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2009年03月09日
無我の境地
皆さんは「無我の境地」という体験をされた事が
あるでしょうか?言葉だけは知っている方は多い
と思います
私が修行していた平成の始め頃 世間は好景気
料理業界も空前の「外食ブーム」でそれはもう
常人が到底 考えられないような忙しさでした
壮絶な労働時間 で中身は決して希薄では無く
それこそ 一般人ならすぐに逃げ出してしまう
精神的にも 肉体的にも極限まで研ぎ澄まされた
状態が絶えず続く中…
私も記憶では二度 三度 無我の境地(と思う)
に彷徨った…いやふっと辿り着いた というか
頭は真っ白 自分が何をしているのか 何者なのか
ヒトとしての感覚が全くといって無くなっています
だが すさまじい速さで黙々と仕事を…
それはもう 誰にも止められない程だったとか
後に一緒に仕事した皆から聞いて知りました
何と無く その時の風景は覚えています
遠く何処かから見ていた様な そんな感じで
あれは… 何と言って良いのか 表現は難しいですが
ヒトではない 獣 いや修羅の感覚だったかな…
あれから後 色々な修羅場を体験しましたが
同じ様な「無我の境地」の経験は記憶にありません
「火事場の馬鹿力」という諺がありますが
まさに そんなものなんでしょうね
自分でも信じられない未知の力を引き出す境地
自分の意思で自由に操れたら と思います
あの頃の壮絶な体験は 今では良き思い出
今のしんどい と思う事など赤子のようなものです
関西で一番繁盛した舞台の第一線で活躍出来た事
記憶は薄れて行っても 数字や軌跡は明確に刻まれ
体が業がしっかりそれを憶えています
つまらない理屈は全く必要なかった 実力の世界
そう思えば 本当につまらなくなったなあ…と
相対した それだけで背筋の凍るような そんな
職人とまた対峙してみたい…
まだ 自分にも“修羅”は棲んでいるのかなあ?
もう1回 見て見たいものです
こちらも初漁で そろそろ献立にも!
投稿者 wasabi-ya : 2009年03月09日 06:24
コメント
投稿者 saladman : 2009年03月08日 07:51
投稿者 You : 2009年03月08日 09:28
投稿者 たけ : 2009年03月10日 01:15
投稿者 たけ : 2009年03月10日 01:19