メニューで「冷やした前割り焼酎」なんてのも
あったりするのですが まだ認識が…
蒸留酒で広く考えると 芋酎に比べ 口当りの軽い
麦酎のロックか炭酸割りなんかは…と思いますが
お客様はもっぱら「すっきりとした芋酎のロック!」
と所望される事が多いです
まあ 飲む本人の好みなので (^-^;ゞ
最近 もっぱらビールを飲む事が減った私は
最初の1杯に前割り焼酎(か麦の濃い目水割り)を
炭酸割りにして頂く事が多いです
これがまた!? 不思議と病み付きになって(笑)
本当にバリエーションが広い飲み方が楽しめます
皆様も是非 お試しを!
10月くらいになれば この暑さも落ち着いて
清酒も「冷やおろし」が出てくる楽しみな季節です
今日は珍しく愛媛産の地うにが手に入ったので
「綿屋 美山錦 純米酒」と
愛媛県産の地うには年何回かしか遭遇しません
瓶火入れですが旨味と酸味のバランス良し
最近の自分のお気に入りです♪
先日 お尋ねした焼酎「雄山一」の件で何名かの方から
情報を頂く事が出来ました。感謝致します m(_)m
お酒繋がりのご縁…本当に素晴らしいですね!
さあ もうすぐ…
投稿者 wasabi-ya : 04:41 | コメント (2)
2008年03月23日
素晴らしき酒との出会い ②「丸尾本店 悦 凱陣」
蔵元さんとはご縁があって
誕生日のお祝いに送って頂いた大好きな酒です
香川県 丸尾本店 「悦 凱陣」山廃無ろか 生
赤磐雄町 手造り純米酒 19BY
アルコール分 18.5度 日本酒度 +7.0
酸度 2.20 精米歩合 68%
当店でも常時 置いてある銘柄ですので 名前を
知っておられるお客様も多いかと存じます
口に含んだ瞬間 ふわっと甘味と微量ながら炭酸の様な
ぴりぴり感がダイレクトに!今までの凱陣の酒とは
また少し違う 独特の風味と味わいです
赤磐雄町を山廃で仕込む事でこの山廃純米特有の
仕上がりになるのでしょうか?
とろ~りとした 濃醇な旨味と、バランスが整った
膨らみのある懐の深い味わいが第一印象です。
ツウ好みの味と表現して良いのか… 香りはくゆらせた
瞬間 ふっと感じられますが あくまで控え目
フルボディ感覚の風味 味わいが強調されています
これと取り合わすなら…チーズをたっぷり使ったグラタン、
真だらの黄金焼き(黄身マヨネーズを仕上げに掛ける焼物)、
地鶏のタレ焼きあたりが相性が良いでしょうか?
それ位 個性的な酒 という事です。
こういう純米酒もあるのだ…とつくづく感心させられました。
このお酒に巡りあうご縁を頂いた丸尾本店のK様に 感謝!
また同時に19BY 「純米大吟醸 悦 凱陣 燕石」
と板粕、山田錦精米70%生米も送って頂きました。
次回 コメントさせて貰いたいと思っています!
投稿者 wasabi-ya : 10:26 | コメント (2)
2008年03月21日
素晴らしき酒との出会い ①朝日川酒造「山吹 極」
私の父の生家は山形の話は以前 しましたが…
そのご縁繋がりで素晴らしい蔵元様との出会いが
山形県 朝日川酒造 「山吹 極」600kg仕込み
亀の尾 純米吟醸 無濾過原酒 18BY
アルコール分 17.4度 日本酒度 +6.0
酸度 1.25 精米歩合 50%
このお酒は地元の山形県の河北町産の亀の尾を使用、
食中酒をイメージして仕込まれた銘柄だそうです。
飲んで率直に原酒らしいしっかりしたボディを感じました。
香りは控え目で「香りより風味と味わい」の印象が
亀の尾独特の甘味が口の中で広がった後 垂直に
ふっと消える様な余韻が「ああ…純米らしい」 と
最後の方で辛口独特の切れ味と 同時に米の旨味を
堪能出来ます。
ぬる燗にするとより一層 じわっとした旨味が
いたずら心に 常温で氷を2~3個入れ 溶けかけの所を
飲んでみましたが芯がしっかりしているせいか
薄まった感は無く これも楽しく飲めました。
華やかな香りとスッキリ感を希望する方より
重厚感で飲み応えのある酒を希望する方へ
おすすめでしょうか
個人的には 冷やしたこの「山吹 極」と今の季節なら
白甘鯛を味噌漬けにせず 薄めの塩でさっと焼いたものを
取り合わせてみたいかな…と
「純米吟醸」と表記されていますが「香りより風味」の
印象を強く感じた事もあり純米らしい酒だと思います
蔵元様からも頂いた手紙には「亀の尾という米は上槽して
すぐには 味のりしない米で 適熟期間を経ると 他の酒米
には無い味の 奥行きと風味が出てくる様に感じる」
と書かれていました。
今 私が頂いているのは18BY 丁度寝かせてから
1年半~2年 経って
一番良い時を頂戴しているのでは無いでしょうか
このお酒に巡りあうご縁を頂いた
朝日川酒造のⅠ様に 本当 感謝です!
また同時に19BY 仕込み20号の「純米吟醸 無濾過
生原酒」 と練粕、板粕も送って頂きました。
このお酒についてのコメントもさせて貰いたいと思っています
投稿者 wasabi-ya : 06:52 | コメント (8)
2007年10月03日
季節柄 日本酒は燗の季節ですね~
連日 睡眠不足だったので昼過ぎまでゆっくり休み、
少し元気になったので予定の銘柄を確認しに
酒屋さんへ行っていました(というか話しに…)
関西の酒屋さん廻りはずっと続けていますが、色々な
情報を得られる、と言う事とコミュニケーション取りには
もってこいなので、よほど遠方で無い限り、配達ではなく
自分で購入する様にしています。
ウチの常連様のニーズにも迅速に応対出来ますしね
なので飲み物メニューの入れ替わりの激しさには
お客様もビックリされています。
当然 「隠れ銘柄」を楽しみにされている方も
日本酒のメニュー替りは特に激しいですが その中で
常連様に愛飲されており、最長人気を持つ
滋賀県 喜多酒造 「喜楽長 超辛口 純米吟醸」
久々に日本酒の登場です
以前 「出品酒 大吟醸」を紹介した事がありますが
1年を通じて冷や、燗共に人気なのはこちらの方
私のポリシーとして「酒は純米」なので超辛口 とは
言っても 多少 米の甘味は伝わってきます
冷やでは透明感な飲み口ながらしっかりと麹の旨味が
燗(40~45度)にしてもキュッと締まり 体にも優しい味わい
一般の方は日本酒というと(甘ったるい)とか
(酔っ払う)とか(体に悪い)とか様々な風評をお持ちですが
きちんと管理された美味しい日本酒はそのどれにも
あてはまりません。ただ飲み過ぎるとイケませんが(笑
料理との相性を模索し続け、色々な「ご縁」「出会い」の酒と
めぐり合いましたが、未だ知らない酒も多種あります。
個人として「日本酒と和食の取り合わせ」にはこだわります。
当然 焼酎も好きです
日本酒、焼酎の対してのこだわりは認知して頂いてますが
お客様のニーズも受け入れて 最近はワインの勉強もしています
より お客様に愛される店作りを目指して…
予定に 17日(水) 日本名門酒会 開催の「大試飲会」に
勉強しに(単に酔っ払いに?)行って来ます。
去年のこの会でも色々勉強になったので…
夏にあった「焼酎でっせ」には所用があり参加出来なかった
のが残念でなりません。
2007年09月19日
大切な時の(お酒)って…??難しい こんな時は「九平次」!!
うちを御贔屓にして貰っているTさんが昨日 店に来られて
食事の途中に いきなり…
T 「大将 僕、今度の日曜日に彼女の親に会いにいくんすよ」
私 「ええっっっ!!! (@_@! いよいよ? おめでとうじゃん!!」
T 「今ん所 反対されてるんですけどねえ、その会いに行く時に
親御さん ぽん酒(日本酒)が好きだっていう事なんで
何か酒 持って行こうと思ってるんだけど 大将にお任せで
選んでもらおうかな、と お願いします。」
私 「……責任重大ぢゃん!? (俺も片棒担がされるって事か)
んんん… ようし、任せといて !!!!!! (^O^)/」
Tと彼女 「ありがとうございま~っす!!」
私 「んで 親御さんはどんな酒をいつも飲んでるの?」
彼女「大体 辛口かな… まあ、何でも良いと思いますよ」
いや、“何でも”って… (-_-メ)
焼酎なら ぶっちゃけ「森伊蔵」で決まりなんだけど…
味 如何じゃなく ブランド力は周知の如くだから
(森さん ゴメンナサイ)
ともかく しかし、日本酒は難しい…
まあ 変な酒はセレクトはしないとしても、Tさんと付き合い
は長いとしても 自分のセンスも問われるからな…
冷蔵貯蔵するかしないかで味わいが変わる事もあるし、
純米系では開栓するタイミングで美味くもなるしその逆も…
家で飲む位なら1升瓶より4合瓶の方がベターなんだけど
高い酒が美味いばかりじゃないしなあ~~
とうだうだ考えても仕方無いので
今まで飲んだ中から値段も考慮しセレクトしました
愛知県 萬乗醸造 「醸し人 九平次」大吟醸
これも日本料理に最高の一本です
正直 悩みました…この「九平次」シリーズの中で
自分が感動したのが「九平次 純米大吟醸 別誂」35%
だったので…しかしこちら値段は1升7,350円 (!!)
せいぜい出せても1升5,000円までですよね (^-^;)
Tさんの懐事情も考えてこちら大吟醸にしました。
とはいえ、この酒もなかなか良い味わいを醸しています。
「九平次」が世に出たのは平成9年と月日は浅いですが
若い15代目蔵元と佐藤杜氏の評価はピカ一。
長野の名水を山田錦で仕込んだその一滴は透明感が
ありながらしっかり麹の美味さを堪能させてくれます
無濾過、割水無で40%精米の大吟醸が税込みで5,000円
というのも(一般の方にはチト難しいか?)納得
やや辛口な味わい、酸度とのバランスが絶妙なので
淡白な造りのみでなく、くせのある食材にも相性良し
これならTさんも Aちゃんの親御さんも喜んでくれるかな…
個人的に「鷹勇 吟麗」が同じ位の値段だったら
迷わず 選んでいたのに なあ~~
とまた営業中のひとコマでした。
TさんとAちゃんに幸あれ!!!
また みんなでカラオケ大会 しようね~(笑)
2007年09月06日
創業から~定価で旨い酒を~の理念「義侠」
創業は江戸中期の老舗蔵
明治の酒価格高騰時にも小売屋との契約を守り
高い品質の酒を提供し続けた、という秀逸なエピソードを
聞いた事があります
骨太な味わいを守り続ける愛知の銘酒
山忠本家 醸 「義侠」

当店で現在 使用しているのは精米50%純米大吟醸750k仕込み
昔 開店祝いに、と精米30%「妙」を購入し
その味わいの凄さにビックリした記憶があります
その評価の割には特約店は少なく、
よほどのツウな方で無いと知らないと思われます
純米大吟醸のつくりでも“麹”がしっかり効いているので
華やかながらも程よい酸味を味わえるのが特徴かと
近年では すっきり辛口ブーム?なのか 後に残らない
飲み易い辛口のお酒を注文されるお客様が増えましたが
しっかり熟成させた、コシのある味わいこそが地酒の
醍醐味だと、そう思います
日本酒らしい地酒を
投稿者 たけ : 15:25 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月03日
これぞ至高の酒 「鷹勇 吟麗」純米大吟醸
▽▽ブログ村「焼酎、泡盛ランキングBEST③ランクイン達成!!!▽▽
ランキング(ぽちっ)として頂いた方々 ありがとうございます。
これからも皆様に楽しんで頂けるブログ作りに精進致します
また辛口コメントも遠慮なく おっしゃってくださいませ。
これからも~~ヨロシクです~~ (^。^)/~~
1,2位「焼酎王」さんと「まさるや」さんは流石 常連さんだけあって
手ごわいですが 頑張りますので 応援宜しくです
鶴川の「まさるや」さんにはお伺いした事はないですが
私がお世話になっている(のれんも画いて頂いた)○○屋とは
旧知の仲なので これも一種の(代理戦争???) な~~んて
社長 これも愛嬌です…(笑)
皆様 下の(焼酎、泡盛)ぽちっと頼みます!!!
さてそれはそうと…
記念に極上の旨酒の紹介です
鳥取県 大谷酒造 「鷹勇 純米大吟醸 吟麗」
以前 ここで紹介した(男の酒)鷹勇の最上級酒です
日本でもカリスマ的杜氏 と評判の高い 坂本 俊氏が醸す
数年に一回 出荷があるかないか?の希少物。
もろみを袋吊りにして自然に滴り落ちる部分だけを
集約した逸品、袋を絞らず 時間をかけて抽出する為
雑味が全く無く これぞ(水の如し)!!
しかし 水の様でありながら味わいはかなりしっかりした
骨格を持っています。
これ以上無いと言える重厚かつ滑らかな喉越し
大谷酒造は初代から「きめ細やかで爽やかな辛口の酒」
では定評があります
出雲杜氏が醸す山陰の隠れた銘酒
「鷹勇 辛口純米」と同じく三井さんとの出会いで
この「吟麗」にも出会う事が出来ました。 感謝
しかしながら 現在 売り切れ状態です
また近々 入荷次第 皆様の卓上に…
ホント 素晴らしい(旨酒)です
投稿者 たけ : 00:05 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月02日
近日 入荷です 「十四代 羽州誉」純米吟醸
今更でも無く 日本酒と言えば「十四代」と思い浮かべると思います
ただ…中々仕入先が無く苦労されている方も多いと…
関西(だけじゃないでしょうが)一円はこの高木酒造さんとの
特約店が殆ど無く あってもそこで店頭販売される事は
まあ ないですね っていうか見たことありません (-_-#)ハァ…
個人としては(何も十四代じゃなくていいでしょうがっ!!)と
声を大にして叫びたいんですが、
どうも お客様は(全く)違うみたいです
「御代は文句言わんから十四代飲ませてくれえ~~っ!」と
多数のご要望に応えるべく 日々奔走です
私の少ない情報源の中からこの十四代シリーズの新種が
数種 販売される(!?)との事で…やっと確保出来ました(汗
山形 高木酒造 醸 「十四代 羽州誉 純米吟醸」

近日 入荷の予定です。
当店ではこのシリーズでは「本丸 秘伝返し」「龍の落とし子」が
主力商品ですが 何れも直に売り切れてしまうので
…… 裏メニューにしたろ ヒヒヒ…… Ψ(`∀´)Ψ
とか意地悪を考えていますが、 どうせすぐに嗅ぎ着かれて
しまうんだろうな (T_T) トホホ…
兎に角も 味の方についてははまた後日 ご報告です
無理な思いながら 高木さんとの特約店が増える事を
関東以北の方はうらやましー な っと
2007年08月27日
濃厚な旨味が…「土佐しらぎく大吟醸無濾過」
BY18製の 新種鑑評会酒です
仙頭酒造場 「土佐 しらぎく 大吟醸 無濾過 出品十八号」
(長い名前です)
兵庫県産の山田錦 精米歩合40%
まさに大吟醸 フルスペックですね。
それでいて無濾過のせいか 濃厚な喉越し…
香りも華やかでそれでいて重厚
アミノ酸度 1.0の表示ですが 飲み口として
それ以上の酸味が伝わってきました。
食中酒にあうかな…とも思いますが、どっちかと言えば
あぶったエイのひれなんかとちびちびやるのがベストですね。
「しらぎく」の銘柄は久しぶりに口にしましたが
流石 土佐の酒らしく米の旨味と酸味のバランスがとれた
感じがしました。
しか~し 速攻で品切れ… (x_x;)
明日 また仕入れてきます
投稿者 たけ : 01:31 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月21日
故郷の地酒です 天寶一(てんほういち)
さて 久しぶりに地酒の紹介です。
最近 このブログを閲覧されてその感想のメールを
少しながら頂ける様になりました。
店で実際に提供している商品を中心に紹介しているので
「こんな酒 (#^_^#) どお~??」 みたいな
ご意見も 喜んでお待ちしています
広島県は福山市(旧 神辺市) 天寶一酒造

我が故郷が誇る地酒です
とノーガキたれてますが 出会いは最近 10年前くらい
地元の酒屋さんで発見したのがご縁の始まりです
それからは帰郷のつど 数種 購入して 店で提供…と
いう手順です。
以前 蔵元に見学をお願いしたら「4月以降でしたらOKですよ」
との事でした
実は… 実家から車で10分の近い蔵だったんです(?!)
また近い折 お邪魔しに行きま~っす。 (^o^)>
広島の地酒 と言えば皆様「雨後の月」を言われますが、
この「天寶一」もまた違った味わいを魅せる逸品
広島の酒は総的に甘い 、という苦言を頂きますが
麹の味わい 酸味との絶妙なバランスは個人的に
「日本酒好き」にはおすすめかと思います
このブログを見てしまった方は是非!! ご賞味下さいな
ただ…売切れの際はご勘弁を
写真の銘柄だけで無く
「辛口 大吟醸」「無濾過」「特別純米」など数種
ございます
さりげなく 故郷愛を演出してみました
2007年08月13日
正に「男の酒」大谷杜氏の醸す“鷹勇”
この酒と初めて出会ったのは丁度1年前位だったでしょうか…
日本料理と地酒の相性を模索している最中でした
とある酒屋のおやっさんが「これはいいよ~」と
進められた銘柄が「鷹勇」 辛口(日本酒度は9.5)
「蔵に無理言ってこの酒度で仕込んでもらったんや、
和食、特に白身の魚には相うと思うよ」
試飲させて貰って(ああ…いい酒だなあ)と第一印象 \(`0´)/
その時からずっと店で活躍しています
上原 浩 先生が一押しする理由も納得です
この酒との出会いを頂いた三井さん 感謝です
この酒との出会いが私の日本酒に対する考えを
少し変えてくれた様な気がします。
「酒は純米 燗ならなお良し」
この境地にいつ辿り付けるかは分りませんが
これからも「素晴らしい日本の酒」を求め続けます
勿論 和食との相性を考慮して
2007年08月12日
四国出身への方へ…金平山の蔵が醸す「凱陣」
当店は(造り)で御定評頂いているせいか、
やはり地酒の散取り合わせは貴重な位置付けにあります
フレンチとワインの取り合わせ以上に難しいですね
舌に自信のある年輩の方々が多く
また個人の好みも十人十色なので尚更…
お客様が地酒を選ばれる時の基準のひとつに、
自分の生まれ育った処の酒を…というご要望があります
最近、四国の方がそういう注文をされる事が多いので
「金平山」の純米酒 ありますよ」と勧める銘柄のひとつが
悦 凱陣 無濾過 純米吟醸 です
どちらかと言えば 個性的な味わいで玄人向きなので
とりあえずショット(90cc)で試飲して頂いています
「へ~~?? こんな酒 あるんだね~~」 と
感慨深く一献
四国は讃岐金平山の東にある由緒ある小蔵 丸尾本店。
幕末には志士 高杉晋作や桂小五郎が酒蔵に潜伏していた謂れも
この時期は天領で情報収集の要の地としても恰好の地だったのでしょうね
以前「美味しんぼ」にも掲載されていた記憶があります
四国の山田錦を用いた造りのしっかりした酒
皆さんも是非 お試し下さい
幻の純米酒「やどりぎ」
日本酒通の方もあまり聞いた事が無い銘柄だと思います
清酒 や ど り ぎ 純米吟醸酒
「英勲」を醸す名蔵 斉藤酒造さんのPB(プライベートブランド)です
表記は「純米吟醸」ですが、精米歩合は45%(純米大吟醸)。
しかし蔵のこだわりが「純米吟醸」にしている といった恐るべき逸品
幻の酒造好適米(祝)を復活させ、伏見の白菊水で造る吟醸酒
杜氏が「無圧しぼり」等造り方にこだわった銘柄だけに
吟醸香もさる事ながら、麹の旨味がしっかりと伝わってきます
ぐびぐびとは飲めない いや、あだや疎かには扱えない
正に至高の逸品
決して過大評価ではありません
日本料理 とくに造りの白身魚には相性抜群と思います
日本生まれの私には日本古来の食材と純米酒の相性は
理屈以前 体感的に不思議な親近感を覚えます
あまり世間に知られたくない そんなお酒です
2007年08月11日
透明な飲み口 福井の銘酒
何か焼酎の事ばかりで
「ここは焼酎専門か!??」とツッコミの嵐が吹く前に
当然、自慢の地酒もご紹介です。
越前 旬純米大吟醸
梵(ぼん) 艶
加藤 吉平商店
由緒ある蔵が醸す逸品です
瓶の色は淡いベネチアンブルー …舌かみそうになりました。
最初からスキッとした舌触りとほのかな米の甘味が
特徴の飲みやすい部類の酒ですね。
購入した酒販店曰く「あまり入荷がないんですよ」って
へーそうなんだ… o(^-^)o ありがとございまーっす
んで 山田錦らしい麹の香りもしっかり伝わります
ぬる燗もやってみましたが、甘味が倍増しますね。
やっぱり 冷酒向きなのかな?
また酒好きなお客様にすすめよっと
しかし「黒龍」といい「花垣」といい、福井はホント酒どころですね
五百万石で仕込んだ「梵」も飲んでみたいな。
