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2009年05月04日
言葉の難しさ(酒燗器)
ここでは冷や 燗について私なりの所見を述べる
つもりでしたが たまに言われるある事について。
「そんな丁寧にお燗せんと 酒燗器かレンジかで
さっと燗したらよろしいやん。」
私の店では“ちろり”という専用の容器で清酒を
燗付けして提供しています。常連様でそれぞれの
好みの温度帯があれば それに応じて。
どんなに忙しくなっても“酒燗器”は使う事はないでしょ
15年前 使っていたので やり方は知ってますが(笑)
個人的には ああいう文明の利器こそせっかくの清酒が
持つ美味しさを台無しにするものだと思います
まあ 時代の流れもあり頑なに考えを貫く事も無いので
暇な時 電子レンジで上手く調整しながら理想に近い
温度で提供出来るよう 実験してます(笑)
「何故 酒燗器じゃ 駄目なんですか?」良い質問ですが
ここで詳細を書くと長くなるので 何れ気が向いたら…
私のブログを読まれている方はすぐ気づかれると思いますが
清酒の温度帯が65度以上の状態で3分 それより長く
なると自然に“糖化作用”を始め 清酒本来の美味さである
“酸味”“酵味”そういった主成分達が衰退し始め…
高温処理し提供する清酒は私の中では
“清酒風自然みりん”と呼んで心で泣きながら提供します
勿論 現場ではそんな事 億尾にも出しません
基本 お客様の要望に応えるのが商売ですから。
実は 酒燗器…しかも立派なの持っているんですね(笑)
私が立ち上げの時 お祝いに頂いたものですが
今でも大切に 倉庫の奥で寝ています。
余談ですが 冬の時期 “ふぐのひれ酒”が愛飲されますが
ここだけの話 私の店では“マッチ”なるものを常備しません
熱々のひれ酒の蓋を開け マッチを擦って着火させ
アルコールを飛ばす その行動が良く理解出来ないのです
本来 ひれ酒の美味さ とはとらふぐのひれの香ばしさ
そして肝心の清酒の美味さとのコラボレーションだと
人並みにしか飲めない私なりの見解です
純米酒を普通にひれ酒に用いてお客様によくビックリ
されますが 熱々にしてわざと清酒の旨味を損なわなくても
美味しいひれ酒を提供する方法は可能です
その手間隙をかけるかどうかは提供する側次第ですけど
つらつらと書いてしまいましたが その様な事情で
ああいう風に ちまちまと 温度計とにらめっこしながら
燗を提供しています お言葉 ありがたいですが
あれを料理 に例えたらそう不思議には思わないでしょ
同じ代金を頂くにしても 美味しく飲んで貰えたらなあ と
いうおせっかいみたいなもの 付録だとご了承下さい♪
次に書くだろう(冷や 燗)についての話と連携して
考えて貰えたら少しはご理解頂けると思います
投稿者 wasabi-ya : 2009年05月04日 00:22
コメント
投稿者 むしゃ : 2009年05月04日 11:14
投稿者 たけ : 2009年05月04日 23:24